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米国シリコンバレー、熊本へ単身赴任した時に感じた文化の差、エピソード、日常生活で感じた身近なこと等を面白おかしくレポートします。ほのぼの、癒し系マガジンです。「わくわく単身赴任日記」なる本も出版しています。本マガジンは、その続編、番外編です。

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2009/09/22

わくわく単身赴任日記 No.97夏休みの宿題

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           by 住田正彦

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'88-'90の米国、'00-'06の熊本の単身赴任時代に感じた文化の差、
身近なできごとを中心に綴ったショートエッセイです。

No.97夏休みの宿題    2009.09.21

ずっと昔、私の娘が中学2年の事です。夏休みの終わり頃になって、理科の宿題の自由研究の
テーマがどうしても思いつかないと言って泣きついてきました。

止む無く、色々な実験を考えて一緒にやってみました。重いボールと軽いボールを一緒に
落として、同じ速度で落ちる様子を写真に取ったり、ギターの音程と弦の長さの関係を
測ったりとか、色々やりました。

その中の一つに、ホースの水の飛び方を調べるのを行いました。色々やったのですが、ひとつに
発射角度を45度に固定し、飛ぶ距離と水量(=水の速度)の関係を調べました。単純に距離は
水量に比例するのかな、と娘も私も思っていたのですが、結果は水量の2乗に比例するという
意外なものでした。後からニュートン力学で考えると2乗に比例するのはわかるのですが、
中学校ではまだ習っていません。(皆さんも考えてみて下さい。)

この実験が玄人である理科の先生に受けたのか、娘のレポートは学年で一番の銀賞を取って
しまいました。学校代表にもなり、市役所のロビーに張り出されたりしました。
(親が関与したのは内緒です。もう時効でしょう。)

これに味をしめて、翌年の夏休みは娘と相談して、柳の下の2匹目のドジョウを狙って、
どうして2乗に比例するのかがわかるような実験を行いました。ニュートン力学の数式を
使うわけにもいかないので、飛ぶ時間を測ったり、高さを変えて測ったり、色々工夫しました。
娘と二人、結構考えて、何とか説明できるような実験にしあげました。

結果は学年で4人ほどいる努力賞でした。残念ながら金賞はもらえませんでした。
(3年生の最優秀が金賞、2年生が銀賞、1年生が銅賞となっています。)
2-3時間の実験だったので、努力したとはあまり言えないのですが、、、
何日もかけて実験している他の生徒には申し訳ない気もします。

 後ほど、文化祭に行って発表作品を見て回りました。娘の友達でお父さんがM電器に
勤めている人がいるのですが、その子も努力賞をもらっていました。私にはこの作品も
親の影がちらついているように思えました。(xxちゃん(友達の名前)、ごめんね!)

M電機対M電器の戦いは、引き分けというところでしょうか。しかし、あちらの方がたっぷり
時間をかけているのは明らかでした。効率から言えばこちらの勝ち、本当の努力と言えば、
あちら、というところでしょうか。

私は技術屋としてはノーベル賞はもらえませんでしたが、見事銀賞と努力賞をもらった
ことになります。うれしいな。



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