2009/04/07
Best-buy~中国調達の現場から~第89号
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ Best-buy 〜中国調達の現場から〜 第89号 作業服でイミグレを突破しろ! 発行者 Zhen ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ <<<発行者プロフィール>>> 大学卒業後、重工メーカへ就職。本社管理部門に4年半在籍の後、 産業機械部門の工場バイヤーとなる。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ センセーショナルな表題だと思いませんか? でも、本当のことです。 僕の会社のある検査員は、灰色の作業服を着て、 成田空港から国際線に乗り、上海浦東空港に降り立った。 実際、彼が持参したのは着替えの作業服と寝間着のスゥェットだけだった。 彼の出張からすでに5年近く経過しているが、 上海のサプライヤーは、伝説の検査員として忘れられていない。 と、まるで漫談の書き出しになってしまった。 サプライヤーを訪問する際に、どんな服装がよいか? 中国に駐在している人や、 すでに自分のスタイルを確立している人にとっては、 興味のない内容だと思うが、 逆に自分のスタイルを確立していない人にとっては、 中々興味深い内容かもしれない。 実際のところ、業種やサプライヤーの規模など ケースバイケースであるのは言うまでもないことで、 僕は「こうしています。」と言うだけの話だ。 日本から出張ベースでサプライヤーを訪問していた頃は、 スーツにネクタイでサプライヤーを訪問し、 打合せだけであれば、そのまま。 大半は検査や加工指導もするので、 サプライヤーの工場で持参した作業服に着替えていた。 これはオーソドックスで、卒のないスタイルだと思う。 ただサプライヤー側が、どう考えるかは様々だ。 (悪い印象を持つことはないと思う。) と言うのも、中国のサプライヤー側は、 かなりラフな格好をしていることもある。 実際、中国の習慣では、ビジネスシーンは「スーツにネクタイ」 と言うのが日本ほど浸透していないようだ。 欧米や日本を相手にしているサプライヤーと、 専ら中国国内と言うサプライヤーとではかなり違う。 内陸のとある国営企業を初めて僕が訪問したとき、 そこの営業経理(部長)は、昼間はユニフォームのTシャツを着ていた。 仕事を終え、一緒に夕食と言うことになったとき、 彼は「ちょっと着替えてきます。」と言って、一旦自宅へ戻った。 僕はてっきり、ネクタイとはいかないまでも・・・・と思った。 実際、レストランに現われた営業経理は、 ランニングにハーフパンツと言うリラックスしきった格好だった。 それ以外の言動から推測しても、 彼がそんなに失礼な人物とは考えられなかった。 要するに服装は、さして問題ないのである。 (作業服で訪中した検査員も、別に反感を買った訳ではない。) ただ注意するとしたら、製造現場に行く、 それも製品や設備を検査すると言いながらも、 作業服さえ持たずにスーツで訪問するのはいけない。 たとえ「Yシャツなんて、汚れたって気にしませんよ。」 と、思おうが、言おうが、 サプライヤーは、「本気で見る気なんてないな、検査は出張の口実だろう。」 と、理解する可能性が極めて高い。 ちなみに現在の僕は、中国内の拠点からの訪問なので、 国内線や長距離列車にも乗れて、かつ汚れても良いスラックス、 もちろんノーネクタイ。 現場に入るときは上着だけは作業服か、防寒用の革ジャン。 といったラフな格好で訪問している。 ただし日系のサプライヤーを初めて訪問する場合は、 スーツにネクタイのスタイルだ。 『困難の向こう側にちらりと将来が見えたとき情熱が生れる』 情熱というものが、非常に大きな力を生むことは、 誰もが認めることだと思う。 でも、情熱はどのようにして生れるか? 「そんなの無理ですよ。」と、誰もが投げ出したくなる困難に直面する。 困難とは一寸先さえ見えない深い霧で、 誰もが前進を断念する。 しかし一瞬の霧の切れ目から開けた視界を見た者は、 再び霧が視界を遮っても、前へ前へと進む。 それこそ情熱が生れたときなのではないだろうか。 同じ濃霧の中にいても、 その一瞬に気づくものと気づかないものがいる。 情熱とは、そのようなものなのではないだろうか。 ★最後までお読みいただきありがとうございます。 ご意見、ご感想をお待ちしております。 (メルマガ配信のこのメールへの返信で) ★コラム連載はじめました!! 株式会社サーチナの運営する日本最大の中国情報ポータル「中国情報局」に コラム「誰も知らない中国調達の現実」の連載はじめました。 毎週火曜日更新です。ぜひ、ご覧になってください。 http://news.searchina.ne.jp/topic/408.html ★僕の読んでいるメルマガ、ブログです。みなさんも読んでみてください。 『世界の工場・中国の実状から学ぶ工場改善手法』 中国で工場改善・品質改善指導を行なっている 改善コンサルタント根本隆吉さんが、 中国の実状とそれへの対応の考え方、方法をレポートしています。 http://www.mag2.com/m/0000150862.htm 『街角で見た!プチ中華思想』 中国にとけ込もうと努力した結果、 中国人と結婚してとけ込みすぎたDunさんの中国生活を紹介! 日本ではあり得ない「中国の普通」を独自の視点で紹介しています。 http://www.mag2.com/m/0000147549.htm 『広州の路上から』(ブログ) 広州で生活する元ぶんやruruchanさんが日常を鋭く描くブログです。 http://d.hatena.ne.jp/ruruchan/ 『世界一のバイヤーになってみろ!!坂口孝則の本棚と雑文』(ブログ) ちょっと挑戦的で過激な 現役バイヤー兼調達・購買研究家の坂口孝則さんのブログです。 http://buyer.blogzine.jp/blog/ 『「買う」を楽しむバイヤーのブログ』 伝説の資材調達ブログ(ちょっと大袈裟か?) 「機械部品調達バイヤーの書くブログ」の筆者が、ブログを再開。 バイヤーの日常を描いた必見のブログです。 http://d.hatena.ne.jp/suttakata/



