親子と法〜ARTと親子関係 RSSを登録する

ARTは、親であることに関する社会慣習的そして法的な観念に大混乱を引き起こした。憲法と家族法の指導原理は、始めに子の親たらんとする意思を持つ者は、生物学上のまたは分娩上の関係を持っている者よりも、その子への親権に関して優勢である。

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2007/09/04

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                  親子と法〜ARTと親子関係
                                   No.2   課題設定
             September 4, 2007
                                           Yasunao Kondo.Ph.D
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まぐまぐメールマガジンご愛読お皆さん、こんにちは

 この度『親子と法〜ARTと親子関係』という題でメールマガジンを創刊し
ました。このメールマガジンでは、ARTの発達に伴いこれまで考えられなかっ
た親子関係も生まれていますが、その法制度の提案をしていきます。

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丸に癌ができ、夫は精子を生産することができない。同様に、子宮内膜症と
して知られている病気のために、妻は卵子を生産することができない。彼
女は、前に妊娠したときの胚の影響で、懐胎する能力に支障があった。本
質的に、その夫婦は遺伝的に繋がりのある子を遙妊する生物学的能力がな
い。何度も養子縁組をしようと試みたが失敗に終わり、それでも、その夫
婦は「自分たちの子を持つ」ことを切望する。二人は、人工受精のために
提供精子を収集し保存しておく施設を訪問する。その夫婦は、身長、体重、
年齢、人種、目の色、職業、才能、そして趣味を含む多くのドナー候補者
の一般的な諸特徴を注意深く閲覧する。夫婦は、外見上の身体的特徴と職
業上の経歴が夫のそれと非常に似ている特性を備えた精子を選択する。次
に、夫婦は最近設立された卵子バンクに連絡を入れる。二人は身体的かつ
知的属性が妻のそれと極めて類似性の高い女性から寄贈された卵子を選択
する。夫婦はそれから、この世に子を連れて来ることを通して不妊の夫婦
を助ける意思表示をした適当な女性と契約する。その女性をサロゲートと
呼ぶと、彼女には休業補償と慰謝料が支払われる予定であり、妊娠の可能
性を上げるために、初期胚(6)を三個外科的に移植することで合意し、子を
妊娠し出産した後、当該夫婦の嫡出の子として認識し子への権利を争わな
いことで合意する。IVFの過程を経て、二人の匿名のドナーから提供され
た精子と卵子は結合される。受精から三日後、サロゲートは当該夫婦と契
約し、子を妊娠・出産する目的で初期胚の移植を受ける。子が誕生した後
すぐに、サロゲートは子を当該夫婦に子がいる場所を案内する。この新しい
「親」は「この世に子を連れて来た」のである。
 しかし、前述の状況で「親」は誰だろうか? 実際に、より親に似てい
るのは誰だろうか? 繁殖行動を注意深くかつ意図的に組織化してきて、
自分達自身のユニークな個人として育てるために、創造の意思を持って共
同ですべての必要な構成要素をもたらした、当該夫と妻は、親だろうか? 
又は、妊娠の身体的負担と出産時の苦痛を伴い子を出産した、サロゲート
がより適当な「母」 だろうか? 又は、もしその子が存在することを知っ
たとき、遺伝的な親 ---- 匿名のドナー ---- は、親として優勢たる
べき
だろうか?






かんぽう社より、関連する書物の出版も企画していただいております。

http://www.k-service.jp/parent/parent_order.htm  からお申し込みが可
能です。
 
多くの方々のご登録を心待ちにしています。
                                                     敬具

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