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小さい頃から人を教えることが好きだった僕は、高校の数学の先生になった。加えて人前で話すことが好きな僕にとって、授業は、かけがえのないものだった。それだけに心底没頭した。しかし訳あって退職。その授業の思い出を全て書いてみようと思います。

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2008/03/07

『一人だけ』

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* *☆☆***☆☆***☆☆**☆☆***☆☆**2008年3月7日発行【No.024】**☆☆***☆☆**

    〓授業は俺の命や〓  僕はこんな授業をしてきた

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    【 タイトル 】

    『一人だけ』

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 授業時間は小学校でも、中学校でも、高校でも1時間足らずです。

 この1時間足らずという時間の長さは、人の話を聞くという側にとっては
 長く、つまらなく、感じるものです。

 そして、長く、つまらなく感じれば感じるほど聞いた後、頭の中には
 残っていないものです。

 一方、しゃべる側にとっても結構長くて、ついつい色んな話をしてしまうものです。

 さて、肝心の授業に置き換えてみると、どうでしょう。

 生徒にとって、1時間足らずで理解出来る内容というのは、どのくらいの量なのかと
 考えたことがあります。

 色々と試してみましたけれども、最終的に私が出した結論は
 1回の授業に、1つのこと、というものでした。

 2つ以上の内容を教えても、生徒は理解出来ますが、それが頭の中に
 なかなか定着しないのです。

 例えば50分間の授業では、最初の10分から15分で、その内容について教え、
 中盤の10分から15分で、もう一度同じ内容を押さえる。
 そして最後の10分から15分で、課題をさせることによって、いよいよ頭の中に
 定着させる、もしくは刷り込ませる、ということをする。

 つまり1時間のうち、3回一つの内容を反復して教える。

 こうしてやっと、次の時間に前回の授業で教えた何%かが残っている、
 という状況になります。

 でないと、授業でたった1回説明するだけでは、その内容が次回の授業では
 さっぱり頭の中に残っていない、ということがほとんどの生徒に起こっている、
 ということが分かりました。

 けれどもついつい先に進みたくて、どんどん次へ次へ進もうとしてしまいますが
 結局は後からやり直す必要が生じてきます。

 ここは急がば回れで、1時間に1つだけという気持ちで授業をした方が
 結果的に効率よく進めることになると思います。

 ただし、1時間に3回説明するといっても、出来る限り同じやり方ではなくて
 そこは工夫して、生徒が飽きないようにする必要があります。

 やはり授業の主役は生徒ですから、生徒にとって為になる授業をすることこそ
 値打ちがあると思います。

 時々どんどん進んで、悦に入っている先生を見かけますが、それは自己満足で
 とても褒められたものじゃないと思います。 

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 授業は俺の命や〜僕はこんな授業をしてきた〜
   発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
   配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000247100.html
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