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2008/04/11

2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>

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         「めぇでる教育研究所」発行
  ★2008年秋の幼稚園受験合格のための必勝講座★
 「2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
           
         2008年4月11日 
          − 第23号 −

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幼稚園の求める子ども像

前回まで、国立大学や一貫教育校の附属幼稚園の保育方針を紹介しましたが、
どういったお子さんを求めているのか、そして、ご両親は、どのような育児を
心がければよいのか、おわかりいただけたと思います。
こういえるのではないでしょうか。 

1 三歳過ぎたら、過保護、過干渉の育児にならないようにし、自主性を育て
  るように心がける。       
2 「できる、できない」と結果だけにこだわらず、プロセスを見極めてあげ
  る。
3 失敗しても叱らずに、飛躍の機会と考え、励まして頑張る意欲を育てる。
4 叱るより褒める育児に徹し、自身を育てる。
5 うるさいほどの「なぜ、どうして?」の質問にも、頑張って答えてあげる。
6 促成栽培的な発想を持たずに、じっくりと時間をかけて育てる見識を持つ。
7 親が管理するのではなく、夢中になって遊べる環境を作り、遊びながら学
  べる体験学習の機会を増やしてあげる。           
8 偏らずに、いろいろな遊びに参加する機会を与え、一人だけではなく、仲
  間遊びのできる環境を作ってあげる。           
9 お母さんのもとを離れても、楽しいことがたくさんあることを教えてあげ
  る。
10常に、あたたかいスキンシップを欠かさないこと。      
                                
遠慮もなく、たくさん出ました。
こういったことを「完璧にやりなさい!」などといわれては、「エッ!」とな
りかねませんね、お母さん。
でも、心配ありません。
「過保護、過干渉の育児」さえしなければ、大丈夫です。        
繰り返しますが、「三歳過ぎても、お子さんのやっていることを見て、手を貸
したくなるようでは過保護、口を出したくなるようでは過干渉な育児」であり、
いやな言葉ですが、手を貸してばかりいれば超過保護であり、口を出している
ようでは超過干渉の育児となります。
自立の時代に入っているのですから、自ら挑戦しようとする意欲、自発性を育
み機会を与えましょう。        

そのためには、発育に応じて、
「ダメ! イケマセン! コウシナサイ!」 
といった禁止や制限、命令などの指示を、少しずつ減らし、自由を与えましょ
う。
「自由を与える」といっても放任ではありません。         
お母さんが手を貸していたこと、口を出していたことを、お子さんに少しずつ
させるのです。                             
まだ、危ないことをしますから、用心の目は光らせなければいけません、特に
男の子は。当然のごとく失敗します。
そこで叱ったり責めたりすると、自発性も意欲も育ちません。
この時に、ものをいうのは、お母さんの励ましや、あたたかいまなざしです。
小さな失敗を上手に利用し、自分の力でできるように仕向けてあげ、できたこ
とで自信をつけさせましょう。

「ぼく、できない!」
直ぐにあきらめる、手伝ってもらうなど、自分でやろうとする意欲のあまりな
い子は、失敗の経験が少ないか、失敗してはいけないと思いこんでいる場合が
多いものです。
時間が、かかっても心配はありません。
ゆっくりでもいいから、自分でやることが、どんなに大切かを教えてあげまし
ょう。

そして、結果だけにこだわらずに、あたたかく見守ってあげてください。
結果だけを気にするお母さん方は、プロセスを大切にしていません。
結果は、プロセスの積み重ねです。
何事も、いきなりできるようになるわけではありません。
お母さんが、得意とする料理が完成するまで、どのくらいの手間暇をかけまし
たか。
レパートリーの増えた今、いちいちレシピを見ながら作りますか。
試行錯誤を繰り返したことで、調味料の適量やもっともおいしい料理の仕方、
手順を、きちんとマスターしているはずです
お子さんの成長過程も、毎日取り組むお母さんの料理と同じです。

一つのことをマスターするためには、いかにプロセスが大切かを知っているお
母さんは、「怒らず、あせらず、あたたかく」応援します。
ですから、お子さんは、伸び伸びと挑戦し、階段を一段、一段、確実に上るよ
うに成長するのではありませんか。       
これは、お子さんが赤ちゃん時代に、やっていたことではなかったでしょうか。
おむつを取ったとき、スプーンで食事をはじめたとき、「忍に一字」であった
頃を思い出しましょう。

例によって、赤面しながらいわせてもらいます。 
できる、できないにこだわって、促成栽培的な無理な育児をしていると、子ど
もは、お母さんの顔色をうかがうようになります。
ですから、「自分で考え、判断し、行動する」という自発性は育たちません。
自分でやる機会を与えず、経験を十分に積ませないで、お母さんが結果ばかり
気にしていると、こうなりがちです。
自発性は、自立を支える大切な性能であると考えましょう。
                       
そして、遊びは、子どもの発育を促す大切な仕事です。
夢中になって遊ぶ子どもの頭の中は、アイデアでいっぱいです。
工夫をしていますから、夢中になって遊べるのです。
そこから、さまざまな新しい能力が開発されていきます。
そして、一人遊びも大切ですが、仲間遊びも大切です。
最初は並行遊びでも、そこに友達がいるだけで十分なのです。
それが刺激になり、新しい遊びが始まります。
二人いることで、社会性や協調性が育ちます。
友達にできて自分ができなければ、悔しさから挑戦しようとする意欲も育ちま
す。
いってみれば、友達同士が教材であって、何か課題を持ち寄って遊びながら、
さまざまな能力を開発している、それが子どもの遊びです。
偏った遊びにだけに夢中になっていると、やはり、偏った考え方をしがちです。
一人遊びだけが得意な子は、やはり我慢のできない、協調性の欠けた、わがま
まな子になりがちではないでしょうか。
                                 
三歳過ぎれば、お母さんという母港から離れて、独り立ちする準備が始まると
きです。
少しずつお母さんのもとを離れて、干渉や保護を嫌う行動が現われているはず
です。
それを、強引に連れ戻すのは、お子さんの自立を妨げることになります。
あたたかいスキンシップとは、親に都合のよい、過剰な愛情をかけることでは
ありません。
自立にともなう不安を取り除いてあげる、励ましの愛情です。
このことです……。
                          
幼稚園は、お子さんが生まれて初めて、お母さんのもとを離れても、楽しいこ
とがいっぱいあることを知る場所です。
ですから、年齢にふさわしい成長をしていることが大事なのです。
その基礎、基本が、さっきお話した十項目になると思います。
こういったことを幼稚園側は、テストを通して、見たいのではないでしょうか。

ですから、受験に必要な知識なるものを詰め込むだけの準備は、必要ありませ
ん。
幼児期には、詰め込まれた知識より、体験を通して得た知恵の方が大切です。
お母さんのもとを離れ、先生や友達と楽しいひとときを過ごしながら、いろい
ろな体験を積み重ね、その一つ一つが受験に必要な学習と結びついていること、
これを理想的な幼児教育と考え、私どもの教室では、そこに狙いを定め、必要
なカリキュラムを作り上げ、指導をしています。
幼い子ども達には、楽しい環境であることが、何よりも学習の場になるのです。
お子さんは、お母さんのもとを離れても、楽しいことがあることを知っていま
すか。
幼稚園受験の合否のポイントは、この体験の有無にあるといっても過言ではな
いからです。
(次回は、「二、三歳児の心身の発達特徴」についてお話しましょう)

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