2009/12/19
奇岩峡谷 040アイランドインザスカイ
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □ □ ■ 米国西部、奇岩と峡谷の国立公園 第040号 ■ □ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ みなさん、こんにちは。hal-9000です。 本日は、キャニオンランズ国立公園のアイランド・イン・ザ・スカイ 地区のご紹介です。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ キャニオン・ランズ国立公園(アイランドインザスカイ地区) 推奨度(初訪問者)★★★★★ お勧めです 推奨度(ベテラン)★★★★★ 絶対に行って下さい 感動度 ★★★★★ ここの日出没は涙ものです 雄大度 ★★★★★ 筆者的に世界一雄大な場所です 迫力度 ★★★★★ 場所によってはすごい迫力 奇観度 ★★★★★ 奇観も奇岩もたくさんあります 穴場度 ★★★★★ アーチーズより無名ですよね 筆者が行った時期:(アイランドインザスカイ地区) × 1989年6月 × 2002年11月 ◎ 2003年09月~10月 2泊3日滞在 ○ 2005年12月~01月 1泊1日滞在(天気がイマイチ) ───────────────────────────────── ┌────┐ │アクセス│ └────┘ アイランドインザスカイ地区には、デッドホースポイントとほぼ同じ で、モアブの町の少し北、アーチーズ国立公園の入口のさらに少し北か ら、西に入ります。 道路状態は良好です。 ───────────────────────────────── ┌─────────────────────┐ │公園内(アイランド・イン・ザ・スカイ地区)│ └─────────────────────┘ │ 入口 / ・ ・ / ・ ・ ・ VC/ ・ ・ ・ UD / ・ ・ \ /SC ・ グ ・ \ / ・ リ ・ \ / MU ・ ー ・ GR─\/ME ・ ン ・ │ ・ 川 ・ CST┤ ・ ・ MP-┤ ・ ・ │ ・ ・ GVP ・ ・ ・ ・ ・ コ ・ ・ ロ ・ ・ ラ ・ ド ・ 川 ・ VC :ビジターセンター SC :シェーファーキャニオン・ビューポイント MU :ミュッセルマンアーチ ME :メサアーチ UD :Upheaval Dome GR :グリーンリバーオーバールック CST:キャンドルスティックタワー・オーバールック MP :ミューレイポイント GVP:グランドビューポイント 他にも、「何とかビューポイント」「何とかオーバールック」という ところがたくさんあり、どこも良い景色なのですが、今回は主なところ だけをご紹介します。 この図だけではわかりませんが、舗装道路は全て、高い崖の上にあり ます。川から少々離れている(川にあまり近づけない)のは、そのため です。 上記の地図には、四駆専用道路は描いていませんが、VC近くからコロ ラド川に向かって崖の下に降りるシェーファートレイルロードや、崖の 下(川までの半分くらい下った所)でコロラド川+グリーン川の北岸を 走るホワイトリムロードなどがあります。 横から見ると、こんな感じです。 公園の大部分 ___________________ │ │ ______/ ← ホワイトリムロードの面 / / V ← 川 アイランドインザスカイ地区は、ホワイトリムロードのある面が、割 と狭いです。 他の2地域は、この面(あるいはそれに近い高さの面)がかなり広く、 公園の大部分がこの付近の高さにあります。 上図のポイントのうち、ミュッセルマンアーチのみ、このホワイトリ ムロード沿いにあり、四輪駆動車で行く必要があります。 地図で、川の形などは、例によっていいかげんです(くねくねしてい るため、とても全部は表現し切れません)。 ───────────────────────────────── ┌────────────┐ │ビジターセンター、案内所│ └────────────┘ 入口の料金所を過ぎて少し行くと、右側にビジターセンターがありま す。 割と、こぢんまりした、素朴な感じのビジターセンターです。 ───────────────────────────────── ┌─────┐ │宿泊、買物│ └─────┘ ロッジやバンガローの類はないと思いますが(自信ありません ^^;)、 キャンプ場はところどころにあります。 中でも、グリーンリバー・オーバールックの近く、ウィローフラット のキャンプ場は、かなり大きいようです。 キャンプ場は、深夜などに到着しても、空いていれば利用できます。 筆者は、深夜にここに到着した時(深夜到着なので1泊1日という変 な表現になっています)、メサアーチのトレイル入口の駐車場で車内で 寝ていて、罰金($5.00)を取られたのですが(^^;)、その時にそう説明 されました。 キャンプ場に、水があるかどうかは、不明です。地形的にいって、た ぶん無いと思うのですが・・・。でも、大きなキャンプ場ですので、井 戸か水道の設備があるかもしれません。 モアブの町が近いですので、モーテル等に泊まりたい方は、すぐに行 けます。 買物も、もちろんモアブへ。 トイレは、所々にあります(はっきり憶えている範囲では、グランド ビューポイントにはありました・・・キャンプ場にも、当然あるでしょ う)。 ───────────────────────────────── ┌─────────────────────┐ │公園内のポイント1、グランドビューポイント│ └─────────────────────┘ ここの最大の見所は、グランドビューポイントです。 グランドビューポイントからの眺めは、筆者が知る中で、最も雄大な 景色です。 コロラド川とグリーン川に浸食された峡谷を、遥か彼方まで見渡すこ とができます。 同じことを何度も書くようですが、この峡谷が変化に富んでいて、遠 近感があるためか、本当に雄大に感じます。 グランドキャニオンもとても雄大で、サイズ的にはグランドキャニオ ンの方が大きいのですが、こちらの方が「地球の時間」というものを強 く感じます。峡谷が、「バックリと口を開けた」という表現がピッタリ くるような感じで、上から見てU字形に刻まれています。しかも、それ が複雑に入り組んでいます。見ていて飽きません。 この付近の地層は、固い層が多く、中でもホワイトストーンと呼ばれ ている文字通り白い色をした層が、かなり固いようで、峡谷のリム(角) 部分に見られます。これをホワイトリムといいます。 これを見ていると、このリムに行ってみたいと、強く感じます。 先ほどの図とやや重複しますが、横から見るとこんな感じです。 ┌──────────────────── ホワイトリム │ 他の地層 ↓ ├──────────────────── / 他の地層 ┌──────┴──────────────────── │ 白い地層(実際はとても薄いです) ├─────────────────────────── │ 他の地層 /──────────────────────────── / 他の地層 ホワイトリムは、リム(角)の部分は白いことが多いのですが、この 上の平らな部分が全部真っ白だという訳ではありません。複雑な地形に なっています。 ところどころに、チムニーロックなどの名前が付いた、細長い岩塔が 立っているのも見えます。 双眼鏡があると、かなり楽しみが広がります。 メイズ地区の岩などの知識もあると、もっと楽しめると思うのですが、 筆者が2003年に行った時には、まだその辺りの知識に乏しかったのが残 念です。今度行く時は、有名な岩を全部見尽くそうと思います。 しかし、知識が無くても、面白い形をした岩があることは、見てとれ ます。 グランドビューポイントは、昼間も良いですが(ただし冬の日中は太 陽が正面近くにあるためちょっと眩しいです)、朝夕は特に素晴らしい です。 朝夕の情景は、言葉では表現できません。ぜひとも、ご自身の目で、 ご覧下さい。 行って損することだけは無いと、断言できます。 この展望台は、結構広く、駐車場のすぐ前の整備された場所のほかに、 少し左右に行くことができます。 筆者は、岬などの「先っぽ」が大好きですので、先っぽのように見え る所に行ってみました。柵がないところまで行くと、かなり迫力があり ます(^^;)。 このグランドビューポイントを見逃しては、アイランドインザスカイ 地区に(というかキャニオンランズ国立公園に来たことになりません。 時間が無い方は、ここに直行して下さい。公園内の一番奥にあります。 ───────────────────────────────── ┌────────────────────────────┐ │公園内のポイント2、普通の車+短時間徒歩で行けるポイント│ └────────────────────────────┘ さて、グランドビューポイント以外のポイントも、いくつか紹介しま す。 筆者が行ったことのある範囲でご紹介しますので、大部分は、四駆で はない普通の車+短いトレイルで行けるところです。 ビジターセンターから近い順に行きましょう。 ビジターセンターから、南西に少し進むと、シェーファーキャニオン ビューポイントというところがあります。 ここは、「キャニオン(谷)を見るところ」というより、谷に降りて いく「シェーファートレイルロード(道路)を見るところ」といっても 良いかもしれません。 トレイルといいながら、自動車が走れる道路です。英語はよくわかり ませんね(^^;)。 ただし、四輪駆動車専用です。路面は良いのですが、崖の途中を切り 刻んで作ったような道路で、ガードレールはありません。スリップでも しようものなら、谷底まで転がり落ちてしまいます。筆者も、四駆車を 借りた時に、この道路を下りましたが、難しくはないのですが、ものす ごく緊張しました。 グランドサークルには、崖を上り下りするための道路で名所になって いるところが、このシェーファートレイルをはじめ、いくつかあります。 何かの機会に特集したいと思います。 そのだいぶ先に、メサアーチがあります。ここは、トレイル(歩く道) を20分くらい歩くのですが、割と楽な道です。 ここは、グランドビューポイントに次いで、アイランドインザスカイ 地区でのお勧めポイントです。 メサアーチは、サイズはさほど大きくないのですが(特に高さがかな り低いのですが)、横長で、本当に橋をかけたようなきれいな形のアー チです。 また、アーチの中に、谷底の景色が見え、きれいな細いタワーなどが ちょうどアーチの中に見えます。なかなかの景色です。ただし、写真を 撮ろうとすると、谷底が明るすぎて、なかなか露出が合わず、結構苦労 します。 筆者は、2003年に行った時に、ここで星景写真の撮影を試みました。 この時は、暗い中、駐車場まで歩いて戻って、車内で寝ました。 メサアーチのちょっと先で、Y字路に差し掛かります。左に行くと、 上述のグランドビューポイントに行きます。 グランドビューポイントの方に少し進んだところに、キャンドルステ ィックタワー・オーバールックがあります。グリーン川の方に、キャン ドルスティックタワーズという岩搭群があり、これを遠望できます。結 構、遠いです(^^;)。ホワイトリムロードを行けば、近くに行けます。 さらにちょっと先に、ミューレイポイントがあります。ここは、何が 特徴なのか良くわからないのですが、崖の上のこぢんまりとした所で、 人が少なく、景色が良く(グランドビューポイントには負けます ^^;) 、 筆者の好きな雰囲気です。筆者はかなり長居してしまいました。 なお、ミューレイポイントという地名は、ここの他に、メキシカンハ ットの近く(モキダグウェイを上がった所のすぐ西)にもあります。そ こも、崖の上で、見晴らしの良いところです。そのうちご紹介します。 Y字路から北西方向に少し進むと、左側に、グリーンリバーオーバー ルックがあります。 えっ!?グリーンリバー(つまり川)なんて、どこからでも見えるん じゃないの!?と思われるでしょう。しかし、峡谷が深いため、意外に、 川(水面)はなかなか見えないんです。 でも、他にも水面が見えるところはありますので、ここだけ取り立て て「グリーン川が見える!」と名前を付ける意味はないような気がしま す。単に水面が見えるというだけでなく、割と景色の良いところではあ りますが、この付近の展望台はどこに行っても良い景色です(^^)。 Y字路から北西の道路を 終点まで行くと、Upheaval Dome(読み方が わからないのですがアップヒーバルドーム?)というのがあります。 クレーターのような地形です。隕石の落下クレーターかと期待して見 に行ったのですが、解説をちょっと読んだところ、どうやら火山性のよ うです。1時間ほど歩いてみましたが、クレーターの形ははっきりせず、 色も単調です(岩というより土のような感じです)。正直言って、こう いうのが好きな人はともかく、普通の人はあまり面白くないと思います。 しかし、ここまでわざわざ舗装道路を作ったということは、それなり に名所ということなのでしょうが・・・。 ───────────────────────────────── ┌──────────────────────┐ │公園内のポイント3、四輪駆動車で行くポイント│ └──────────────────────┘ 最後に、1ヶ所だけですが、四輪駆動車で行く場所ポイントとして、 ミュッセルマン・アーチをご紹介します。 ミュッセルマンアーチは、アーチの上を歩けることが特徴です。 アーチーズ国立公園などに行くと、アーチの上を歩いてみたくなりま すが、上を歩けるアーチは、ごく小さなものを除き、あまりありません。 ここに来て、ようやく念願が叶いました♪(^◇^)。 シェーファートレイルを降りて、コロラド川北岸の道路を西に進むと、 割とすぐにあります。 この道路は、固い地層でできた平らな面にあるのですが、この下の層 が崩れて、固い岩の層が1枚だけ残ったような形で、アーチになってい ます(下図)。 ミュッセルマンアーチを横から見た図 道路のある面 ────────────────────────────── ┌───────┐ 固い層 │ │ │ アーチ │ 柔らかい層 │ │ ミュッセルマンアーチを上から見た図 /\ 道路の / \ 道路のある面 ある面 / \ / 谷 \ /______ ________ ← アーチ / \ / \ / \ / 谷 \ シェーファートレイルを降りたところから、ミュッセルマンアーチま での間にも、ホワイトストーンが頭に載った岩搭などがたくさんありま す。ちょっと形が崩れていて、特に名前はないようですが、とても近寄 れますので(根性があれば搭の上に渡れるかもしれません)、非常に面 白いです。これだけでも、行く価値があるように思います。 デッドホースポイント州立公園の号でご紹介した「グースネックオー バールック」も、ここ(シェーファートレイルとミュッセルマンアーチ の間)にあります。 筆者は、この時、下見のつもりで行きましたので、ミュッセルマン・ アーチより先(西)には行きませんでした。その後天候が悪化し、結局 この先には行かずじまいでした。 しかし、この先にも、面白いところはたくさんありそうです。次回は 必ず、この先に行ってみるつもりです。 なお、シェーファートレイルを普通の(四駆ではない)車で降りるの は危険かと思いますが、モアブからコロラド川北岸を行けば、一応ここ も四駆専用道路ではあるものの、普通の車でも行けそうな感じです。 ただし非四駆車での安全は保障しませんので、行ってみるのは、路面 等を見て自分で判断できる方のみにして下さい(途中で駄目だと判断し た場合に、引き返すことはできると思います・・・シェーファートレイ ルは、それができません)。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌────┐ │次号予告│ └────┘ 次回(来週)は、小ネタと読者プレゼントです。 年明けから、ニードルズ地区とメイズ地区をご紹介します。 この辺りの原稿は、まだ書き始めていませんので、少し間が空くかも しれません(^^;)。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌───────────────────┐ │米国西部、奇岩と峡谷の国立公園について│ └───────────────────┘ 米国西部には、グランドサークルと呼ばれる、奇岩、峡谷の多い地帯 があります。 ここには、鉛筆を立てたような岩、アーチやブリッジ(どちらも橋)、 大きな丸い岩が今にも落ちそうに高い所に乗ったもの、形の整った岩、 整っていない岩、空がほんのちょっとしか見えない深い峡谷、見事な絶 壁、雄大な景観などが、たくさんあります。 グランドキャニオンは有名ですが、アーチーズ、キャニオンランドな どは、日本では今一つ有名ではありません。また、国立公園以外の場所 にある面白い岩などは、「地球の歩き方」にさえほとんど載っていませ ん。そういう見所をご紹介します。 この地域は、とても面白いです。素晴らしい経験ができます。ぜひと も、日本人の訪問が増えて欲しいと願っています。 登録・解除はこちらから http://www.mag2.com/m/0000245249.html 過去の号はこちら http://archive.mag2.com/0000245249/index.html ホームページ:http://www.hal-9000.org 奇岩峡谷については、まだちょっとしか掲載していません。 抽選で天体写真プレゼント実施中。この地域で撮った写真がたくさ んありますので、ぜひご応募下さい。 連絡先メール:mag@hal-9000.org ご意見、ご感想、ご質問は歓迎します。 必ずしも返信するとは限りませんので、ご了承下さい。 頂いたご意見等は、メルマガで紹介させて頂くことがあります。 ペンネームをなるべくご記載下さい。 間違いだらけの天体望遠鏡選び(姉妹誌) http://www.mag2.com/m/0000193166.html 天文趣味を始めてみよう(姉妹誌) http://www.mag2.com/m/0000193171.html 一日一問、難問ナンプレ(姉妹誌) http://www.mag2.com/m/0000193285.html ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


