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2008/07/18

2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>

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         「めぇでる教育研究所」発行
  ★2008年秋の幼稚園受験合格のための必勝講座★
 「2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
           
         2008年7月18日 
          − 第37号 −

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面接ケース・スタディー 2
「あれっ、あの人………?」

何が起こるかわからないのが、幼児の世界です。
今まで静かに待っていたユミちゃんは、係りの先生が呼びに来たので、立ち
上がりました。
面接室の前まで来たのですが、中をのぞいたところで、急に、お母さんの後
ろに隠れてしまったのです。
何が起きたのでしょうか。

「幼稚園の先生とお話しをするだけだから、こっちへ出てきなさい!」
お母さんが、振り返るなり、ユミちゃんの手を強く引っ張ったのです。 
いやいやをしながら、今にも泣き出さんばかりです。
困ったことに、面接をする先生方からは、よく見える位置でした。

「パパと手をつないでいこうね!」
この一言で、先生方の前まで進みましたが、心は不安で、いっぱいです。
見かねた先生が、
「今日は、ユミちゃんですね!」
と声をかけてくれたのですが、返事をしたユミちゃんの声は、当然のごとく、
小さく、かぼそかったのです。
それこそ消え入るような声でいえたのがやっとでした。
「大きな声で答えなければ、先生方に聞こえないでしょう!」
きつい追い打ちです、何を考えているのでしょうね。

このような事態になったのは、実は、ユミちゃんがシスターさんを見るのは、
初めてだったからです。
それで、びっくりしてしまったのでした。
よく聞く話です。
気配りが足りません、あまりにも不用意ではありませんか。

入試説明会などは、
「小さなお子さんをお連れにならないでください」
といっていますし、普段、園内には入れません。
しかし、いくらでも方法はあります。
外からの見学は自由ですから、降園時などに行ってみましょう。

「一人っ子で、私が余りに手をかけ過ぎたせいでしょう、初めての人と会った
り、初めてのところへ行くと、すっごく、用心深くなるんです。主人も『見せ
たおいたほうがいいよ』と心配し、それで、幼稚園の周りを何回も散歩とかにぃ、
出かけました。
ある時、シスターさんが出てこられたのです。
娘は、予想通り、私の後ろに隠れ、スカートを力いっぱい握りしめているんで
す。
私は、こんなチャンスはないぞといい聞かせ、
『今日は!』
と、あいさつしました。
すると、シスターさんもあいさつしてくださいまして、娘に向かって、
『今日は、お嬢さん!』
と言葉をかけてくれたのです。
小さな声でしたが、娘もあいさつでき、力が入っていたスカートを握る手もゆ
るみ、
『ママ、だあれ?』
と聞かれ、私の説明に納得し、うなずいていました。
『ママ、この間の、おばちゃまですよね?』
といった程度の認識なのですが、やはり、見せておいてといっては失礼ですが、
よかったと思います」

この気配りです。
シスターさんには悪いのですが、見たことのない子には、奇妙な感じを与えな
いでしょうか。
怒られそうですが、映画で見るようなシスターさんとは違いますし、普段、見
慣れていないはずだからです。
当日が本番では、ユミちゃんのようになりかねません。
しかし、お母さん、「すっごく」や「散歩とかにぃ………」は、もう卒業しま
しょう、お子さんのためですよ。

それから、幼児の初体験は、大人の想像を遥かに越えた大変なものです。
たとえば、園舎です。
校舎に比べれば小さい建物ですが、それでも幼児にとっては、相当、大きく見
えます。
それだけで、萎縮してしまうのが子どもです。
見慣れておくことも大切ではないでしょうか。

まだ、あります。
入試当日は、大勢の親子が集まります。
そんな体験をしていないはずです。
「どうなっているのだろう?」
ほとんどの子は、驚いています。
「ママ、帰る!」
こういう子もいるそうです。
びっくりして、感情の揺れ動く気持ちを、しっかりと理解しておきましょう。
ましてや、動揺しているわが子に、
「聞こえないでしょう!」
と追い打ちをかけるようでは、母親、いや、保護者として失格です。
見ているシスターさんの心は、怒りでふるえていたはずです。
こういう無神経な母親には、試験を受けてもらいたくないでしょうね。
合格するはずがありません。

幼い子どもの、微妙な心のざわめきを察知できないようでは、保護者とはいえ
ません。

(次回は、面接ケース・スタディー編 3についてお話しましょう)

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