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小さい頃から人を教えることが好きだった僕は、高校の数学の先生になった。加えて人前で話すことが好きな僕にとって、授業は、かけがえのないものだった。それだけに心底没頭した。しかし訳あって退職。その授業の思い出を全て書いてみようと思います。

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2008/01/15

『生徒の顔を見ながら』

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* *☆☆***☆☆***☆☆**☆☆***☆☆**2008年1月15日発行【No.017】**☆☆***☆☆**

    〓授業は俺の命や〓  僕はこんな授業をしてきた

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    【 タイトル 】

    『生徒の顔を見ながら』

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 大体1クラス40人いますから、約80個の目がコチラをじっと見ていることになります。

 先生になりたての頃、これはなかなか大変な状況だなぁと思ったものです。

 80個の眼前にさらされる事など、先生にでもならない限りなかなか経験できる
 ことではありません。

 ですから、授業中生徒の目を見られるようになったのは、先生になって
 3、4年した頃だったと思います。

 ましてや生徒一人一人の顔をじっくり見て、生徒が今何を考えているか
 分かるようになるのに、10年はかかりました。

 その頃からではなかったかと思います。
 授業らしい授業が出来るようになったのは。

 ですからそれまでの授業は、どんな授業をしていたのかと思うと
 恥ずかしくて穴があったら入りたい、生徒たちには気の毒というか
 申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 自分のしゃべった内容が相手に伝わったかどうかを確かめるには
 教師に限らず、人に何かを伝えることを生業としている者にとっては
 必要最小限であるはずですが、これがなかなか出来ないんですね。

 ただ生徒の顔を見るだけでは、生徒の本音は聞こえてきません。
 
 私が思うに、やっぱり人間というものをよく知らないと
 だめなんではないかと思います。

 人間の持つ感情、分かりやすく言えば喜怒哀楽、そんな事をよく知らないで
 自分がこうだから生徒もこうだろうと、独りよがりな考えをしていては
 わかるはずがありません。

 私は例えば、高校2年生を教えるときは、自分が高校2年生だった頃を
 よく思い出してみます。 そして自分が教えている教室に高校2年生だった私を
 座らせてみるんです。 そして私は高校2年生の私に問いかけてみます。

 「この説明で分かったか」と。

 大概は「よう分からん」、と答えてきます。

 そんなときはやっぱり、他の生徒たちもあんまり納得した顔をしてませんわ。

 だから、ある時から授業の準備として、学生時代の自分自身と徹底的に
 向き合うことにしました。

 少なくとも、自分自身が納得出来るような説明を、生徒たちにもしてやろうと
 考えたわけです。

 でもこれはなかなか難しくて、どうしても妥協してしまいます。

 でも段々うまくいくようになってきて、最後のほうは自分でも納得できる
 心地よい授業が出来るようになってきたように思います。

 分かり易い授業をする手立てはや方法は
 色んなところにそのヒントがあるように思います。

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 授業は俺の命や〜僕はこんな授業をしてきた〜
   発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
   配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000247100.html
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