サーフィンの「理論と実践」ショートボード中級編 RSSを登録する

前足に乗るのは非常に大切です。でも、乗り過ぎる事によって、あなたのサーフィンの上達が、止まっていますと言ったらどうですか?後ろ足に乗るのも同じように大切です。テイクオフから、やり直し、アップス、オフザリップ、カットバックを手に入れましょう。

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2008/03/20

第2部 ボトムターン(フロントサイド)

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皆さま、こんにちわ。田地 悠平です。

サーフィンの調子はいかかがですか?前足に乗りすぎていませんか?

バックフットの基本姿勢をご紹介しましたが、皆様お試し頂だけまし
たか?この基本姿勢は何度やってもやり過ぎという事がありませんの
で是非何度も試してください。何か解らない事があれば遠慮なくメー
ルでご質問ください。

読者数の少ない今なら、全てのメールにお答いたします。メルアドは
以下の通りです。

info@rirontozissen.com

日本海のシーズンも残念ながら終りに近づきつつあります。最近波の
ない日が続いております。シーズンが終わるのは悲しいですが、暖か
い日も多く体もよく動くようになってきました。いよいよ皆様の練習
の成果が発揮されるときがやってきました。

波のない日はドリルを行い、春になって海に戻ってきた仲間を驚かせ
てください。最近は、このバックフット理論に出会ってサーフィンが、
変わった。上手くなったと言われたなど、喜びの声をメールで頂いて
おります。

皆さんにも是非、感想など送って頂ければ嬉しいです。よろしくお願
いします。

さて、いよいよ今号からサーフィンの基本的な技を順にご紹介してい
きます。冬の間に身につけた基本姿勢を技に生かす時がやってきまし
た。早速解説していきますが、始める前に一つ注意していただきたい
事があります。

皆さまは中級者ですので、当然今からご紹介していく技に関しては出
来ていると思います。そのため、この技をはじめますと、以前の前足
過剰のポジションに戻ってしまうという弊害が出る事があります。

そうなると今までの練習が無駄になってしまうので、技をした後は、
基本ポジションに戻って良い位置に体を戻してください。何本か良い
波で技をしたら、ショボイ波でパンピングをする。というのでも良い
ですし、波の最後のプルアウトは必ず基本姿勢で行う。というのでも
良いので、必ず実行してください。

では始めます。第2部の一発目は、フロントサイドのボトムターンに
します。皆さんもよくご存じのようにこのボトムターンはサーフィン
の基本的なターンとも言えるもので非常に重要です。でも実際上手く
出来ている方は少ないと言えるでしょう。私も出来ているかどうかわ
かりませんが。

非常に難しいと言えるものですが、反面それなりに出来てしまうとい
うものでもあるので、やっかいです。しっかりとしたボトムターンを
行うと、トップでのアクションの切れが非常によくなります。みなさ
んも正しいボトムターンを覚えましょう。

ボトムターンがなかなか上手くならない要因の一つに、練習できる機
会が意外に少ないというのがあります。特に日本ではしっかりボトム
ターンを出来る波があまり立たないですね。

ダンパーの波でもボトムターンの練習はできますが、おもしろくない
とか、スープが迫ってくるので余裕がなくあせるというのもあり、な
かなか練習する気になりません。

今回はボトムターンの基本をお伝えする為に、波の設定を非常に良い
波とします。リーフのポイントブレイクでボトムにパワーが溜まって
いて、しっかりボトムターン出来ます。サイズは肩位、フェースは広
く比較的メローで、ショルダーがどんどん出来てくる、私の大好きな
いつもの設定です。

いつものようにテイクオフから順を追って解説していきます。

海には10人くらいしかいません。波数も充分あり、がっついて波を捕
る人は一人もいません。皆、ローテーションを守り順番に乗って行き
ます。あなたの番がやってきました。セットの一本目でフェースが洗
われ、面には澱みひとつありません。


波にパワーがあり、波を取り合う必要もないのでリラックスしていま
す。その結果非常に速いテイクオフになり、波が出来るのを待てる余
裕のあるスタンドアップになりました。

ノーズを下に押し込み、腕が伸び、板と胸の間にスペースが出来まし
た。歩くようにテイクオフしたので、あなたの後ろ足は足の裏がべっ
たりデッキパッチについています。

前足が伸びながら振り子の様に前に掘り出され、空いたスペースの中
に潜り込みます。前足がサーフボード中央に置かれ、基本ポジション
が完成しました。

比較的斜度がありサイズもあったので、背中はほとんど起きる事があ
りませんでした。波も速くないのでゆっくり、そしてしっかりボトム
まで降りれそうです。ボトムまで行く事に決めました。

ここでボトムに降りる時に一つ注意があります。しっかり行き先を見
てください。斜度があるところはボトムではありません。その時にフ
ラットなところまで行くと決め、そこをずーっと見ていてください。

波は岸に向かって動いているので、始めに見た所よりもっと先に行き
なさいとする教本もありますが気にしなくて大丈夫です。波全体が動
いているのであなたも一緒に動いていくからです。

例えると、新幹線に乗って大阪から東京に向かっているあなたが、京
都でトイレに行きたくなったとします。進行方向にあるトイレに行く
と決めました。今はトイレがあそこに見えてるけど、待てよ新幹線は
相当速いぞ。俺があそこに行く時にはトイレは、すでに栗東(新幹線
の駅ができる予定だった滋賀県の都市。反対にあい中止になった)辺
りに行っているな、今ある位置より先を目指さないと。

とはなりませんよね。どこにあろうとあなたも一緒に動いているのだ
から素直にトイレを目指せば用をたせますよね。

ボトムも動いているので素直にフラットになっているボトムを見据え
てそこに行けばよいのです。

話を戻します。背中が起きない第2の基本姿勢(命名します。基本姿
勢から上体をかぶせたこの姿勢をこれからこう呼びます。)をあなた
は取っています。(このように波がよければいきなりこの姿勢を取る
ことが可能だという事です)波が大きくパワーがあるので、自分から
こいだりする必要はありません。

少し後ろ足をひきつけテールから圧を抜きます。その結果ノーズへの
荷重がまし、板は加速して落ちて行きます。今日の波は非常に良い波
なので出来るだけまっすぐ降りましょう。でもフロント側のレールを
少しだけ食わせながら少しほんの少しだけフロント側に行きましょう。
真下が90度すれば、80度位。

斜面を滑っている時にフロント側のレールが入ると体が閉じる方向に
動こうとします。意識して後ろ足の足首とひざを前に押し出すように
曲げ、腰と肩はしっかり開いてボトムを目指してください。

イメージとしては、体はほとんど岸をみています。ストリンガーに対
して腰が垂直に近いです。(実際はそんな事はない)普通に解説すれ
ばここで徐々にレールを入れ体を傾け、トップを見て体を閉じて行き
ます。

それが本来のボトムターンの解説でフロントフッターはそうしていま
す。もちろんそれで正解ですが、このメルマガは前足過剰症候群を撲
滅するために書いていますので、そこには行きません。矯正のために
バックフットのボトムターンをしてもらいます。

でも今回はそこまで行きません。ボトムで転んでもらいます。せっか
く良い波なのに申し訳ありません。将来のための投資だと思って、未
来に素晴らしいプロのようなトップアクションをするためだと思って
受け入れてください。

では、どうせーちゅうねん。

はい。まず視線は先ほど見ていたボトムをガン見します。目を離さな
いで下さい。そして体の側面を同時に水面につけるように倒れます。
体は板に正対してください。なるべく腰のラインと肩のラインをスト
リンガーに直角にしてください。

その体勢から、小指側エッジ・脛の外側・太ももの外側腰の横・脇腹
腕の外側・顔の側面を同時につけるように倒れてください。倒れると
きも目線は先程見ていたところを見ながら倒れてください。

但し、転倒は自己責任でお願いします。ボトムで体を打たないように、
周りにひかれないように、おぼれないように、板が体に当たらないよ
うに、顔と頭は腕で守ってください。怪我のないようにお願いします。

転倒の際に怪我などされましても、当方では責任をとれませんので、
充分ご注意ください。安全に転ぶ自信がなければころばなくても、一
向にかまいません。

転べと言って置いて無責任ですがお許しください。

もし怪我をしない自信がある人はどんどん転んでください。なぜ、こ
けてもらうかです。実はプロはそれくらい体を傾けています。体と板
は常に垂直なので体がこけるまで傾けると板はほぼ水面に対して90度
になります。こける寸前まで板を傾けているのです。

この感覚を是非味わって頂きたいのです。波から返ってくる力は半端
ではなく、体を縮めようとします。その時足が曲がっていればくシャ
ット潰れるか、もしくは力が逃げてしまいます。

そうです。ミックとかのボトムターン、レイノルズも凄い。で足が伸
びているのはこの理由からです。波からのパワーに耐え、それをター
ンに生かすためです。膝を曲げれば力を逃がすことになり、上手く行
きますが、いまいちパワーを貯めれずもったいないです。

前足はもともと伸びているので、後足ですね。ひきつけるように曲げ
てボトムまで行きました。そして、垂直に立つくらい板を立てた時に
返ってくる力に対抗して足が伸びるのです。

長くなりましたので今日はここまでとします。実際転ぶかどうかは、
皆様のご判断にお任せしますが、それくらいの力を波のボトムから貰
ってください。この感覚を何度も味わってください。

波の条件にもよりますが、できるだけ多くそのパワーを感じてくださ
い。

次回は続きを解説していきます。お楽しみに。

では。皆さん、前足過剰は駄目ですよ。

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