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  • 発行周期 月刊
  • 最新号 2009/12/01
  • 部数 476部
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2009/12/01

仏像 魅惑の世界  Vol.28

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     仏像 魅惑の世界  

                     2009/12/01 Vol.28
                      発行日:毎月1日
                      発行者:四国三郎

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つれづれなるままに、日ぐらし、仏にむかひて、心に移りゆくよしなし事を
そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

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*****【 目 次 】************************************************

 1.巡 礼 記
 2.エッセイ
 3.秘仏開帳

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           1.巡 礼 記 

『京都 三千院 国宝 阿弥陀如来および両脇侍像』
寺院名:三千院
宗 派:天台宗
開 基:最澄
創 建:延暦年間
住 所:京都市左京区大原来迎院町540
道 順:京阪本線「出町柳」よりバス「大原」徒歩10分
H P:http://www.sanzenin.or.jp/

仏像名:阿弥陀如来及び両脇侍像
指 定:国 宝  
時 代:藤 原  
製 法:木造漆箔
法 量:194.5cm

コメント

歌でも有名な京都大原三千院の阿弥陀三尊像です。

平成14年に国宝に指定されたこの像は往生来迎院(重文)と言う

この三尊像のために作られたお堂とセットで創建当時のままの姿を

伝える貴重なものです。

さすがに一大観光地だけあって周辺は騒然としていますが、往生来迎院の

あたりだけは昔のままと言った感じです。

お堂に上がりますと少々窮屈そうに三尊像が奉られています。

坐像ですが来迎像(浄土より死者を迎えに来る様子を表現している)なので

阿弥陀如来は来迎印を結び観音菩薩は魂を受け取る蓮台を掲げ持っています。

阿弥陀如来は少しふてぶてしい感じのいかにも極楽浄土の教主と言った威厳を

感じさせます。

変わっているのは両脇侍の座り方です。

来迎像に特有の形式ですが観音・勢至とも祇座、いわゆる正座をしています。

同じく京都の三室戸寺にも同様の像が遺されていますが比較的珍しい形式です。

大原に行かれた折には是非立ち寄られて浄土への誘いを体感してください。


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             2.エッセイ
   
   □□□ 四国八十八箇所 □□□

今は四国八十八箇所巡礼も老若男女を問わず人気があるそうで隔世の感があり

ます。

私は四国の出身でお遍路さんは子供の時からわりと身近で見てきました。

昭和40年代でもお遍路さんは貧しくみすぼらしい出で立ちの人が多く子供心には

なんとなく怖いイメージがありました。

お遍路さんの衣装は死装束だと言う事は皆さんご存知だと思いますが、それは

本願を達成できなかったときの覚悟と言う意味で理解されているのではないで

しょうか。

しかしわりと近世までそれは本当の死装束だったことも多々あったようです。

不治の病やいわゆる世間体の悪い病に罹った人を四国巡礼に出したのだそうです。

このような人達のほとんどは言葉は悪いですが野垂れ死にして果てました。

遍路道の道端には多くの無縁仏を奉った石仏があります。

多くの人達が巡礼に訪れるのは誠に結構な事ですが、路傍の無縁仏達も賑わいぶり

にさぞかし驚いていることでしょう。

合掌


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           3.秘仏開帳    
 
『六道珍皇寺 重要文化財 薬師如来坐像』

寺院名:六道珍皇寺 
開 基:慶俊
創 建:承和3年
住 所:京都市東山区松原通東大路西入北側
道 順:京阪電車 東山五条下車 徒歩約20分
H P:http://www.kadode.com/rokudoutinkouji.htm

仏像名:薬師如来坐像
指 定:重要文化財 
時 代:藤原時代
製 法:木造漆箔
法 量:125.3cm
開帳日:毎月8月7日~10日

コメント

炎天下の京の街を六波羅に向かいます。

六波羅蜜寺を左に見て突き当たりを右に曲がるとやがて「六道の辻」と書かれた

石碑が見えてきてようやく六道珍皇寺の山門に到着です。

さっそく薬師如来をお参りしますが強烈な日差しの中を歩いて来たためか

暗くてよく見えません。

目を凝らしてみているとようやく見えてきました。

やや角ばった体型で少々堅い感じがしますが堂々たる薬師如来像です。

お顔も体躯と同様の角ばった感じですが優しい目をされた独特な表情をされて

います。

巨大な肉髻が印象的です。

六道珍皇寺は地獄へ通じていると言われている『小野篁冥土通いの井戸』が

あることで有名です。

その井戸を通って小野篁という人物が地獄を行き来したとの言い伝えがあるそう

です。

江戸時代の小野篁像や閻魔大王坐像も奉られていますがなかなかの出来栄えです。

こちらもお見逃し無く。



****ご注意ください!*************************************************

 開帳日の変更や展覧会に出展されていて拝観できない場合もあります。
 お出かけになられる際は必ず寺院等へご確認下さるようお願いいたします。

 記載内容につきまして学術的検証は一切されておりませんのでご了承く
 ださい。
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