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米国シリコンバレー、熊本へ単身赴任した時に感じた文化の差、エピソード、日常生活で感じた身近なこと等を面白おかしくレポートします。ほのぼの、癒し系マガジンです。「わくわく単身赴任日記」なる本も出版しています。本マガジンは、その続編、番外編です。

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2009/06/14

わくわく単身赴任日記 No.84 宇宙の神秘

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      メルマガ 「わくわく単身赴任日記」
            
           by 住田正彦

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'88-'90の米国、'00-'06の熊本の単身赴任時代に感じた文化の差、
身近なできごとを中心に綴ったショートエッセイです。

No.84 宇宙の神秘  2009.06.14


私の本の中で、私が技術の道を選んだのは、親父が見せてくれた人工衛星のためかも
しれないと言いました。私の大学時代にアルバイトで中学生相手の学習塾の講師を
したことがあります。皆集中しないのを、怒ったり、誉めたりでなかなか大変でした。

そんなある日、理科の天体の単元がありました。私自身宇宙は好きだったので、皆の
気を引くため、宇宙の神秘みたいなことを雑談で話しました。すると、ある一人の
女生徒が熱心に話しを聞き、まるで何億光年の宇宙に思いを馳せるような遠くを見る
表情をしてぼんやりしてました。どうも私の話しに興味を持ったようです。

今でも、彼女の表情を思い出します。なかなか可愛い子だったので覚えているのかも
しれません。ひょっとして彼女が宇宙学者になったりしていたら、それは私の貢献
かもしれません。しかし、美人宇宙学者というのは耳にしたことはないので、多分
なってないのでしょう。
(女性宇宙学者の方、断定してごめんなさい。)


***************

私の本の中の記事

人工衛星

私は技術屋の道を選びましたが、科学の夢を与えてくれたのは、ひょっとして親父
かもしれません。

私が小学生の時に、ソ連が人工衛星を世界で初めて打ち上げて大きなニュースになり
ました。続いて、ライカ犬を載せた衛星が打ち上げられました。その時のことです。

新聞にその人工衛星が肉眼で見られる時刻が載っていたのだと思います。人工衛星は
自らは光りませんが、太陽の光を反射して明るく見える場合があります。それは、
地上は夜だが、衛星が飛んでいる何百キロの上空は太陽の光があたっている時です。
従って、夜明け前か、日没後になります。この時は早朝でした。朝の4時頃、親父が
家族全員を起こし、外に出て空を見上げました。やがて人工衛星が現われました。
1等星くらいに輝く物体が、夜空をスーっと横切っていきました。時間にすると
1分間ほどのできごとです。ああ、あの中に犬がいるのだ、と思うと言いようの無い
感動を覚えました。今でも、はっきり目に焼き付いてます。

あのころは、科学に対する信頼感、期待感というのが世界全体にあったのだと思い
ます。科学に興味が無い母親まで一緒に見ていた訳ですから。家族の絆も感じました。
夢を与えてくれた親父に感謝。
 
ひるがえって、現在です。数年前に獅子座の流星群が話題になりました。この時は
真夜中でした。娘が見たいと言ったのですが、私は翌日は会社だとか言って、つきあい
ませんでした。この時は、娘の友達のお父さんが一緒に見ないかと娘を誘ってくれた
ので、それを良いことにまかせて、私は寝てしまいました。うーん。昔の純真な私は
どこへ行ったのだ。娘の科学する心を摘み取ったかもしれません。反省、反省。
    
     
     
 
 
 
 

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