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産業機械部品バイヤーになってはや15年強、中国調達を始めて7年。バイヤーとして中国で経験したこと、感じたことを皆様伝えるとともに、それに意見していただくきかっかけに…。批判、感想、苦情、友情、愛情…待ってます!

  • 周期 週刊
  • 最新号 2008/08/20
  • 発行部数 405
  • マガジンID 0000241825
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2008/04/15

Best-buy〜中国調達の現場から〜第38号

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Best-buy 〜中国調達の現場から〜

第38号 日系工場 現地化の苦悩

発行者 Zhen

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<<<発行者プロフィール>>>
大学卒業後、重工メーカへ就職。本社管理部門に4年半在籍の後、
産業機械部門の工場バイヤーとなる。

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中国にはご存知の通り多くの日系工場があります。
しかしその形態は様々で、専ら日本市場向け、
あるいは中国内の日系工場向けに製品を作っている工場もあれば、
逆に中国国内市場向け専門の工場もあります。

今回は中国国内市場をターゲットにしているメーカでのことです。
中国でありきたりの製品を作っていたら、
中国のローカルメーカにコストで太刀打ちできませんから、
中国にない製品(これは、まずありません。
あっても、需要があれば、すぐコピー商品ができてしまいます。) か、
ブランドで勝負するか、です。当然後者です。
日本のブランドで勝負する、
日本の工場そのものを中国に作ると言うことです。

僕の訪問したY社も、中国人従業員を日本の工場に送り込み、
徹底して研修し、完全な日本式を教育していました。
実際、この工場は若い新卒者を中心に採用し、日本式に育てていました。
立地も上海や広州といった都市部でなく、
就職場所の少ない内陸であったため、
地元の優秀な人材を確保し易く、定着率も中々のものでした。
これなら、何も苦悩することなどないはずです。

確かにこの工場は、日本の工場と比較して遜色のない素晴しい工場でした。
それでも、日本人スタッフは、日本の工場に追いつき、
追い越せの気概で現状に満足していませんでした。

この工場は機械の組立がメインの工場です。
したがって、製缶や機械加工の小部品は、外部調達です。
部品の供給を日本や日系工場から受けていれば、
現地化は進まず、コストも完成品を日本から輸入するのと
たいして変わらなくなってしまいます。
周辺のローカルメーカに頼らざるを負えません。

問題となるのが、このローカルメーカです。
自社工場内は限りなく日本の工場です。
日本で書かれた図面そのままで、作業者は正しく理解します。
(作業者は、全員JISを理解しています。)
ところが、部品供給する周辺工場は違います。
当然と言えば、当然で周辺工場の作業者は、
GB規格(中国の工業規格)は理解していても、
JISは理解していません。
日本の図面、そのままで渡せばどうしても、不具合が出てきます。

僕は図面をGB規格に書き直すことを提案しました。
しかし、資材責任者の答えは「No」でした。
確かにGB規格に書き直した図面を渡せば、短期間で効果は出ます。
しかし、それをしていたら永遠にこの作業を繰り返さなくてはなりません。
「日系から仕事を受注する以上、JISを理解できるようにする。
そして、日本と同じ図面で、日本の工場と同じものを作る。」
そのことに強いこだわりを持っていました。

現実の問題として、内作はJIS、外注はGBでは、管理できません。
それまでの僕のように、中国で部品だけ作り、
日本に持ってくるのとは違うのです。

「現地化の名の下に、部品の供給下を中国内に求める。
中国メーカと競争できるコストを作る。
それでいて、日本並みの品質を追求しなくてはならない。」
とても厳しい道ですが、多くの日系企業が、あえてその道を選んでいます。


★★★Zhenのひとりごと★★★
「中国の不思議、日本の不思議 2」
北京、上海といった都市部には、ピザのチェーン店があります。
最近、僕も何度か利用しました。
でも、必ず同行の知人から頼まれます。
「頼むから、ピザを手で食べないで。」
そう、中国でピザは、ナイフとフォークで食べるものなのです。
ビールを少し飲み、おしゃべりに夢中になると、
つい、忘れて手掴みで食べてしまいます。
日本では、ナイフとフォークで食べる方が変なのですが・・・。
「Zhenとは、ピザを食べたくない。」と言われる前に、
僕も現地化しなくてはなりません。


★最後までお読みいただきありがとうございます。
ご意見、ご感想をお待ちしております。
E-mail : dandyzhen@yahoo.co.jp


★コラム連載はじめました!!
株式会社サーチナの運営する日本最大の中国情報ポータル「中国情報局」に
コラム「誰も知らない中国調達の現実」の連載はじめました。
毎週火曜日更新です。ぜひ、ご覧になってください。
http://news.searchina.ne.jp/topic/408.html

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『世界の工場・中国の実状から学ぶ工場改善手法』
中国で工場改善・品質改善指導を行なっている
改善コンサルタント根本隆吉さんが、
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中国にとけ込もうと努力した結果、
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上海で生活する元ぶんやruruchanさんが日常を鋭く描くブログです。
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大手機械メーカの資材調達部門に勤務する筆者が、
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