2009/10/13
国語ですから。(家庭でこそできる学習法)第23号
--------------------------------------------------------------------- 国語ですから。 第23号 平成21年10月13日発行 --------------------------------------------------------------------- みなさん、こんにちは。 「かきまくれっ!こくご トレーニングペーパー」のぶい先生です。 国語は全ての学問の基礎。 とにかく、小学三年生までが勝負です。 小学生の国語学習に関する、私からの提案などをお伝えします。 *----------------------------------------------------------------------* 1 国語ですから。(家庭でこそできる学習法)No.23 *----------------------------------------------------------------------* このコーナーでは、学校や塾ではなかなかできない、 家庭でこそできる国語学習法を紹介しています。 今日は、「書き直す」作業の大切さについて伝えます。 私の教材では、高学年から作文が登場します。 特別な場合を除いて、全て二週で一セットになっています。 一週目はとにかく書いてみる週。 二週目は、私のアドバイスを読んで、書き直してみる週です。 題材はさまざまで、たとえば、今月は、 四年生が「無人島に漂着したら一日目に何をするか」「タケコプターでどこに行くか」、 五年生は家族を見直す月間、「自分と親の似ているところ」「兄弟の良し悪し」、 そして六年生はもう少しレベルアップして小論文的な 「ファーストフードはなぜ良くないのか」「外来生物の増加の影響」という課題です。 書き方のガイドラインはありますが、 まあ、十中八九、子どもたちは無計画に書いてきますね。 何遍注意しても、なかなか「計画を立ててから書く」ということが身につきません。 それでも、毎週毎週、書き直しをさせられていくうちに、 「書き直しをさせられるぐらいなら、初めから計画を立てて書けばいいのではないか」 というところが見えてきます。 もう、そうしたら卒業したのも同然です。 実は、その域まで持って行くのが、私の使命なのかもしれないとさえ思います。 さて、一週目。 その無計画に書いてきた作文を、私が添削します。 だいたいが、構成力不足。 作文指導の9割が構成指導だと言っても過言ではないでしょう。 学校はどうですか。 学校から帰ってきた作文を見てみましょう。 漢字の間違いは直してあるでしょう。 あとは、 「もう少していねいに書きましょうね」「気持ちが伝わってきますよ。」と、 どの子にも言えるようなアドバイスしか書いてありません。 花丸をもらっても、どこがどのような点から良かったのか、 わかりません。 これをくり返せば、自分の子が作文を書けるようになると思いますか? 無理ですよね。 いえ、学校の先生は悪くないのですよ。 私だって、勤務時間内に、四十人の生徒の作文に赤を入れろと言われたら、 それぐらいしかできません。 そもそも、学校では、 作文指導といっても、 作文を書くための、計画の立て方、段落の構成方法については、何も教えません。 で、いきなり「書きなさい」です。 夏休みの読書感想文も然り。 そこに、何の意味があるのでしょうか。 文科省の偉い人! そろそろ根本的に見直さないといけませんよ。 二週目。 さて、さらに、学校ではさせないこと。 それは、「書き直し」です。 注意されたところに気をつけて、特に構成に気をつけてもう一度その課題を書き直すこと。 それを実行している担任に受け持たれている人! あなたはとてもラッキーです。 その先生に感謝して、たっぷり指導を受けて下さい。 そうではない方、安心して下さい。 大多数派です(笑) 書き直すこと。 これが、実は、作文を書く以上に大切なことなのです。 どれくらい大切かと言うと、 作文を書かない状態が0、 書いて3、 書き直して10という感じです。 他の訓練に例えてみましょう。 たとえば、野球の素振り。 バッティングの基礎練習ですよね。 全くしないのが0、 自己流で振ってみて3、 コーチにフォームを直され、修正した方法でもう一度振ってみるのが10です。 わかりますか? 自己流で何回素振りをしても、ちっとも上達しません。 そりゃあ、何回も振れば、筋肉は付くかもしれません。 練習しないよりはいいでしょう。筋肉をつけることが目的であるなら。 でも、バッティングを上達させたいのなら、 コーチにフォームを修正してもらい、修正した方法でもう一度振ってみるのが一番です。 作文も同じです。 何枚書いても、そこに指導がないのなら、それは、字の練習以上のものにはなりません。 字の練習なら、それでいいのですが……。 大手通信教育では、作文を添削はしてくれますが、 書き直しの再提出はさせていないと思います。 それでは、3割の指導なのです。 さて、家庭でできる学習法といっておきながら、 この方法には、添削する国語の教師が必要です。 それをふまえた上で、家庭で出来ることをお話します。 まず、学校からテストを持ち帰ったら、もう一度解き直しをさせましょう。 やりっぱなしでは3割です。 だいたいのお子さんは、正答を見て 「ああ、そうだったんだ。」で終わっていると思います。 その状態では3割のままです。 そこで、家では、間違えた問題の解き直しをさせましょう。 自分の書いた、間違えた答えが隠してあればいいので、 どのような方法でも良いのですが、 可能であれば、テストをコピーして、間違えた「問題」の部分だけを切り取り、 ノートの1ページの上の方に貼ります。 1問1ページがベストです。 そして、解き直しをさせます。 どの教科でも同じ方法です。 それで10割です。 算数や社会、理科のような答えがスパッと出る問題は、 この方法でずいぶん力が付くと思います。 国語では、本当のところ、あとひとつ行動が必要です。 もうわかりますよね。 「書き直したもの」をもう一度見てもらうことです。 私が見てあげたいので、受講して下さい(笑) 無理ならば、担任の先生に頼んでみるのが一番良いと思います。 *----------------------------------------------------------------------* 2 オススメ。(教材・本の紹介)お休み *----------------------------------------------------------------------* 今日は、「書き直す」作業の大切さについて書いていますので、 そのテーマの本を探したのですが、ありませんでした。 仕方がありません。私が書きましょうか。(笑) もう少しデータが集まったら、書いても良いかもしれませんね。 作文指導は、結局、個人対個人なのです。 だから、本が出ていないのだと思います。 良い国語の先生を見つけて下さい。 *----------------------------------------------------------------------* 3 国語雑学。(私の教材から)No.23 *----------------------------------------------------------------------* 五感を言葉で表現する(2年生の教材より) うちにある果物や野菜を用意し、 見たり触ったり食べたりした感じを、言葉で表現してもらう課題です。 子どもはよくこのような文を書きます。 「おやつにりんごを食べました。おいしかったです。」 この子はきっとりんごを味わってはいるのでしょう。 でも、「おいしさ」の表現の方法がわからないのです。 私は、五感で感じたことを書くように指導しています。 (視覚) 「おやつに、丸くて赤いりんごを食べました。お母さんが切ってくれました。 白い切り口に、黄色いみつが出ていました。おいしかったです。」 ね? このりんご、おいしくなっていませんか?(笑) (聴覚) 「おやつに、丸くて赤いりんごを食べました。たたくとコツコツして、固そうです。 お母さんが切ってくれました。白い切り口に、黄色いみつが出ていました。 食べるとシャキシャキと音がしました。おいしかったです。」 ね? さらにおいしくなっています。 (嗅覚) 「おやつに、丸くて赤いりんごを食べました。たたくとコツコツしていて固そうです。 お母さんが切ってくれました。さわやかな、いい匂いがしました。 近くでかぐと、食べたくなるような、甘酸っぱい匂いがしています。 白い切り口に、黄色いみつが出ていました。 食べるとシャキシャキと音がしました。おいしかったです。」 (触覚)(味覚)も足してみますと、 もう、このりんごはタダモノではありません(笑) まるで目の前にあるようです。唾液さえ出て来ます。 このように、五感を使った表現で、表現を豊かにする練習をします。 --------------------------------------------------------------------- 発行人 「かきまくれっ!こくご トレーニングペーパー」のぶい先生 ■通信教育で国語を教えています。 ホームページはこちら ⇒ http://www2.odn.ne.jp/~nihongodeasobo/kokugo/kakimakure.htm ■メールマガジンで取り上げた内容も見ることができます。 ブログはこちら ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/harikenv3 ■ご意見ご要望はメールをお送りください。 ⇒ harikenv3@yahoo.co.jp ■登録・解除の手続きはこちら ⇒ http://www.mag2.com/m/0000247966.html ---------------------------------------------------------------------
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