2009/07/28
『自衛隊の情報戦』(塚本勝一)
*********************************************** 『自衛隊の情報戦』(塚本勝一) ●平時と有事の限界ははっきりしないから、 官僚統制の状態はずるずると有事にまで及ぶ危険性がある。 *********************************************** 「平時」とは、平和の時のことですよね。 「有事」というのは、何があるのでしょう。戦争ですよね。 毎日が、緊急事態、といったところでしょうか。 その、平時と有事の限界ははっきりしない、 と書いてあります。 極端な話、北朝鮮のミサイルが東京に打ち込まれたとして、 もちろん日本中がひっくり返るような大騒ぎになるでしょう。 しかし、 それにもかかわらず、例えば愛媛県の山のふもとにある村では、 毎日の平和な営みが続けられていることでしょう。 普段交わされている家族の会話も、 いきなり「有事モード」になりはしないでしょう。 「平時」と「有事」を比較する時、 「有事」の方が強そうな響きがあります。 平時なんか、いつでも吹き飛ばしてやるぞ、という・・・ 『北風と太陽』に出てくる「北風」さながらの、「息巻く有事」がいそうです。 ところが、本当は平時の方がずっと強いのです。 繰り返される日常は、生きていく為に欠かせぬ生活行動の集積です。 毎日繰り返される習慣は、 北朝鮮のミサイルですらも、簡単に打ち砕くことはできません。 「平時と有事の限界ははっきりしない」 というのは、そうした平時の頑固さを表している様に思いました。 .


