2009/08/15
メルマガ わたらせからの風 vol.56 2009. 8/15
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メルマガ わたらせからの風
発行者: ”わたらせからの風”管理人
URL: http://www.pd-assist.com/wind_wat/
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vol.56 2009. 8/15
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今号は、足利の大小山の南にある西場富士と西場の百観音をめぐります。
真夏に行ってしまいました。くもの巣とやぶ蚊でタイヘン。
「かぜの独り言」も映画「富士山頂」にまつわる内容ですので、
これも富士つながりでお楽しみください。
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┃ 【目次】
┃ 1.かぜの独り言
┃ 2.注目のイベント
┃ 3.渡良瀬川流域の山々の紹介 西場富士(足利)
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┏1.かぜの独り言~筆者の日記風エッセイです。━━━━━━━━━━┓
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【新田次郎ブーム再来?】
今年6月から映画「剣岳 点の記」(監督 木村大作)が公開されました。
筆者も観てきましたが、地味な話ですし、
映画化した場合、人間が自然に負けてしまい、
映画としての魅力が生まれにくいだろうと思っていました。
やはり、思っていた通りです。新田次郎の作品は、自然を扱っており、
映画化したくなるのですが、なかなか難しい。
小説で読者がイメージを膨らませて読むのがよいのかもしれません。
しかし、木村大作カメラマン、大健闘です。敬意を表したいと思います。
(エンドロールで、スタッフ・キャストが”仲間たち”として、
すべて一括りでした。映画の撮影よりも、
山に登ることに費やす比重が高く、
そういった一体感がうまれたのでしょうね。)
そして、7月4日に石原裕次郎の23回忌の特別番組として、
テレビで映画「富士山頂」(監督 村野鉄太郎)が放映されました。
いずれも原作者は、新田次郎です。
筆者が学生のころ、富士山の強力を描く「強力伝」、
単独行の加藤文太郎を描く「孤高の人」を読んで、
以降同著者の山岳小説を読み漁りました。
当時、彼もすでに流行作家となっており、
その作品が次々と映画化されていました。
「アラスカ物語」、「八甲田山」、「聖職の碑」、「富士山頂」・・・
現在、それらの中でDVDで発売されているのは、「八甲田山」のみで、
他の作品は、なかなか観る機会も得られなかったので、
今回の「富士山頂」の放映は、貴重なものでした。
石原プロの作品である「黒部の太陽」(先日テレビドラマ化)、
「栄光への5000キロ」、「富士山頂」は、DVDで発売すること、
テレビ放映することを拒否(スクリーンでのみ上映)していると
いう理由もあり、ひとの眼に触れるのが難しい状況です。
さて、そういった新田次郎の作品も時代の流れの中で、
次第に書店からも消えていっています。残念なことですが・・・
しかし、これらの映画の再登場により、この2作品は書店に並ぶでしょう。
筆者も、また読み返してみようかと思っています。
彼の作品群には、山岳小説のほかに時代小説もあります。
「武田信玄」、「新田義貞」・・・
とくに後者は、新田義貞が主人公としており、たいへん珍しい。
足利に住む筆者として、その中に印象深い場面があります。
若き新田義貞は、太田金山から、北の方角 渡良瀬川の対岸に
栄えている町並みを見つけます。足利の荘です。
義貞は、馬を駆け、足利館(現在のばん阿寺)を訪れます。
その入口である太鼓橋から館の中をうかがうと若武者がいます。
それが足利尊氏だった。
といった場面です。
事実として、このようなことはなく、あくまで新田次郎の創作ですが、
おもしろい設定です。
この作品も、いまは書店では入手できなく、
図書館でさがすしかないかもしれません。
いずれにしろ、新田次郎は、自然描写の優れた作家であるという評が
ありますが、筆者は、「孤高の人」の主人公 加藤文太郎なども
いきいきとしていたように思います。
彼も故人ですので、もう何回忌になるでしょうか・・
石原裕次郎の冥福と映画「剣岳 点の記」の成功を祈って、
今回はペンを置きます。
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今号は、足利の公園マップがネット上に公開されていますので、
ご紹介します。
公園散策マップ
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/01_kakuka-page/05_tosi-kensetu/04_kouenryokuchi/kouen_sansaku_map.html
織姫公園と大日苑(ばん阿寺)が掲載されています。
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┏3.渡良瀬川流域の山々の紹介 西場富士(足利)━━━━━━━━━━┓
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西場富士は、足利の大小山に連なる南の突端にあります。
大小山の360度展望とは、反対に展望はありません。
しかし、「西場の百観音」といった名所もあり、
一風変わった山歩きができます。標高159m。
今回は、大小山登山口である阿夫利神社へ行く道を途中から右に曲がり、
稲荷神社の駐車場からスタートです。
◆稲荷神社
社務所前が駐車場となっており、クルマ数台が置けます。
社務所の右手の石段を上ります。
◆登山口
境内の右手の木立が登山口となっています。
杉の木に「大小山」の案内板がくくりつけられています。
真夏に歩いたので、足元は草だらけ。
踏み跡を探しながら、歩いてゆきます。
◆麓を辿る道
右手に麓の人家がありますが、暗い山道を麓に沿って歩いてゆきます。
5分も歩くと、西場富士への案内板があり、
それに従い、左の山腹に登ってゆきます。
◆山頂
クモの巣と戦いながら、15分ほど登ると、山頂です。
残念ながら、展望はありません。
◆秋津神社の石祠
その先に数分ゆくと、秋津神社の小さな石祠があります。
さらに先まで足を延ばせば、展望が得られます。
大小山の白文字の看板が見えます。
案内板まで戻り、さらに歩を進め、「西場の百観音」を目指したのですが、
藪が深く、途中で先に進むのを断念しました。
やはり、このようなコースは、冬場ですね。
ほとんど、藪とクモの巣と汗との格闘の歩きでした。
◆西場の百観音
稲荷神社まで、来た道を戻り、
駐車場でクルマに乗り、「西場の百観音」へ移動しました。
山麓沿いの道を東に辿ると、左の山際に百観音への登り口があります。
道路沿いには、庚申塔、馬頭観音、勢至菩薩等の石碑が立ち並んでいます。
「西場の百観音」は、観音山の南斜面のいまは廃寺となっている勧行寺の
百体の石造観世音菩薩をさします。
いまは小さな社を残すのみです。
また木の下には、鐘楼の跡を示す案内板が・・・
前列が西国三十三番、中列が坂東三十三番、
そして後列に秩父三十四番の百体の石仏が三段に並んでいます。
石仏の建立は千七百年代後半のものです。
霊場巡礼をこの地で行い、功徳を得ようとした村人の願いが
込められているように思えます。
なお、「西場の百観音」は、テレビドラマ「ヒミツの花園」
(2007年。主演:釈由美子)でロケに使われました。
このドラマは、同じ足利の松田小学校跡でもロケを行っています。
途中撤退した先は、冬場にもう一度辿ってみます。
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◆編集後記
実は、今回の山行は昨年(2008)の真夏でした。
冒頭にも記ましたように、人が歩くことの少ない道は、
やはり夏はタイヘンだということを再確認することになってしまいました。
今年は気をつけましょう。自省・・・
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