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2008/03/21

2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>

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         「めぇでる教育研究所」発行
  ★2008年秋の幼稚園受験合格のための必勝講座★
 「2009さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
           
         2008年3月21日 
          − 第20号 −

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名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編 4

[東洋英和幼稚園]            
以前は短期大学でしたが、横浜に四年制大学を設置し、幼小中高大の一貫教育
制度を持つ総合学園となました。      
宗教教育と女子だけの教育環境ですが、幼稚園には、男の子も若干名います。 
幼稚園と小学校が、同じ敷地内にあり、校門を入ってすぐ目につくのは、うっ
そうとした樹木です。
小学部を改築した際、伐採された木もありましが、表庭には樹齢を重ねた大木
(イチョウの木、大王松、ユリの木)や花を咲かせる木々、実のなる木々など
が繁り、裏庭には、かえるや小さな虫たちを守ってくれる草花が、繁っていま
す。
六本木の繁華街が、近くにあるなど信じられないほど、武蔵野の自然を残した
中にある静かな幼稚園、東京タワーと六本木ヒルズ森タワーが、すぐそばにあ
ります。
           
本園は、1914年(大正3年)に、学院に通う姉を持つ幼い妹や弟、近所の
幼い子ども達のために、キリスト教保育を受けさせたい父母の願いから開設さ
れました。
以来、神様の愛と恵みを覚え、喜び、祈り、感謝する生活を大切にし、日々の
祈りや讃美歌を通して、目に見えない信実なものを身辺に感じとる子ども達は、
神様を信頼し、自分自身を信頼するようになります。
そこから、自分を取り巻く社会に目を向け、他者を受け入れ、他者のために行
動できる子に、これが園の基本姿勢です。

★保育の方針★                       
・キリスト教による人間形成を重んじます。        
 土曜日は保育を行わず、日曜日に園児は教会へ出席します。
・自主性と個性を尊重します。  
・ご家庭との連携を大切にします。 
・自然との出会いを大切にします。       
・女子は小学部への進学を原則として認めます。 
   
自主性と個性を尊重する保育方針の中に、
「子どもたちはみな、神様から一人ひとり異なる賜物を授かったかけがえの
ない存在です。子どもたちそれぞれがいろいろな個性を持ち、違っています。
大人たちはそんなごく当たり前のことをつい忘れてしまいがちです。「人よ
りも少しでもよく、早く」、そうした価値観が、子どもたちを苦しめている
ことはないでしょうか。登園してきた子どもたちはみな、思い思いの場所で
自由に遊びはじめます。教師は子どもの個性を尊重して、その子のペースで
その子らしく幼稚園生活が送れるように見守っています。教師が計画した活
動を一斉に与えるよりも、自由な遊びの中で自らが選び工夫することを重ん
じています。当然、それぞれの活動の内容と錬成度は異なりますが、いかに
その子らしく充実した時を過ごせたかを評価したものです。
生活経験の浅い子どもは、自分の立場でしか物事を見ることができないので、
あちらこちらでトラブルが発生します。トラブルは避けるものではなく、む
しろそこから多くを学ぶことができるものです。子どもの力を信じてできる
限り任せると、子どもはその信頼に応えて、知的にも社会的・道徳的にも豊
かに成長していきます」

引用が長くなりましたが、幼児を取り巻く環境を考える時、「大人たちはそ
んなごく当たり前のことをつい忘れてしまいがちです」の言葉に、耳を傾け
る必要はないでしょうか。
「十才で神童、十五才で才子、二十歳過ぎればただの人」ともいうではあり
ませんか。
知的な能力のみを育む前に、やるべきことはたくさんあります。
今は、自分で考える力、それを実行に移す力、そして、相手を思いやる心を
育てる時期ではないでしょうか。

「入園を希望される皆様へ」と題した園側の要望が、願書に同封されていま
す。
〇本園に入園なさった場合には、下記の教育方針にそっていただきます。
1.キリスト教による人間形成を重んじておりますので、土曜日は保育を
  行わず、日曜日は、各ご家庭で選ばれた教会に園児を出席させていた
  だきます。
2.通園の送り迎えは、保護者の方にしていただきます。乗用車での通園
  は禁止しておりますので、特別な事情がないかぎり、地下鉄、バス、
  または徒歩などで通園をしていただきます。
3.母の会・父の会・父母の会など協力していただく機会が多く、その折
  りには、小さいお子さんをお連れにならないで参加していただいてお
  ります。
4.学費等の納付金はかなり高額になって恐縮ですが、四月と五月の二回
  に分けて期日までに前納することになっております。

以上の方針に従う旨を記入し、署名、捺印しますから、2と3については、安
易に考えると、入園後に困ったことになります。            

私学は、経済的な負担の一部をご家庭に依存していますし、運営にも参加しま
すから、父母会の幼稚園への協力も、当然ですが、かなりの時間を割くことに
なります。
子どもの送迎も、その一つです。
特に、本園のように都心に位置し、電車は官庁街を通り抜ける地下鉄日比谷線
と大江戸線しかなく、バスは、これまた都心に向かう渋滞路線です。
自家用車での送迎禁止と共に、遠距離からの通園は、子どもだけではなく親に
も、かなりの負担になることを考えなければいけないでしょう。

また、父母会などにも積極的な協力を求められていますが、これは、私学が人
手不足だから、父母の手を借りようとするのではありません。
幼稚園のさまざまな行事や催し物などに参加しながら、保育の方針などを学び、
キリスト教の教えの一つである奉仕の精神を実践しているわけです。
お母さんのために毎月一回、「神様のいる暮らしを生活に取り入れていただき
たい」との願いから、聖書の研究会「つぼみ会」があり、讃美歌を歌い、祈り、
牧師先生から聖書についての話を聞いています。
下に小さなお子さんがいる場合、どう対処しますか。
祖父母と同居している、近所に住んでいる場合は問題もありませんが、核家族
化が進む中で、こういった条件を満たすのも、案外、大変ではないでしょうか。

「保育は、本来、ご家庭で、お母さま方が、手間暇をかけておやりになるも
のです。ですから、通園バスもありませんし、給食もありません。保育時間
も短いのですよ」

幼稚園の三種の神器(送迎バス、給食、長時間保育)の全盛時代に、説明会で、
ことごとく否定したことがありました。
育児は、ご両親が手塩にかけてなさるもので、10人の子どもがいれば10
冊の違った育児書があっていいのですよ」
と、マニュアル世代の若いお母さん方に、やさしく語りかけているように思え
ますが、いかがでしょうか。 
            
[日本女子大学附属豊明幼稚園]
幼稚園には男子もいますが、小学校から大学まで16年間、女の園ですが、ミ
ッション系の学校と違い、宗教色のない学園です。
学園の創立者、成瀬仁蔵氏は、キリスト教の信仰から、神・仏・儒・基を統一
する宗教的信念に達し、自ら「帰一教会」を立てて、海外にまで広く伝導活動
をされた方です。
三綱領は、その宗教的信念によるものですが、○○教といった信仰を対象とし
たものではありません。

雙葉小学校附属幼稚園や東洋英和幼稚園など、系列校が別学の場は、男子は若
干名しか募集しませんが、本園の場合は、三年保育は55名中25名を、二年
保育は44名中15名募集します。
これは、珍しいことです。
幼稚園、小学校は目白ですが、中学、高校は、横浜の生田になります。
中学生となれば、体力もつきますから、もう通学の心配はないでしょう。
     
なお、志望資格のところに、通園時間として、
「およそ45分(公共の交通機関を利用することを原則としております)、
校内に駐車場はありません」
と明記されています。

また、テストの内容について、
「遊びの中でごく自然の内に、知的発達・行動の姿を見ます。なお、発達差
は生まれ月別に考慮します」
とありますが、早生れのお子さんを持つお母さんにとっては、朗報ですね。

教育方針★
保育のめあて
目白の丘の上に立つ豊明幼稚園。新しい保育室からは、はるかに富士の
姿もながめられます。ここの保育は、学園最初の教育の場となり、人間
形成の基礎を培う、もっとも大切なものです。     
いつも心がけていることは、
・健康で、明るく、元気な子
・生き生きとした新鮮な心で物事に接し、工夫したり、つくり出す喜び
 が感じられる子 (自発創生)                 
・お互いのよさを認めあい、仲よく協力していく子 (共同奉仕)
・自分のことは自分でし、自主的な生活態度を身につけ、最後までやり
 ぬく子 (信念徹底)
ということです。

そのためには、少人数の組編成とし、ひとりひとりの可能性の芽を伸ばしてい
くことに、力をそそいでいます。          
遊びは体をきたえ心をはぐくむ
友だちとの遊びの中で
○じょうぶなからだ
○つよい心
○つくりだすよろこび
○協調する態度
がつちかわれます。

創立者、成瀬仁蔵氏が、一生をかけた女子教育の基本精神として残された言葉
が「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」の三綱領です。
大胆にもわかりやすい言葉に置き換えると、以下のようになると思います。
これは、育児の基礎、基本ではないでしょうか。
「信念徹底」は、正しいと考えたことはやり遂げる、途中であきらめない子、
「自発創生」は、自ら考え、工夫し、実行することですから、遊びに熱中し、
楽しく遊ぶ工夫のできる子、
「共同奉仕」は、友達と仲良く遊べることから、情緒の安定している子、
といえるのではないでしょうか。
こういった育児を心がけているご家庭であれば、それが志望理由になるわけで
す。

成城学園幼稚園、立教女学院短期大学附属愛児研究所天使園と同様、制服はあ
りませんし、新しい幼稚園教育要領以前から自由保育です……、このことです。
どう思いますか、お母さん。
本学園の建学の精神は、ヒューマニズムによる女子教育であり、その理念とし
て三点をあげています。
1 女子を人間として教育する
2 女子を夫人として教育する
3 女子を国民として教育する

現代では、「母親として」の教育が、手薄になっています。
花嫁には簡単になれても、お母さんのライセンスを取るには、大変な努力が必
要です。
肝心なときに切れるヤング・ママが増えていると聞きます。
育児は、忍の一字の連続です。
耐えて、忍ばねばならない時期があります。
あなたのお母さんが、そうであったように……。
育児は育自」であることを肝に銘じておきましょう。
 
理想的な奥さんは、「良妻賢母」ではなく「料裁健母」と皮肉られた時があり
ましたが、どうやら今も続いているようです。
情けない話ですが、「料理が上手で、裁縫ができる、健康な母親を料裁健母」
というのだそうです。
昔の母親は、みなさん、こうだったのではないでしょうか。
きんぴらごぼうを作れないヤング・ママも、います。
でも、コンビニエンス・ストアにさえ、いろいろな惣菜が準備されていますし、
電子レンジさえあれば、食事もできるようになっていますから、無理な注文で
しょうか。
しかし、みんな同じ味で、味気なくありませんか。
良き妻、賢い母は、どこへ行ってしまったのでしょう。
こんなこというと、
「強くて、たくましい父親は、どこへ消えたの?」
逆襲されそうですね、頑張れ、ヤング・パパ!
       
「料理や家事の好きな女の子に、非行少女はいない」といわれています。
料理や家事は、その家庭の文化です。
お母さんが、子どもにきちんと伝えていくものだと思います。
小さい時から、知的な能力ばかり身につけることに熱心過ぎて、こういった大
切な家庭の文化を、子どもに伝えることが、なおざりになっていませんか。
お母さんだけの責任ではありません。
家庭の文化を作る柱であるお父さんの姿が、ぼやけている気がしてなりません。
制服の無いのも、何かを暗示しているとは考えられないでしょうか。
服装のセンスと料理の腕前は、お母さんが娘に伝える宝物だと思います。
これは、私の勝手な思い込みで、園の保育の方針ではあります。  

(次回は、淑徳幼稚園、光塩女子学院幼稚園、聖学院幼稚園についてお話しましょう)

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