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2008/01/25

コントロール

2004年

監督 ティム・ハンター
出演 レイ・リオッタ(リー・レイ)
   ウィレム・デフォー(コープランド博士)
   ミシェル・ロドリゲス(テレサ)
   スティーブン・レイ(アーロ・ベナー)
   キャスリーン・ロバートソン(エデン)

リー・レイ(R・リオッタ)は、
数々の凶悪事件を起こし、
薬物投与により死刑が執行された。

数時間後、リー・レイは死体保管庫にて意識を取り戻す。
「自分は死んだはずでは?」と訝るレイの前に、
一人の男が歩み寄る。その男とは、コープランド博士(U・デファー)である。

博士が開発した新薬『アナグレス』の投薬実験に無期限で参加することを条件に、
死刑を回避できるという。

選択の余地がない、レイは仕方なく実験に参加する。

その実験とは、激しい気性を抑え、
脳の性質を変える新薬『アナグレス』の効果を調べるもの。

新薬の投与を開始されたレイ。
彼は社会病質者であり、
数々の殺人を犯しても良心の呵責もなく、
当然反省もない男である。

そんな彼が、『アナグレス』という新薬で徐々にではあるが
変化の兆しが現れはじめる。
果たしてその姿は、
真実なのか?それとも巧妙に演じているだけなのか?〜

レイとコープランド博士の心理的駆け引きが
繰り広げられていくサイコサスペンス作品である。

この作品は、サイコサスペンスに位置づけられているが、
痛烈に現代社会を風刺していると考えています。

というのも。開発の目的は、
社会病質者が持つ凶暴性や攻撃性といった性格を
コントロールするための薬として位置づけられているのだが…

レイが幼い頃のトラウマにより社会病質者へと変わっていくのだが、
劇中のように、薬によって人格を変えようとするのはどうなのか?

恐らく、社会病質者の犯罪の被害者は、
抑止や予防のためだといっても、納得がいかないのでは?

少なくとも、
もし自分が被害者の立場であれば、
やはり納得がいかないし、
そんな実験は承服できないが、
次の犠牲者が出ないための措置であれば仕方がない一面があるのも、
事実だから複雑な心境にならざるを得ない。

この作品を鑑賞しながら、
レイが努力する姿や、コープランド博士の考え方にも、
共感を覚えるところもあったのは、事実だし。

この映画が持っているメッセージというのを、
どのように解釈するのかは人それぞれ違うのだろうけど、
しっかりと受け止めていきたいと感じる。

せめて、自分の子供には傷つける言葉や虐待といった
トラウマを抱えるようなことは避けたいと改めて考えた次第です。

オススメ度 ★★★★☆ 色々と考えさせられた映画です。

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