2007/09/14
苦しい減量は何のため?
こんにちは。 健脳書房主人(T)です。 この前の話を覚えていらっしゃいますか? そんなの覚えてない? 確かにそうかもしれません。 私自身、説明不足だったと深く反省しております。 もう一度、少しまとめて説明します。 前回取り上げたのはAndres等の論文で、それによるとBMIと死亡率の関係には3つの特徴がありましたよね。 1つは、年齢層によってBMIの最適値が異なること。 2つめは、女性の方がBMIの最適値の方が大きいこと。 3つめは、年齢層が上がるにつれて、BMIの最適値も大きくなっていること。 でしたね。 最適値って何だ、って? 説明します。最適値というのは、死亡率が最も低くなるBMIの値(数値)です。 つまり、あなたのBMIがその最適値と同じだったら、他のどのBMIの人よりもあなたの死亡率が低くなるということです。 そして、2番目の男女差に関しては後で考えることにして、1番目と3番目の特徴について考えていきましょう、ということでしたね。 まず、年齢層によってBMIの最適値が違っており、さらに年齢層が上がるにつれて大きくなっていることに関して考えてみましょう。 WHOが定めたBMIの正常範囲は、年齢によらず18.5から25でしたね。 ところが、Andres等の研究の結果ではどうだったでしょう? BMIの最適値は、50〜59歳では(男)25.8と(女)25.2、60〜69歳では(男)26.6と(女)27.3となっていました。 つまり、BMIの最適値がWHOが定めたBMIの正常範囲を超えてしまっています。 どういうことかといいますと、 50歳から69歳までの人の場合、BMIが正常範囲内の人(集団)よりも、それを少し越えたBMIの人(集団)の方が死亡率が低いということになるんですよ。 早い話、正常範囲の人よりもそれを少し越えたBMIの人の方が長生きする可能性が高いということにもなりますね。 そうすると、ダイエットして正常範囲に入った人は、一体何のために苦労して減量したのか、という話です。 まあ、何かの病気などのために減量せざるを得ない人は仕方がないにしても、健康な人が死亡率を上げるためにダイエットするのは納得がいきませんよね。 50歳以下にしても、最適値は一応正常範囲におさまってはいますが、それでも正常範囲の上限とか下限に近く、到底真ん中という感じではないですね。 まあ、こういうことを考えているうちに、年齢層別に最適範囲を割りだしてみようなどと思ったわけです。私は。 で、最適範囲てのは何よ? はい、大事な話なので、これについては次回にゆっくりお話します。 もう疲れたし(まじめな話は苦手なんですよ、実は)。 編集後記 実は、タイトルが何とか先生とか旅だとかわかりにくい、何かのパックツアーの宣伝かと思った。 話もちょっと難しい、などという意見がありました。 反省し、わかりやすく書くよう努力いたします、はい。 ところで。 僕は、休みの日なんかは、根津とか谷中近辺をよくうろついたりします。 このあたりは、何となく江戸の風情を残しているような雰囲気がありますね。 谷中の4丁目あたりですか、たくさんお寺がある中に、ガラス張りの和風ギャラリーみたいな家があります。 外人さんが和紙か着物のデザインをやっているらしく、道から見ることができます。 以前、たまたま前を通りがかったらガラス戸が開いていて、お琴のいい音色が聞こえてきたことがあります。 見てみると、例の外人さんが床に座ってデザインブックをめくっています。 その前に向かい合うように若い男性が座り、お琴を弾いているんですよ。 お琴の演奏家なんですかね。 外人さんは、いい音色を聴くとはなしに聴いている。 弾いている方も誰に聴かせるという風もなく弾いている。 その何ともいえずゆったりとした空気と心地よい音色に惹かれて、そのまましばらく聴き入ってしまいました。 いい心持ちでした。 これが江戸的風情なのかどうかは知りませんが、何とか侍とか銭形平次とかがそこらへんから普通に顔を出しそうな感じでしたね。 近所の人が全く普通のことのように通りすぎて行くのが、また谷中らしくてやられてしまいました。 健脳書房主人 拝 *ここでも探求していきますが、完成版に興味のある方は以下のHPをのぞいてみてください。 http://www.asahi-net.or.jp/~cb4t-syun/index.html


