2009/02/26
<メルマガ配信 都の西北/山梨甲府から> 第62話 あふれる博士
愛読者各位 引き続きのご愛読,ありがとうございます. 都の西北/山梨甲府からです. 不況のこの折,2月からは給料カットになりました. ということで,どうやって節約しつつ従来通りに楽しむか? 小生はほとんど趣味なし,あえて言うと楽しみは読書くらいでしょうか? その節約法をひとつご紹介します. 毎週末に近所にある BOOK OFF をローテーションで回ります. 近所には7件程度の BOOK OFF があり,セールも各店それぞれであります. 原則,新刊(発刊1年以内)以外は BOOK OFF で探すようにしています. 大概は目的の書籍は見つかるので,高くても半額で購入できます. まぁ〜,7件もあればたいがいは置いているということです. どうしても読みたい(期限が限られている)場合は 見つけたその場で買いますが,多くの場合我慢します. まずはセールに合わせた購入を考えます. 半額セール,一律¥300セール,¥100引きセール, 如何に安く買うかを工夫しますが, BOOK OFF は一定期間売れなければ¥100になりますので, いつかは読みたい程度の本であれば, ¥100になるまで気長に待つことにしています. 獲得率はおおむね80%, 全部が全部買えなくても仕方ないと割り切るようにしています. 新刊は東京オアゾの丸善や南新宿の紀伊国屋なんかで探したものを AMAZON で購入します. ¥1,500以上は送料無料ですので,持って帰るのも手を抜ける? ただ,買う場合もそのまま買うのではなく,自身のアフリエートを通して 3% のポイントをゲットします.微々たる金額ですが,塵も積もれば山になる. 山梨に来てから,楽しみがなくなってしまい, やっぱり田舎暮らしは辛いです. それで BOOK OFF でお目当ての書籍を探しつつ時間を潰しています. それにしても,早く田舎から脱出したいものです... *****<以下,本文>******** 第62話 あふれる博士 2009/02/25 の山梨日日新聞の論説から,今回は議論したい. 日本で研究者が供給過剰になっている. その原因は,1996年の科学技術基本計画に盛り込まれた 「ポスドク1万人支援計画」だそうだ. 別途,文部省に東大が荷担した大学院重点化政策により, どこの大学でも(地方の三流私学でさえ)学位を出せるようになったが故に, 博士が量産されたとの指摘もある. 大学の序列(大学&大学院の組み合わせ)はあるものの, 多くの博士が研究職に就けない現状が問題視されている. コンビニで働く博士もいるそうで,これが「高学歴ワーキングプア」, 研究職に就けない博士は急増している. ポスドクとはあまり知られていないかもしれないが, ポストドクター(Postdoctoral fellow)の略,博士号を取った後の若手研究者で, 米国では研究者の卵とされているが,日本ではどうか? これが大問題である. 米国では研究者を育てる土壌というか,研究者育成プログラムが確立されており, 博士号取得者は大学や研究機関の研究員として 専門知識を生かした職が用意されており, 企業も研究者として積極的に採用する環境が整っている. このような米国の研究者育成環境を全く加味せず 日本では文部科学省が博士号を乱発させ, 行き場のなくなった博士があふれかえっていることが日本の問題となっている. 何故このような問題が出てきているのであろうか? (文部科学省の浅はかさはさておき,増え続ける大学の設置にも問題があるが) 米国では博士の価値が高い,何故かといえば 博士の質がしっかり保証されているからである. 米国では入学時の学力審査もさることながら,学位取得のための審査, そして研究者の執筆した論文の質が厳しく審査される. つまり,大学であれ,研究機関であれ,企業であれ, 米国大学の博士を採用する価値は明確に存在するからである. 顧みるに日本の博士採用はどうなっているか? 企業は積極的に博士の採用はしていない. 勿論,皆無ではないが,気のりはしないのである. 潰しのきかない博士の大規模採用はしていないのが実情である. 言葉が悪いが,専門バカ化して,使いにくいからである. 企業側からすると,若く,ある程度専門知識を持って潰しのきく修士卒の方が 博士よりも採用してからも使いやすいし,初任給も低く抑えられるので, 経費の点からも有利といえる. 日本は,博士取得者にとって就職事情が著しく不利になっているのである. 別途,社会人大学院の話に関連づけると, 修士から博士に至る過程で仮に博士を取得した場合, どの程度の価値があるかといえば,非常に疑問が残ると言わざるを得ない. そもそも社会人大学院の教育の趣旨が博士号取得ではないように思うからである. 博士は研究者育成課程での資格の一つであり,研究者が持つべき肩書である. 社会人教育では研究者を育成することを主な目的とするのではなく, 目的は多岐にわたるが,生涯教育の一形態であり, 社会人の実務の幅を広げるための教育であったように思える. 勿論,例外はあってよいと思うが,あくまでも主ではないということ. それでなくても,博士過程から博士になるケース(コースドクター)も激増しており, (学位審査のハードルも下がり,極端にいえばだれでも博士になれる時代) (博士過程入学審査は無いに等しい定員割れが継続しているらしい?) ここに研究者のポストすら回せない現状で, 社会人大学院から博士を加えて出すことは, さらに研究者ポストが取り合いになり,博士失業者は減るどころか, この先増えるとしか思えないのである. あふれる博士対策,博士を作るのであれば受け皿も作る, この姿勢が国にあっても良いのではないかと感じるのである. それにしても,日本は米国の上辺だけを真似して何回失敗している事か? そろそろ日本が米国に先行できる新しいアイディア, 新教育システムを独自に提案できないものか, ちょっと考えろよ〜 と言いたい気分です! ━PR━━━ ビジネス向けに,下記メルマガを配信しています. 是非,この機会に一緒に配信登録下さい! 技術者に必要なマネージメント 100 のポイント ↓ 今すぐクリック! http://www.mag2.com/m/0000253798.html ━PR━━━ もっと知りたい場合は ↓ 今すぐ クリック! http://www1.dnet.gr.jp/~izumi-sg/



