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2008/04/04

2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>

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         「めぇでる教育研究所」発行
  ★2008年秋の幼稚園受験合格のための必勝講座★
 「2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
           
         2008年4月4日 
          − 第22号 −

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名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編 6

[桐蔭学園幼稚部]               
幼稚部から大学までの一貫教育校で、高校は、全国有数の進学校です。
自然に囲まれたなどという言葉が、当てはまらないほど広く、敷地内には小高
い丘があって、園児たちが遊んでいます。
また、田畑があり、秋の収穫祭には、そこでできたものを食べるそうですから、
まさしく自然の宝庫に囲まれた幼稚園です。

★初等学校教育としての幼稚部★
1.遊びを大切にします。小さないさかいをくりかえしながら、友だちとの交
わりかたを覚えていく。自分のクラスだけではなく、上や下のクラスの友
だちとも仲良く遊べるようになります。
2.体を動かす楽しさを体験させます。各人の体力・気力にあったペースで、
縄跳び・鉄棒・まりつき・雲悌などに取り組みます。  
3.リード楽器や打楽器を、系統的で無理のない指導で、五歳児全員が演奏で
できるようになります。 
4.昔話、童話などのお話を聞き、味わい、話せる力を育てます。空想力や創
造力、そして他人への思いやりや常識を体得していきます。  
5.文字を読み、書き、数えることを指導します。年度始めに小学部の低学年
と連絡会議を開き、無理のない努力目標を設定します。     

やらなくてはならないことを、実際にやってみる、事実をもって考えること
を大切にします。言いかえれば、遊びと生活を通して、経験によって学んで
いくのです。    

「私立学校ならでは果たせない独自の校風を確立し、われわれの理想とする教
育を徹底的に行います」と建学の精神にありますが、これを「私立学校ならで
は果たせない独自の指導」に置き換えられる学習があります。
5に掲げられている「文字・数」の指導です。
「早期教育、先取りの教育」などと誤解が生じないように、かつて説明会では、
どのように話されていたかを紹介しましょう。

「知的学習の指導については、幼稚部と小学部二年生までを考えておりまし
て、幼児学校の構想なのです。これは勿論、制度的には変えるわけにはいき
ません。法律上、こういったことは許されませんので、実際に学習をして、
発達段階に応じて指導するといったことにおいては、非常に有効であると私
どもは考えまして、現在、年少組、年長組、一年生、二年生を一つの大きな
塊として、カリキュラムを作りまして、そこで行っているのは言葉と数、こ
れを生活を通しながら、遊びを通しながら、いろいろな形で言葉と数を学ば
せております。これもカリキュラムができておりまして、年長組になります
と、小学校一年生ぐらいのことを理解できるようになっております。これが
小学校に、段々とつながっていくわけです」   (大津 雄史 園長)  

ホームページには、「基本を学ぶ」項目の欄に、以下のような説明がありまし
た。
「年長組では読み・書き・数えるの基本を学びます。これは決して先取りの
詰込み教育ではありません。子ども達が、遊びなどを通して自然と学んでき
た「数」や「言葉」、そのよりよき理解のための整理、まとめとしての学習
です。また、幼稚部は一貫教育の出発点という以上に、学ぶことの習慣化、
姿勢を培うものです。
「学習目標」として、「学習時間は『言葉』『数』共1週間で各1ー2時間。
目標は、ひらがなを使って短文を書くことができることと、十までの足し算、
引き算ができるようになること」

文字、数の指導に関しても、幼稚部と小学部が一貫したカリキュラムのもとに
指導されていることがわかります。
こういった初等教育学校としての小学部との連携は、21世紀に活躍する真の
エリートを育成する目的で、平成13年4月に開校された桐蔭学園中等教育
校と関連があるようです。
新しいカリキュラムも実施されていまから、説明会へ参加し確かめておきまし
ょう。
また、近代施設を駆使して造られたホールでの情操教育、体力づくりの一環と
して行われている「無理のない体力づくり」など、独特の指導があります。
こういったことに関する情報は、説明会でしか聞けませんから、いろいろな幼
稚園の説明会に参加されて、情報を収集することも、幼稚園を選ぶときのご両
親の大事な役目です。
                 
[湘南白百合学園幼稚園] 
湘南の夏といえば片瀬江ノ島の海岸でしょう、全国区ですから。
その江ノ島の海岸から、少し入った片瀬川の側にあるのが、湘南白百合学園で
す。
夏のにぎわいがうそのような静かな秋に、入園説明会は行われています。
本家の白百合学園幼稚園が説明をやっていなかった頃は、東京から参加するお
母さんもいましたが、私もその一人でした。
幼稚園は、男女80名の募集ですが、小学校から高校までは別学で、宗教教育
を行う、女子だけの学校になります。

教育方針★
教育目標]本園では、キリスト教の教えに基づき、日常の生活を通して、神
様から与えられた心身の能力を生かしながら、愛と責任ある人格形成をめざ
しています。                      
[特  色]個性豊かで主体的に行動できる人間をめざして、個々の発達に即
した、自選択活動を重視するモンテッソーリ教育を取り入れています。 
縦割り編成クラスの中でお互いの立場を尊重し合い、自由と責任、
思いやりと協調性、社会生活に必要な規律を身につけていきます。    
[内  容]個別活動、グループ活動として、日常生活の練習、感覚教育、言
語の教育、数の教育があり、子ども達の尽きることない探求心に
応えながら地図、歴史、自然界、聖書の世界に導いていきます。
横割り活動では、体操、リズム、絵画制作を取り入れています。    
子ども達は、静かな時間と思いっきり身体を動かして歌ったり走り回ったり、
メリハリのある活動を好んでいます。又、男の子の数が少ないので、週に一
度、男の子全員で活動する時間を設けています。          
[校  訓]勤勉・愛徳・従順                

教育内容は、願書と共に配布される案内書に、詳しく書かれていますが、その
一部を紹介しておきましょう。

☆日常生活における活動
子どもたちが最初に興味を示す活動で、子どものサイズにあった魅力あふ
れる用具があります。
○環境への配慮(運ぶ、洗濯、アイロンかけ、食卓の準備、片付け等)
○自己自身への配慮(衣服の着脱、手を洗う、髪をとかす等)
○社会性を身につける(ご挨拶、物の受け渡し、戸の開閉等)
○洗練された指先を身につける(通す、分ける、切る、折る、貼る等)
○グループ活動による運動調整の力を身につける(静粛の練習、線上の歩行等)

以上、五つのことは、三歳から始まる「自立」に必要な要素ばかりです。
これらを一つ一つ身につけながら、幼稚園生活を過ごしていくのですから、
「過保護、過干渉にならない育児を心がけましょう」
という声が聞こえてくるようです。

少子化現象、核家族化が進む中で、どういったことが過保護で、過干渉である
かがわからないとこぼすお母さん方がふえているようです。
一応の目安として、お子さんが三歳過ぎても、お子さんのやっていることを見
て、手をかしたくなるようでは過保護、口を出したくなるようでは過干渉と考
えてみましょう。
実際に、手をかし、口を出していれば、いやな言葉ですが、「超過保護」であ
り「超過干渉」といえるのではないでしょうか。
三歳過ぎると、お子さんは自立の時代へ入っています。
その自立を妨げるのが、過保護、過干渉の育児なのです。

宗教教育、モンテッソーリ教育や三歳から六歳までの縦割り編成等については、
白百合学園幼稚園で紹介しましたので、割愛します。

[日出学園幼稚園] 
本学園の初代理事長、青木要吉は、若き日にアメリカの大学で学び、民主主義、
自由主義を肌で感じ、学校創立の夢を抱き、帰国後、日本の教育のよさを十分
に研究した後に、夢を実現すべく、1934年(昭和9年)に小学校と幼稚園
を設立、1974年(昭和22年)に中学校、1950年に高等学校を開校し、
現在に至っています。

本園は、1934年(昭和9年)に現在のところに創立され、2004年に
70周年を迎えました。
当時と比べ園を取り巻く環境の変化は否めませんが、木々の豊かな緑と季節の
草花に彩られた、芝生と肌で感じ取れる穏やかな雰囲気は、園児達の心を育む
保育に欠かせない環境となっています。

学園の校訓は、
 誠(なおく 姿勢を基として中正の道を尚ぶこと)
 明(あかるく 明朗快活にして、責任を重んずること)
 和(むつまじく 和衷同して、苦楽をともにすること)
ですが、幼稚園では、具体的に以下のような教育目標を掲げています。
教育目標★                         
・じょうぶで、生き生きとした子ども              
・自分から進んで遊びに取り組み、工夫して発展させる子ども   
・友だちと力をあわせて活動できる子ども            
・物事を素直に感受し、喜びや悲しみを共感できる子ども     

土の感触を楽しみながら体を鍛え、夢中になって遊べる環境から、共生の心を
育む保育の姿勢がうかがえます。
それを裏付ける園長先生の言葉がありますので、紹介しておきましょう。

「『太陽と土と友達』に恵まれた幼稚園生活の中で、幼児期のからだと心を
育みます。日々の遊びや生活を通して基本的な習慣を身につけ、さまざまな
ことに自分からチャレンジする意欲を育てます」

「自分からチャレンジする意欲」は、学園全体でどのように育まれていくかに
ついては、青木貞雄学園長の「学園長のことば」に紹介されています。
      
「(前略)昨今、ITということばで表現されているように、身の回りには
あらゆる情報があふれ、いつでも・どこでも瞬時にその情報は得られます。
ますます、情報化社会は発展していくことでしょう。しかし、大切なことは
それらの情報に惑わされることなく、自分にとって必要なものは何か、何が
本物なのかを見分ける能力を養っていくことだと思います」

情報といえば、幼稚園や小学校受験につきものの怪情報である「うわさ」もそ
の一つです。第三者から見れば、ほとんどが「そんなバカな!」で笑ってすま
せるものばかりですが、当事者にとっては深刻な問題となりかねません。
妙なうわさに心を惑わす前に、「何が本物なのか!」をじっくり見極める冷静
な判断力が大切だと思います。
特に、お父さんが頼りなのですから、しっかりと手綱を握ってあげて下さい。

昼食は、原則としてお弁当ですが、その理由は、
「保護者の方に手作りのお弁当を作っていただくことにより、親子の関わり
を大切にしています」       
このことです。
以前にも触れましたが、お弁当をきちんと作っているお母さんの真心は、食べ
る子どもがいちばんよく知っているはずです。
「親の手作り」が少なくなっているだけに、オーバーではありますが、幼児期
の弁当は、親子の大切な絆を作る、ほんの短なひとときかもしれないとなると、
手は抜けませんね。                          
併設の小学校には、内部での試験を考慮し、原則として全員、進学できますが、
他校を併願する場合は、外部受験者と同じ扱いになります。

[昭和学院幼稚園] 
本学院は、1940年(昭和15年)に昭和女子商業学校として発足し、現在、
幼稚園、小学校、中学校(2校)、高等学校(2校)、短期大学を設置した総
合学園です。
平成15年から、中学、高校とも共学になりました。
建学の精神は創立者、伊藤友作先生の定めた校訓「明敏謙譲」が示すように、
「明朗にして健康、自主性にとみ、謙虚で個性豊かな人間を育てる」ことにあ
ります。

教育目標★
「生活習慣を身につけ、集団生活への理解と態度を育てるとともに、豊かな
情操と想像力を養い、心身の発達を助長する。特に子どもをのびのびと育て、
体力を高めること、また「やるべきこと」「やってはいけないこと」をはっき
り判断できる道徳心を養うことに努める」ことを掲げ、目指す園児像は、   
 ・健康で明るい子
 ・みんなと仲良く遊べる子
 ・思いやりのあるよい子
 ・自分から進んでやる子 
 ・創意工夫のできるも
の育成です。
                                     
「子どもをのびのび育て、体力を高めること、また、『やるべきこと・やって
はならないこと』をはっきり判断できる道徳心を養うことに努めています」と
ありますが、これは、とても大事なことではないでしょうか。
しかし、「のびのび育てる」ことが、どうやら誤解されているような気がして
なりません。「のびのび育てる」は、決して自由奔放に育てるのではないこと
を、ご両親はきっちりと考え直さなくてはいけないでしょう。
また、「叱るべき時に叱らない、褒めるときに褒めない」育児が、まかり通っ
ているように思えます。
ですから、やるべきこと・やってはならないことが、きちんと身につかないの
ではないでしょうか。
(次回は、「幼稚園の求める子ども像」についてお話しましょう)

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