2008/04/18
覚えてますか?40~49歳という年齢層のBMI最適範囲です。
皆様、お元気でしょうか? 身辺多忙のため遅れ遅れになってしまいました。 本当に申し訳ありません。 さて、 皆さん、前回の話は、多分もう忘れてしまってると思います。 お前のせいだろって? はい、申し訳ありません。 とりあえず、前回までの話を少しまとめてみますのでお付き合い下さい。 前前回からは、40〜49歳という年齢層のBMI最適範囲(死亡率が最も低くなるBMIの範囲でしたね)探求の旅でした。 それで、Visscher, T L.等の論文から、40歳から59歳までの集団ではBMIの最適範囲は18.5から30までということでした。 Ajani.等の研究では、BMIが27.5以下だと、死亡率はほとんど上がらないということでした。 取り合えず、これらから40歳から54歳の集団での最適範囲の上限を推測してみますと、BMI27.4(以下)ということになりましたね。 Bender. R等の論文では、全体的にみて、肥満に関係した過度な死亡率というのは年齢と共に減少しているということでした。 なんのこっちゃ、というと。 年齢が高くなるにつれて、肥満が死亡率に及ぼす影響は少なくなるということですね。 大雑把に言えば、肥満の死亡率に対する悪影響は、人が歳をとるにつれて多少弱まる、ということですかね。 若いほど、肥満の影響を受けやすいわけですね。 実は、こういう関係は今まで出た論文のいくつかでも似たような結果が出ており、ある程度共通した特徴のように思えますね。 例えば、 DiPietro, L.等の論文があります。 A 40−year history of overweight children in Stockholm: life-time overweight, morbidity, and mortality , 1994です。 これによると、どうも心臓血管障害でなくなった者の中では18歳から25歳の間にBMI値が増えた人が多かった。 つまり、体重が増えた人が多かったということのようです。 若い人がスタイルを気にするのは、死亡率とBMIとの関係をみると、そう悪いことでもなさそうですね。 話がそれてしまいました。 まあ、このBender. R等の論文でも、肥満の死亡率に対する影響は年齢が高くなるにつれて減少するという関係が示されたわけです。 多少BMIが増えても、若いときよりは死亡率に対する影響が少なくなるかもしれないということですね。 わかりやすく言うと、年齢層が高くなるにつれて最適範囲の上限値も高くなる傾向があるだろうということです。 ということは、最適範囲の上限値は、逆に、40歳から49歳までとした場合には、40歳から54歳の年齢層の上限値より小さくなる可能性もありますね。 そういえば、Visscher, T L.等の論文からは、40歳から59歳までの集団では、BMIの最適範囲は18.5から30までということでした。 40歳から54歳の集団とした場合の最適範囲の上限は、BMI27.4(以下)となりましたから確かにそうなっています。 ということは、40歳から49歳までとした場合、最適範囲の上限値は、BMI27.4未満としておいた方がよさそうですかね。 今のところ40歳から49歳までという研究が見つからないので、あくまでも推測ですが(見つけるように努力しますが・・・)。 最適範囲の下限値も、以上の論文から推測するとやはり18.5ということになります。 まあ、40歳から49歳までという研究が見つからないので、近いものから推測するしかありません。 そうすると、40から49歳の年齢層ではBMIの最適範囲は18.5から27.4未満ということになりそうです。 もたもたしてしまいましたが、今日のところは、何とかこれくらいで勘弁してやってください。 では、また次回お会いしましょう。 Dr.TS 編集後記 遅れてしまいまして本当に申し訳ありませんでした。 この時期は、移動も多いことだし、皆さんの中にもいろいろ動きがあった方もいらっしゃると思います。 もう少しすれば落ち着いてくることでしょう。 まあ、前回と同じ感想ですが、僕も、できれば春までにはのんびりできるようにしたいと思います。 はい。 健脳書房 拝 *完全版に興味のある方は、下記のHPものぞいてみてください。 *無料版(お試し)もダウンロードできるようになりました。 http://www.asahi-net.or.jp/~cb4t-syun/index.html *「ナマケ医者のねごと」というHPもやっています、ためになるかどうかは分かりませんが、脳の休息にはお役に立つかも。お暇な時にのぞいてみてください。 http://sky.geocities.jp/namake1953


