2009/04/09
<メルマガ配信 都の西北/山梨甲府から> 第64話 学歴の考え方,昔と今
愛読者各位 引き続きのご愛読,ありがとうございます. 都の西北/山梨甲府からです. あっという間に新年度になりましたが, 景気が悪いのは相変わらず,株価は戻りつつありますが, それでも1年前の水準には遠く及ばない. 昨年は大負けしました! せめて,減給分だけでも早く元に戻らないかと思いますが, それでも会社がクビを切らないだけでも感謝すべきと思っています. 給料が減っても零になるよりはずーとましだからです. 仕事でいいことがないので, せめてプライベートくらいはと心機一転, 最近はお花見名所巡りを慣行しています. 先週末(3/29)は身延山に参拝,桜がきれいで気分転換になりました. この時期はやっぱり花見ですね! *****<以下,本文>******** 第64話 学歴の考え方,昔と今 ちょっと前にブームになった書籍, 岡田斗司夫氏の 「いつまでもデブと思うなよ(新潮新書)」に時代は, 家柄主義社会 ⇒ 学歴主義社会 ⇒ ブランド主義社会 ⇒ 見た目主義社会 に移行しているとある.既に学歴主義は終わっているとのお話. まったくその通りだと思う! 今のこの時代,出た大学で将来が決まるかといえばそうは言えない. 確かに,知名度の高い,いわゆる一流校を卒業した方が, 大手企業に就職できる可能性は高いが, では,大手に入ることで果たして幸せになれるのか? そもそも大手企業に入ることを大前提に大学を選んでいるのか? 大手も,大学名だけで採用しないようになっている(リクルート活動での実感). 価値観の多様化は現代に移行して激しくなっている. 今のこの時代,良い大学を出て,大きい会社に入って,そこそこの年収を頂いて, 老後は悠々自適の年金生活,こんなことを考えている人が果たしているだろうか? 少なくとも,小生(定年まであと15年の中年)はそう考えていない. そもそも,年金はもらえなくても自活できるように準備している. (もらえたなら,ラッキーぐらいの発想がちょうど良い?) そんな世の中で,教育のあるべき形は本質を取らざるを得なくなってきた. つまり,肩書きのための大卒ではなく,実務をこなせるスキルアップのための大卒, 本来の勉強というものはこうあるべきだったわけではある. 昔の話(30年くらい前), 日本の場合,学歴(というよりは入った大学歴,内部での成績は不問)を とるためのみで内情はどうでもよかったのである. 入学から卒業までの4年間はそこそこの大学にさえ入ってしまえば, サークル活動,バイト,麻雀(大麻はだめですよ!),に明け暮れ, レポートは学業優秀な友達の内容をまる写し(最近はWebのコピペ?), そんな劣悪な学生でも,そこそこの大学さえを出ていれば就職に困らなかった. 今はどうか? まったく状況が変わっていることは説明までもない. そのような状況下で,社会人教育はどうあるかである? 昨今の新聞記事で,法科大学院のテイタラクぶりが再度取り上げられている. ***************************************************** 法科大学院:日大など9校、評価基準「不適合」判定(毎日新聞より) 大学などの認証評価を行う「大学基準協会」(納谷広美会長)は3/30, 法科大学院についての2008年度評価結果を公表した.評価対象14校のうち, 9校が評価基準に適合していないとの判定.不適合と判定されたのは, 関西大, 日本大, 大阪学院大, 神奈川大, 関東学院大, 甲南大, 東北学院大, 白鴎大, 名城大 である. 法科大学院は5年に1度,文部科学相が認めた「大学基準協会」 「大学評価・学位授与機構」「日弁連法務研究財団」のいずれかによる 認証評価を受けることが義務づけられており,3/27には大学評価・学位 授与機構が 同志社大 と 神戸学院大 の法科大学院を不適合とした. ***************************************************************************** 大学自体も,過去のしがらみから抜け出せていない. つまり,学生にその必要とされる学力が備わっていないにもかかわらず学位を出す, 一種の温情優先,しかしそれが本当の学生に対する温情なのか? まともな講義ができないにもかかわらず,できているように見せかける, 教える先生方の実態把握も甘く,学生は単位さえ出せば文句は言わない, そんな甘えた考え方があるのではないか? 法科大学院の場合,その実態は司法試験の結果に現れる. 本試験に合格者を出せない大学でも,一応は法科大学院として看板を出せる実態, これがまともな教育の実態と言えるかといえば,やっぱりおかしいように思う? 小生が卒業したMBA (経営学修士)関連についてはどうか? この領域も一時期はフィーバーしたが,熱は冷め,現実が見えてくると, 「学歴ロンダリング」などともてはやされてはいたが, そのロンダリングした学歴自体が意味を成さないとなると, その根本である大学院での学位取得はまったく意味をなさなくなるように見える. 今のMBA 人気低迷は学歴をロンダリングする意味がなくなったからか? その判断は,ある面当たっているかもしれない? 家内が息子の学校(高校)の進路指導説明会に出向いてこんな話を聞いてきた. 「最近は,土日もなく勉強させると,親が“そこまでしなくても”と言ってくる. 昔と違って,親も本人もそこまでやる気を持って取り組まなくなっている.」 「大学にこだわるよりも,いける大学に行かせたい. 浪人でもされたらおカネが続かない(まずは現実的なところから)....」 学歴が意味をなさないことは,ここからも推測できる. 一流校に行かせる意味がなくなっているから(将来が保障されるわけではない), それなりでいいじゃないか,みたいな展開である. このような学歴主義の崩壊が 最終的に見た目主義に移行しているかはよく分からないし, ここでの議論の本質ではないのでやらないとしても, 学歴に代わる視点や価値観が表れていることは理解しておく必要がある. 実は,大学の研究室や,以前教えを受けていた先生方が 社会人教育の場であっても,次のように言われることがある. 「最近の学生は,単位を取ること,仕事で使えること以外の話をすると (俗に言う雑談?),本題に戻してほしい,必要のない話はしないでほしい.」 というそうである. 授業の中での雑談は,実は雑談であって, そうでない部分も含まれる場合が少なくない. そもそも,どこかで授業内容の延長線上にあるから. 勉強自体,効率ありきのみで議論すべきものではないように感じる. 息子にもよく言っているのは,大学はやりたいことで選べ, 大学のブランド力も必要ないとは言えないが, 好きなこと,やりたいことを優先して進学先を選び, それでやりたい職に就ければ長く続く,そういう勉強をしろと! 給料が高い,世間的な受けが良いという視点で職や そのための大学選びをするときっと失敗する. 実は学歴に対する考え方が今は昔に対して変わってきているというよりも, まともになっているだけかもしれない. どちらが良いかは別の議論として... 最近そんな風に思える. ━PR━━━ ビジネス向けに,下記メルマガを配信しています. 是非,この機会に一緒に配信登録下さい! 技術者に必要なマネージメント 100 のポイント ↓ 今すぐクリック! http://www.mag2.com/m/0000253798.html ━PR━━━ もっと知りたい場合は ↓ 今すぐ クリック! http://www1.dnet.gr.jp/~izumi-sg/


