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産業機械部品バイヤーになってはや15年強、中国調達を始めて7年。バイヤーとして中国で経験したこと、感じたことを皆様伝えるとともに、それに意見していただくきかっかけに…。批判、感想、苦情、友情、愛情…待ってます!

  • 周期 週刊
  • 最新号 2008/09/02
  • 発行部数 411
  • マガジンID 0000241825
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2008/05/06

Best-buy〜中国調達の現場から〜第41号

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Best-buy 〜中国調達の現場から〜

第41号 それじゃ、会社の犬じゃないですか!

発行者 Zhen

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<<<発行者プロフィール>>>
大学卒業後、重工メーカへ就職。本社管理部門に4年半在籍の後、
産業機械部門の工場バイヤーとなる。

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ちょっとロジックな話から離れた話を書いてみようと思います。
最近、中国にある日系工場でこんな話を聞きました。
「周辺の相場より高い給料を払っているのに、
現地採用の管理スタッフの定着率があがらない。
そんなに難しいことを要求したり、無理な仕事はさせたりしていない。
むしろ易しすぎるほどの軽い仕事だ。
もちろん、福利厚生も周辺の工場と比べ、見劣りするものでないはずだ。」
この話を聞いたとき、何年か前に中国人の友人から聞いたことばを思い出した。

彼とは、本当に気心が知れた仲です。
そのとき、僕は3ヶ月間1日も休まず、工場で夜7時まで働き、
帰宅してからも日本への報告書を作成していました。
彼はそのことを知っていて、
そこまで滅私奉公することを不思議に感じていたようでした。
「何のため、そんなにまでして仕事をするの?」
「遣り甲斐かな」
「遣り甲斐って?」
「金じゃない、自己満足? 上司、同僚、部下の賞賛? 信頼?」
「それじゃ、会社の犬じゃないですか?」
そう彼は言ったものの、
慌てて「失礼しました。本当に失礼なことを言ってすみません。」
そう言って、侘び、話題を変えました。
かなり酒が入っていたこともあります、
しかしそれが彼の本音だと思います。

そのとき彼は破格の安い給料で雇用されていました。
彼は金に対して決して無頓着な人間でありません。
また、給料=評価と考えています。
薄給は彼のプライドを傷つけるものでした。
それにも関わらず彼がこの仕事を請け負ったのは、
この仕事をすることで、金以外に得られるもの、
つまり技術通訳としてまたとない経験を積める
と言った魅力があったからです。
もちろん、この仕事が貴重な経験=スキルになることを説得したのは、
通訳として大先輩となる彼の父親でした。
説得、と言うより命令だったかもしれません。
しかし、彼が仕事を通じて給料以外に大きなものを
得たのは間違いありません。
僕はマネージャとして、
彼には通訳以上の仕事を任し、成果を求めました。
実際、彼はそのことを誇りに重い、期待以上の成果を挙げてくれました。
彼と信頼関係が作れたのは、そのこともひとつの要因です。

おもいっきり、話が横道にそれてしまいました。
仕事の目的を自分自身の価値を高める手段
と言った観点から捉える彼にとって、
僕は「飼い主の賞賛に尾っぽを振り、
飼い主から餌を与えられなければ生きていけず、
一生飼い主に服従し、鎖に繋がれ続ける飼い犬」
に思えたのだとおもいます。

最近になってやっと、そのことに気がつきました。
仕事を通じて自分自身の普遍的な(社外でも通じる)価値を高めることは、
周囲の賞賛、信頼と相反するものでありません。
それは社内でも強い力となること同時に、
中国で仕事をしていく上で、そのことの理解なしには、成功はありえない。
と、言うことです。

日本人の多くは、往々にして中国人管理スタッフに対し、
十分すぎるほどの金さえ払えば、会社に就いてくると誤解しています。
給与=評価と考えているのも事実です。
しかし、中国人の優秀な管理スタッフは、
大学を卒業したばかりの見習い社員でさえ、
すでに会社に対し給与以外のOJTで得られるスキルアップを求めています。
「高い給与と簡単すぎる仕事」では、彼らを繋ぎとめることはできません。


★★★Zhenのひとりごと★★★
「中国の不思議、日本の不思議 5」
このことは、結構ご存知の方も多いのでないかと思います。
西瓜もトマトも、日中両国でポピュラーなものです。
特にスイカは、中国では1年中デザートとして、
宴会の食卓にのぼります。
普通は何もかけずに食べますが、何かかけるとすると砂糖です。
「えっ?」
そう、砂糖です。
日本では塩をかけます、と中国人に言うと、
「えっ?なぜ、甘さを求める果物に塩をかけるの?」
「塩をかけると、甘く感じる。」
「そんな、嘘・・・・・・」
僕の知る限り試そうとする中国人はいません。
中国でトマトはスープに入れたり炒め物に入れたりと
あまり生で食べませんが、生で食べるとき、かけるとしたら
やはり砂糖です。


★最後までお読みいただきありがとうございます。
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E-mail : dandyzhen@yahoo.co.jp


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