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幼稚園受験情報収集20数年。大手幼児教室公開テスト説明会・講演会講師、数千組の親子面接指導を手がけた藤本紀元が、最新情報を織り交ぜながら、'08秋実施幼稚園受験にむけた育児のポイントや受験関連情報(願書・面接等)などのお役立ち情報をお届けします。

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2008/07/11

2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>

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         「めぇでる教育研究所」発行
  ★2008年秋の幼稚園受験合格のための必勝講座★
 「2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
           
         2008年7月11日 
          − 第36号 −

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面接ケース・スタディー 1
「ジッとしてなさいといったって……!」

これから紹介します話は、幼稚園を受験された方々からうかがったものをまと
めたものです。
共通していることは、保護者として、どのようなバックアップをしてあげれば
よいかを、真剣に考えていたことでした。

また、合格された方が意外にも、
「今だからいえますが、こんな幼い子に受験させていいものかと不安のあまり、
何回も受験をあきらめようと考えたかわかりませんでした。そのたびに、『私
どもの教室では、背伸びをさせる無理な受験準備は一切しません。ご両親の考
えが一つになれば、期待通りの結果が出ますから頑張りましょう』と励まされ
ました。結局は、両親は迷わずに、幼児教室の先生にお任せすることですね」
と笑いながら話してくれたことでした。
まさに、2、3歳児の受験の難しさを表す言葉ではないでしょうか。
繰り返し申し上げますが、ポイントを握っているのは、ご両親なのです。

それでは、ご両親の育児の姿勢や受験に対する考えが、どのように表れてくる
かを、面接のいろいろな場面を通して紹介してみましょう。

面接が始まるまで、控え室で待ちます。
ここで毎年、いろいろな光景が繰り広げられているようです。
多くの場合、両親にとってもお子さんにとっても、おそらく、生まれて初めて
入った場所でしょう、緊張するのは、当然です。
しかし、ご両親は、自身で選んだ道ですから、自力で解決できないようでは困
ります。
お子さんは、もっと、もっと緊張しています。
子どもは、緊張しなくても、じっとしているのは、苦手です。
動き出したら、どうしますか。

「きちんとお座りしていなさい!」
この一言で、いろいろなことがわかります。
お子さんのことを少しも考えていない不用意な言葉です。
お子さんの緊張した状態を考えれば、こういった言葉を口に出来ないはずです。
困ったことにお母さんの顔は、恐い表情に変わってきています。
顔だけではなく、言葉も、声も怒っていると、お子さんは感じないはずはあり
ません。
これでは、ますます緊張するだけで、中には泣き出すお子さんさえいるそうで
す。
そのような親子を見た幼稚園の先生方は、どう思われるでしょうか。

一歩でも家から外へ出れば、その時から、守らなければならないルールがあり、
マナーがあります。
ルールやマナーは、その場で取り繕って、教えるものではありませんし、まし
てや、このお母さんのように言葉できつく叱責しても、お子さんは静かに待つ
ようになるものでもありません。

普段、病院の控え室、図書館を利用した時、電車やバスに乗った時など、どん
なことに注意していますか。
静かに待つ工夫をしているのではありませんか。
大勢人が集まるところでのマナーは、小さい時から、年齢相応に教えているは
ずです。

静かに待つために、お子さんの好きな絵本を用意したり、混んだ電車では、お
子さんをひざに乗せたり、外を見るときは靴を脱がせるなどしていると思いま
す。
こういったことは、受験のためにやってきたことではないはずです。
一人の人間として生きるために守らなければならないルールを教えてきたので
はありませんか。
この積み重ねが、幼い子どもなりのマナーとなって身につくのです。

マナーは、肝心な時に表れます。
手抜きをしていると、抜いている分だけ、正直に、子どもは表現します。
そこで慌てても、手遅れです。
子どもの責任ではありません。
きつい言葉で注意を促されても、子どもは混乱するだけです。

このように、緊張を強いられるような場面で、お子さんが何よりも頼りにして
いるのは、お母さんのほほ笑みです。
お母さんは「保護者」です。
保護者は、弱いものを守る義務があります。
この控え室へ連れてきたのは、ご両親ではありませんか。
上がってしまうようでは、お子さんに申し訳ないと考えましょう。
お子さんの小さな心臓は、ドキンドキンと激しく波打っているはずです。
その鼓動を聞いてあげられる余裕を持ちましょう。
上がっている暇などありません。
普段と変わらないお母さんが、そこにいたら、お子さんも安心して、いつもと
変わらないはずです。

お子さんが興味を持っている絵本など用意して、緊張をほぐしてあげましょう。
ただし、お子さんがいくら興味を持っているからといって、怪獣のおもちゃや
ぬいぐるみを持っていくのは、面接や試験を受ける控え室には、ふさわしくあ
りません。
幼児教室へ通う時に、おもちゃなどを持っていく習慣がついていると、試験当
日だけ「駄目!」は、お子さんに通じないと心得ておきたいものです。

また、教室の控え室などで、入室する前に、ジュースやお菓子を食べさせるこ
ともあるようですが、幼児の場合は、こういった習慣がつくと、肝心な時に、
お菓子がないといってぐずる場合もあるようです。
こういった生活習慣のけじめも、きちんとつけておきたいものです。

お母さんと絵本を見ながら、静かに待っているお子さん。
ゆったりと構えて順番を待つお父さん。
育児にご自身の哲学を持ってほしいとは、こういうことなのです。
このような親子を、幼稚園が歓迎しないわけがありません。

育児に付け焼刃はきかないことを肝に銘じておきましょう。
 (次回は、面接ケース・スタディー編 2をお話しましょう)

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