『人材育成の事例』
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現役派遣会社スタッフがこっそり教える正社員への道
VOL.44 2008/07/18号
今回のテーマ『人材育成の事例』
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みなさんこんにちは、テンプ・マキノの派遣元責任者YOSです。
今回は、まず始めに派遣とは直接関係ないかも知れませんが、全く無視するわ
けにはいかない内容のニュースについて、少しお話しさせて頂きます。
『某大手ファミリーレストランの店長(契約社員)、過労死と認定される・・』
このニュースはいろいろな意味で、現在の日本の就業形態や就業状況を表し、
またその問題点を露呈している事件だと、私は感じたのです。
そして、今後法改正等も伴い変化していくだろうとされている、派遣労働者の
契約の問題についても少なからず関係があるのではないか、とも思うのです。
まず、このニュースを聞いて驚いたのは、店舗運営を任される重責を担うポジ
ションの方が、契約社員だったということです。
なぜ驚いたのかというと、例えば会社のような組織で支店を地方に出す場合、
支店長が契約社員というケースは考えにくいのでは?と少し思ったからなので
す。
極端な言い方をすれば他の従業員の方は全てアルバイトや派遣労働者であって
も、その支店や店舗を代表する方だけは、正社員で本社からの方針や意向を実
践すべく現場で指導等するのではないかと私は思っていたのです。
しかし、このニュース記事を詳しく読んでいくと何もこの様な状態で運営して
いる会社は、1つや2つではないそうで、今や非正規雇用労働者の数は全労働
者の3分の1程度を占めるようになったといわれる日本では、一見どう見ても
正社員だろうと思うような仕事をしている、非正規雇用労働者も少なくないよ
うです。
ですが、だからといってこの状況が正常であるとは私はどうしても考えにくい
のです。
というのも我々派遣会社は派遣先企業と契約を結ぶ際、その派遣先企業に派遣
先責任者という立場の方を、ご用意頂く様になっています。
しかし上記のニュースのようなケースの企業に派遣することが決まった場合、
その派遣先責任者は雇用に期限のある、契約社員の店長になってしまうのでし
ょうか?
余計なお世話かもしれませんが、何かトラブルがあったり、賠償問題等にもな
る可能性を持った企業間の契約に出てくる担当者を契約社員にしてしまうのは、
あまりに重責だし場合によっては、簡単に切り捨てると言った処分を下しかね
ないのではないでしょうか。
仮に、そのような契約等に関しては勿論正社員を担当として用意します、と言
うとしたら派遣労働者たちは、現場にも来ない見たこともないその担当者(正
社員)の方にトラブルの相談等が、出来るのでしょうか?
次に、このニュースを見て感じたのが、今後派遣労働者が移行していくのでは
といわれる、契約社員(期間工等)と呼ばれる方達の立場の弱さです。
これは、既に上記のニュース以外でも多数トラブルとしてニュースで取り上げ
られていますが、その内容は場合によっては派遣労働者よりも、立場は弱いの
ではないかと感じることも少なくありません。
派遣と違い直接の雇用となる事で、良くなる点と悪くなる点があるのは確かな
ようです。
よく世間では、直接雇用になって中間業者がいない分、給料が良くなった等と、
契約社員とはいえ直接雇用されているのだから、派遣よりは良いに決まってい
るといった論調を目にしますが、実際には如何でしょう?直接の雇用契約を結
ぶと言う時点でエージェントのいなくなった労働者の方は、自分の立場は完全
に自分で守らなくてはならなくなる為、厳しい労働条件に置かれるといったケ
ースが後を立たないのが、現状なのではないでしょうか。例えば有給がとりた
くても、雇用主に良い印象を持ってもらいたくて取らなくなったり、残業を強
要されても、更新の打ち切りが怖くて断れなかったりと、ある意味全権が雇用
主に集中する為、派遣労働者の時よりきつい労働条件になることも多い様にす
ら感じられます。
私は、現状では確かに悪い部分を多く露呈している派遣業界ですが、それを終
了した先に待っているのが”契約社員”という流れは少し危険な気がしてなら
ないと思うのです。
かつてのように有期雇用、契約社員の方がアルバイトやパートといった就業形
態ならば、それはそれで働く側の責任や負担の軽減で、待遇が正規雇用より劣
るのは仕方のない部分もあるかと思いますが(あくまで給与や雇用の安定の事
であって、それ以外が不公平ではいけませんが・・)、近年のように正規雇用並
みの責任や負担を強いられる仕事にまで契約社員という考えは少し違和感を覚
えます。
そもそも、ひとつの店舗を任せられるような人物が、正社員として採用されな
いとしたら、一体どのような人物ならば正社員になれるのでしょう?
もしいくら能力があっても正規雇用にしないが、正社員募集で面接した一流大
卒の人を正規雇用していきます、というのならその正規雇用した方を店舗管理
者として教育し、配属しなければいけないのではないでしょうか。
またもし、そのような人物はなかなか育たない等と、実感されるようでしたら、
今使用なさっている契約社員の方の待遇を今一度見直して頂きたいと思います。
とにかく、2009年問題も含め、派遣契約から直接雇用へという大きな流れがあ
る中で、企業等にはその雇用形態と待遇について、明確なビジョンをお持ちに
なり良い方向へ導いて頂けるように期待したいと思います。
それでは、これより高度な人材育成を実践している企業等の例等をご紹介させ
て頂きたいと思います。
高度な人材育成と一口に言ってもわかりにくいのですが、人材育成に熱心な企
業は大きく分けると2つの手法があるようです。
それはOJTとOFF-JTといわれるモノで紹介されています。
では、そのOJTとは一体なんでしょう?皆さんも耳にされたことはお有りにな
るかもしれませんが、正確には「On the Job Training」の略で、簡単に言
うと企業内、職場内で上司や先輩が仕事を通じて、仕事に必要な知識や技術、
態度に至るまでを意図的・計画的に継続して指導し、習得させ育成していくとい
った方法です。
このOJTの実践としては、一般的には新人等に指導者となる先輩社員をつけ、
実際の現場で作業等しながら、フォローして育てていくと言った感じになるこ
とが多いのですが、最近ではそのOJTを、中堅社員等にも実践することも少な
くなく、OJTと呼ばれるものの継続性が高くなったとも考えられるかもしれま
せん。
このOJTといわれる手法は現場での実務を伴う為、社員の成長と企業自体の業
績向上が同時に見込める為、合理的で時間的にもコスト的にも効率的だと言わ
れていますが、指導者となる方の能力や熱意が伴わない場合に、教育を受ける
側の可能性の目を摘みかねない可能性があるので、企業はその指導者となるも
のの適性等も見極めが必要だと言われています。
また、このOJTといわれるものの重要なポイントは、『意図があって行い、計画
性を持って実践し、継続していくものでなくてはならない』とされており、そ
のどれかを欠いて行なわれる曖昧なものは、これに該当しないとされているよ
うです。
では、OFF-JTとはなんなのかと申しますと、もともとアメリカで発祥したとさ
れるOJTに対し、日本の研修や教育を仕事とする企業が作った対義的につくっ
た和製英語でして要するに、OJTが企業内、職場内で日常的な業務に就きなが
ら受ける教育訓練に対し、通常の業務を一時的に離れて行なう教育訓練のこと
を言うとされています。
このOFF-JTでは、理論的な事や知識的な内容のものも多く、その教育訓練では
担当部署の考案したメニューや外部の研修期間が作成したプログラムを受講し、
必要な知識やスキルの習得を図るとされています。
近年の企業等でも、よくこのOJTとOFF-JTを2本柱として考えているところも
少なくないのですが、中間世代の従業員不足や企業をを取り巻く環境の変化等
でこのような教育訓練を継続性を持ってやれている企業はそう多くはありませ
ん。
ですから、ここでいう高度な人材育成を実践している企業というのは、このよ
うな教育訓練を継続出来る指導者となりえる人材の流出を防ぎ、社の従業員を
大切に扱ってきた企業(そもそものOJTの理論で言う、計画と継続の部分を実
践する為にも必要)が、そういう企業だと言えるのではないでしょうか。
入社して数ヶ月のものが店舗責任者になって新人を指導していたような企業
(最近廃業した派遣会社はそうでしたが・・)が、いくら何をするにもスピード
が必要になったと言われる社会であっても人を育てていると言えるかは、いさ
さか疑問が残ります。
近年の日本の経済や企業は、ともすれば狩猟的なものの考え方で、獲物がある
ところやその匂いがするところに群がり、必要なだけ取り付くし、旨い所が無
くなれば、そこには用は無く、次の狩りに出ると言ったような感じだと私は思
うのですが、こと人材の育成と言う部分に関しては少し農業的な思考を持って、
少しでも良い収穫物が取れるように自らの田畑を手入れし、収穫までは多少の
時間が必要であると考えて頂きたい、そしてそうやって生った収穫物が、その
田畑の評価を高め、またその優秀な収穫物からはすばらしい種が取れる、とい
ったサイクルを生み出して頂きたいと私は考えます。
それでは、次回のメルマガでは人材も時間も無く、人材の育成に苦心なさって
いる企業の少し変わった、人材育成についてのアイデアや方法をご紹介したい
と思います。
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お 仕 事 情 報
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営業(正社員) 尼崎臨海地区
http://www.temp-makino.com/html/jinzai/work/k-0011.html
★−★−★−★−発 行 元−★−★−★−★−★−★−★−★−★−
株式会社テンプ・マキノ
[URL] http://www.temp-makino.com/
[資格] 一般労働者派遣事業 般28-300352
有料職業紹介事業 28-ユ-300156
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