検見川送信所J1AA通信  RSSを登録する

全国的に有名な廃墟スポットである「検見川送信所」(千葉市花見川区)は実は建築学的にも歴史的にも重要な建築物です。検見川送信所の真の魅力を届けるとともに、みなさまと保存、再生について考えていきます。周囲の飲食スポット、検見川をめぐる雑学もあわせて紹介。

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2009/01/11

【検見川送信所通信vol.35】2月14日、シンポジウム開催

━━2009/01/11━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★★★★★≪  検見川送信所J1AA通信  vol.35≫★★★★★

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TOPICS
・検見川送信所シンポジウム@さや堂 2月14日
・千葉県建築家協会主催見学会レポート


遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

近代遺産は近年、ますます注目を集めています。世界遺産ブームなども追い風に
なっているのでしょう。最近では2つのトピックスがありました。

まずはうれしいニュース。

検見川送信所と同じ逓信建築である「下関郵便局庁舎」は市役所第一別館として
使われた後、長らく廃墟となっていましたが、本年内に「田中絹代記念館」とし
てリニューアルオープンすることが決まりました。
こちらはテレビ、新聞でも取り上げられています。

一方、残念なニュース。

検見川送信所を手掛けた吉田鉄郎氏の代表作「東京中央郵便局」の再開発に伴
う解体作業が始まっています。シンボルだった時計も、針が取り外されています。

同じく吉田建築では、大阪中央郵便局も取り壊しの危機を迎えており、検見川送
信所は吉田建築の初期作品として希少な存在となっています。

検見川送信所をめぐっては、千葉市が保存・利活用に向け、検討しており、来年
度は予算も組まれ、本格的な調査が行われる見込みです。こうした動きになった
のも、みなさんが声を上げた成果であると思います。

知る会の09年は「検見川送信所シンポジウム@さや堂」(2月14日、千葉市
美術館)でスタートします。

文化財とは何か、文化財をどう市民生活にいかしたらよいのか?そんなことを話
し合える場になれば、と思います。専門家の案内による、さや堂の見学会も行い
ます。お気軽にご参加ください

(事務局・久住)

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検見川送信所シンポジウム 2月14日(土) 千葉市美術館で
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私たち「検見川送信所を知る会」の活動を契機に、検見川送信所が文化遺産の道
を歩もうとしています。

送信所は東京中央郵便局などを手がけた吉田鉄郎氏が設計した大正末期のドイツ
表現派風のモダニズム建築で、1930年(昭和5年)には日本初の国際放送を行うな
ど日本の通信の発展にも大きく貢献しました。

1979年(昭和54年)の閉局後は取り壊しの話が出ていましたが、「知る会」の呼
びかけに、国際的な建築団体「ドコモモ・ジャパン」、「日本建築家協会」が賛
同。専門家から保存、利活用を求める声が大きくなりました。

これを受け、千葉市は方針を一転、保存を検討し始めました。ただ、文化財の保
存には「国登録」と「市指定」などがありますが、千葉市は「市指定文化財で
は、市民からの要望がある利活用が実現できないので、登録文化財が妥当」と言
います。果たして、そうでしょうか?

「市指定文化財」として利活用が実現している旧川崎銀行(現・千葉市美術館)
を会場に、みなさんと一緒に「登録文化財」とは何か? 「市指定文化財」とは
何か? を考え、送信所保存・利活用のあるべき道を探っていきたいと考えてい
ます。

日時
2009年2月14日(土) 11:00〜16:30
プログラム
11:00〜12:00:見学会
13:30〜16:30:シンポジウム
場所
千葉市美術館 MAP
〒260-8733 千葉市中央区中央3-10-8
見学会:千葉市美術館鞘堂(旧川崎銀行千葉支店)
シンポジウム:千葉市美術館11階講堂
アクセス
JR:千葉駅下車 東口より徒歩15分
京成電鉄:千葉中央駅下車 東口より徒歩10分
千葉都市モノレール:葭川(よしかわ)公園駅下車 徒歩5分
参加費
無料
(カンパ大歓迎! 「検見川送信所を知る会」は、賛同者のカンパによって
運営されています)
総合司会
沖 昌幸(検見川送信所を知る会)
シンポジウム・パネリスト
岡部則之(岡部則之計画工房)
堀 勇良(元文化庁)
仲佐秀雄(検見川送信所を知る会 代表)
夏目勝也(千葉県建築家協会 保存文化部会)
コーディネーター
安達文宏(関東甲信越支部(JIA) 保存問題委員会)
問い合わせ先
検見川送信所を知る会 Tel & Fax:043-276-0444
主催
検見川送信所を知る会
 

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2008年11月26日−旧検見川無線送信所外部及び内部見学会
〜日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部 安達文宏氏
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11月26日(水)好天に恵まれた午後、千葉県建築家協会(JIA千葉)保存文化部会
主催の見学会が開催されました。参加者は14名(1名は途中参加)で、その中には
「検見川送信所を知る会」の2名(送信所OB岩佐氏と送信所図面提供の久住コウ氏)
にも加わっていただきました。建物は、JR新検見川駅から海側に歩いて10分足らず
の所にあります。


1979年の閉局から今日まで30年近くが経ち、外壁(特にファサード)の剥落が目立
つなど、建物全体の傷みが非常に懸念される状況になっていました。ここで是非と
も内部に入り全体の状況を早急に確認する必要性を感じ、急きょ見学会を行ったも
のです。検見川稲毛土地区画整理事務所を通し鶴岡千葉市長の許可を得て、閉鎖後
初めて一般への公開が実現しました。

始めに岩佐氏の説明を聞きながら外観を見ました。建物全体は御影石を使った人造
石洗い出し仕上げで覆われています。目地は無く建物全体が一つの塊のように思わ
れ、すごい存在感があります。建物の角は全てアールがつき、パラペットも断面は
パラボラアーチ状に丸みが付いています。

開口部はほとんど鉄板で覆われて窓の形状も分かりませんが、2階の鉄板で覆われ
ていない一部の窓周りを見るとやはりアールで納められています。外部全体はそれ
ほどでもありませんが、ファサード部分の人造石洗い出し仕上げの剥落がひどく、
コンクリートの被り厚さの不足もあいまって鉄筋が錆びて爆裂を起こし、痛々し
い表情を見せています。

内部に入ると外部以上にパラボラアーチやアールなど、当時の逓信省建築の特徴を
とどめているのには非常に驚かされました。内部仕上は基本的に壁、天井共漆喰
(場所によってはプラスターもあるか?)塗り仕上で、壁と天井、梁と天井のとり
あいもすべてアールで、梁の下面は繰型等を施していました。内部は、外観からは
想像も出来ないくらい状態が良く、壁天井の左官仕上に塗った塗装がはがれている
程度です。柱、壁、梁、天井を見ても、地震等による構造クラックや左官仕上に伴
うクラック等もほとんど目視で確認出来ませんでした。また、当初非常に心配だっ
た雨漏り等の形跡も確認できず、屋上のアスファルト防水はいまだに健在のようで
す。

全文は「検見川送信所を知る会」HPに掲載しています。
http://kemigawaradio.web.fc2.com/cont/archive/observe0811.html

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●検見川送信所を知る会メンバー募集 
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「検見川送信所を知る会」ではメンバーを募集しています。「送信所を残したい」
「送信所について知りたい」というお気持ちの方は、どうぞ会員登録をお願いしま
す! 数が大きな力になります。今後も見学会、シンポジウムなどを予定していま
す。検見川送信所にご興味あるかたなら、全国どなたでも。

入会は無料。会はカンパによって運営しています。会員の方には会報などをメール、
郵送にてお送りします。

お名前(ふりがな):
ご住所:〒
電話番号:
メールアドレス:
をお知らせください。

また、検見川送信所の保存、利活用についてのご意見を募集します。ご意見はメル
マガにて紹介させていただきます。

ホームページには掲示板を用意しています。こちらにもご意見をお寄せいただけ
ると幸いです。
http://kemigawaradio.web.fc2.com/cont/join/bbs.html 

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すべての問い合わせ先
メール:kemigawamusen@mail.goo.ne.jp(事務局)
http://kemigawaradio.web.fc2.com/
発行:「検見川送信所を知る会」事務局  
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