【あなたは かけがえのない 大切なひと】 第2回
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
あなたは かけがえのない 大切なひと 第2回 2007/09/01
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
このメルマガは…
いつも辛い恋愛になってしまう。始まりは夢のようだったのに、いつからか
二人の間には『恐れ』が横たわっている。そんなパターンに気づき、泥沼か
ら抜け出そうともがいてきた“私”という女性の、長い軌跡の物語りです。
+---------------------------------------------------------------------+
第一部 はじめに
+---------------------------------------------------------------------+
私には大切な人がいました。
その人は弱い者に優しく、権力にも負けず、正しいことを貫いている人でした。
心には大きな傷を隠し持っていました。
自営業で仕事は忙しくても利益が上がらず、生活も出来ないくらいでした。
そんな中でも、人助けに奔走し、自分を顧みない人でした。
誰もが口を揃えて、彼を「いい人」と呼びました。
その彼を支えている私も「いい人」と呼ばれていました。
「この人を救えるのは、私だけ」そう、信じていました。
彼が心を許せるのも、私だけでした。
“私がいなくてはこの人は生きていけない、なんとかしてこの人を救いたい”
それだけが、私の望みでした。
+--- 第2回本文 ------------------------------------------------------+
私たちは、いつもいつもお金に困っていました。ただでさえ収入が少ないの
に、彼は仕事中でも仕事先でも人助けをしないではいられないし、古い機械や
トラックはしょっちゅう故障するからです。「金がなくても、お前がいればい
い」と彼はよく言いました。お金に執着しないように見える彼を、すごい人だ
と思いました。そして、いつもお金の心配をしている自分が、金の亡者のよう
に感じました。
「困ってる人がいたら、助けるのが当然だろ?」確かに彼の言うことは、ま
ったく正しいので反論ができませんでした。心の中では(私達だって、充分に
困ってるよ…)と思いながらも、口に出せません。二人の生活は、とても苦し
いものでした。また、彼は自分が“正しく”あるだけに、“正しくない”人を
許しませんでした。いつも“正しくない”誰かに憤慨していて「お前もそう思
うだろ?」と私に同意を求めました。私も一緒になって、その人や出来事に怒
っていました。
「自分たちはとても正しく生きている。なのに全然むくわれない。正直者は
バカを見る…。お金は汚い」自分が正しいなんて、今思えばとても恥ずかしい
ことです。私たちの考えでは確かに“良いこと”をしていたし、反対に“悪い
こと”…人を騙したり、嘘をついたりは決してしませんでした。
けれども“良いこと”をするために、とても大切なものを犠牲にしていること
に、気付いていませんでした。私たちは『自分』をとても粗末に扱っていたの
です。
自分を大切にすること…たとえば、『愛情』『安心』『安定』『健康』『快
適さ』『喜び』といったものを自分に与えること。誰もが当たり前に思ってい
るこれらのもの…。これは彼にとっては、求めることすら許されないものでし
た。これらは、人に与えるもので欲しがってはいけないと。
私は正直に言えば、もう少しだけ安定した収入を得て安心したい、もう少し
だけ健康で快適に暮らしたい、もう少しだけ楽しいことをしたい…と、思いま
した。出来ればパートナーの収入で安定した生活をしたい…、そんな考えを持
っている自分を、恥じました。
『“良い人間”でなければ、彼に愛してもらえない』そして実際に、私はそ
んなに“良い人間”ではなかったのですから『本当の自分を見せたら、彼は私
を軽蔑し、去っていくだろう』という恐れが、次第に大きくなって行きました。
“犠牲”=“善行”である、という間違った思い込みから、私達は不幸の道を
選んでいたのでした。
〈続く〉
+---------------------------------------------------------------------+
このお話は、私が共依存という泥沼からやっと這い出した頃、自分と同じよ
うな境遇の方へ向けて、書いていた手記を元にしています。表現もつたなく、
知識も足りないけれど、あえてそのままで連載して行こうと思います。
鬱・心理カウンセリング・自助グループ・アダルトチルドレンなどの本やサイ
トを読みあさっていた時、ある女性のありのままの手記に辿り着き「私は一人
じゃない、同じような経験をしながら頑張って生きている人がいる」と、リア
ルにそう想えたからです。
その女性の手記の中で、私は「彼女」でした。私の物語の中にも、今読んで下
さっている「あなた」が居るかもしれません。
そして今、愛するパートナーとしあわせに生きている「私」もまた、あなたの
未来の姿かもしれないのです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
=======================================================================
■発行責任者/小花(ちか)
■このメールマガジンは『まぐまぐ!』さんを利用して発行しています。
■配信解除はこちら: http://www.mag2.com/m/0000245740.html
=======================================================================


![転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出 転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/sya.gif)
![派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報 派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/haken.gif)

