2009/12/01
中国調達とものづくりの現場から第123号
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中国調達とものづくりの現場から
発行者 Zhen
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<<<発行者プロフィール>>>
大学卒業後、重工メーカへ就職。本社管理部門に4年半在籍の後、
産業機械部門の工場バイヤーとなり、現在キャリア16年の現役バイヤー。
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第123号 それはバイヤーのご都合主義じゃないか!
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121号で取引が小さいから、コストカットできるロジックを紹介した。
それの補足として、122号でそれを実現するバックグラウンドの説明をした。
121号に対し、多くの方からご意見を頂いた。
「まったく斬新な発想だ。」と肯定的なご意見と同時に、
以下のような否定的なご意見も頂いた。
「不況で設備の稼働率が低下し、
固定費が回収できずに苦労しているのに、
小口だから固定費分を負担しないというのは
バイヤーのご都合主義ではありませんか。
家電量販店のように、取引先を広く持っている企業は、
各社のバイヤーが、この理屈を持ち出したら、
固定費の回収がままならなくなり、倒産してしまいます。
それがどうして、Win-Winに繋がるのですか?」
家電量販店の事例は誤解を生んだ。
固定費を100%価格にONすることに拘りすぎると、
粗利率は確保できても、失注により利益額が減少する。
このことを伝えたかった。
現在のような需要<供給のときにだけ成立する。
家電量販店の取引先はみな小口だから、
「小額取引だから・・・・・・・」のロジックは通用しない。
すべてのケースに対応できる万能薬のようなロジックはない。
件のロジックが通用するのは、
バイヤー企業が大口の取引先のプラスαのαでしかないときだ。
これはレアケースではないと思う。
バイヤー企業の生産規模が小さかったり、
僕のように特注品、一品ものの生産をしている企業であったりすれば、
ありきたりのことだと思う。
サプライヤーの生産設備を限界まで稼働させなければ、
固定費が回収できないようなビジネスモデルはあり得ない。
生産量の増減がまったくないなどと言う想定は誰もしない。
だから固定費回収の目安となる設備の稼働率と、
限界の稼働率の差が、固定費回収を除外できるニッチだ。
小額取引であるからこそ、そのニッチに嵌るのである。
ただし、このニッチは常にある訳ではない。
これがミソだ。
安いには、安いなりの訳がある。これを忘れてはならない。
つまり景気が回復し、大口の取引先の需要が増加すれば、
このニッチは確実になくなって行く。
そうなれば、小口取引のバイヤー企業は、弾き出される。
実際、一昨年の今頃は、
弾き出されないように必死にしがみついていた。
(お金以外の何かが無くなれば、弾き飛ばされる。)
この覚悟がなければ、このロジックは使ってはならないのかもしれない。
そもそもプロバイヤーにとって、最も大切なのは安定調達だ。
それとコストカットを天秤に掛けるような手法だ。
しかし、今、企業の、部門の存続を賭けて
コストカットに取り組んでいるとしたら、使ってみたい劇薬だろう。
★★★Zhenのひとりごと★★★
「キリギリス宣言」
イソップ物語に登場するキリギリスは、放蕩者の象徴だ。
しかし、僕はキリギリスのように生きたい。
明日のために歯を食い縛って今日を生きる。
そんな生き方に僕は賛同できない。
「明日の幸せ」を追い求めることは、
砂漠で蜃気楼に向かって走り続けていることに等しい。
僕は今日の幸せのためにキリギリスのように歌い続けたい。
人生は如何に永く生きるかではないと思う。
如何に良く生きるかではないだろうか。
燃料を気にすることなくアクセル全開でカッ飛んでいきたい。
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★僕の読んでいるメルマガ、ブログです。みなさんも読んでみてください。
『世界の工場・中国の実状から学ぶ工場改善手法』
中国で工場改善・品質改善指導を行なっている
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『広州の路上から』(ブログ)
広州で生活する元ぶんやruruchanさんが日常を鋭く描くブログです。
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『世界一のバイヤーになってみろ!!坂口孝則の本棚と雑文』(ブログ)
ちょっと挑戦的で過激な
現役バイヤー兼調達・購買研究家の坂口孝則さんのブログです。
http://buyer.blogzine.jp/blog/
『「買う」を楽しむバイヤーのブログ』
伝説の資材調達ブログ(ちょっと大袈裟か?)
「機械部品調達バイヤーの書くブログ」の筆者が、ブログを再開。
バイヤーの日常を描いた必見のブログです。
http://d.hatena.ne.jp/suttakata/
『設計魂と購買魂』
日経ものづくりTech-On!に、
購買界の重鎮 野町直弘さんが寄稿するコラムです。
(バックナンバーにアップ中)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090706/172641/
『週刊 戦略調達』
調達・購買部門マネジメントのプロ集団、株式会社 戦略調達が、
最新トピックスから、部門マネジメント、コスト削減のヒントを紹介しています。
http://www.mag2.com/m/0000288812.html


