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NZに住んで早や10年以上が過ぎました。今までの人生を振り返り、また将来を見すえ、感じたこと・考えたことを発信していこうと思っています。

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2008/10/16

マイライフ イン ニュージーランド

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    マイライフ イン ニュージーランド           2008年10月16日 第21号

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--- 子供の順応力はすごい ---
 
約10年間、中高留学生のサポートをしてきたが、若い子らの順応性は大した
ものだと感心させられる。
大人は、残念ながらやや難しい。
「私は、これだけは純和風でなければ・・・これは、こうでなくては・・・」
と、長年身に付いた習慣は変えるのがおしいのか、心身共に柔軟性が無くなった
結果なのか、何かとうるさい。また、大人は子供と違って、自由になるお金が
あるから「今まで色々苦労してきたんだから。」と、そのお金に物言わせて
我がままを買う。(笑)
 
来た当初の留学生も、大人同様異なる文化・習慣の生活に、抵抗を感じるのは
同じである。最初の6ヶ月間は、こちらの生活に慣れたかなと思っていても、
何かをきっかけに不満・泣き言を言って来る。その中には、
理解できるものやどう考えてもそれは無理だろうというものから、いろいろ
である。しかし、面白いことに6ヶ月過ぎると、ぱたりと止んでしまう。
無駄な抵抗と気づき、あきらめてあるがままを受け入れる心境に
なったためなのか。(笑)これも、順応性のある子供だから、また可能
なのだろうと思う。
ちょっと前までは、馴染めず不満を言っていたことを、当たり前のように
して馴染んでいる姿を見ると、「以前、こう言っていたじゃないか?」と
からかいたくなるのだが、彼らがここで生きる為に意識・無意識のうちに
順応していった結果に、そんなこと言っても戸惑わせるだけじゃないかと、
出そうになる言葉を必死に飲み込んでいる。
 
しかし、その子供の順応力を阻むやっかいな物がある。
それは、親の必要以上の過保護だ。
親は子供の成長・将来を考え留学させるのだが、皮肉なことにその邪魔をするのも
また親である場合が多い。子供が見ず知らずの海外で生活していると思うと、
それを不憫に思うのは、親心として当然だと思う。しかし、子供に懇願されて、
必要以上のお金や物を海外にいる子供に与えることは、子供が順応してゆく過程
を邪魔する以外の何物でもない。そのことに気づき、時には少し心を鬼にする
ことを忘れないで欲しい。
 
子供は順応しつつ、人間的にも成長し、また広い視野と柔軟な思考も
身に付けてゆく。
 
最近は、熟年者の海外長期滞在もポピュラーになってきた。
「海外に行っても、これだけは・・・」
と決め付けるのではなく、子供のように簡単ではないと思うが、あるがままを
受け入れるチャレンジをされてみてはどうだろうか。
 
諺にあるように、「郷に入らずんば、郷に従え」である。
要は、この方が得るものは、はるかに大きいのである。
 
 
それでは、次回をお楽しみにね。


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発行者 田中光孝
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