2009/05/25
【ムチ打ち症でも後遺障害は認定される】知って得する「交通事故損害賠償の知識」
【ムチ打ち症でも後遺障害は認定される】 ご購読ありがとうございます m(_ _)m 「知って得する!交通事故損害賠償請求の知識」を心をこめて配信して おります、 交通事故損害賠償の見張り番 「赤鬼」こと 赤川静雄です。 ☆詳しいプロフィールはこちらから ↓ ↓ http://safely.blog115.fc2.com/blog-entry-25.html ※このメルマガは、赤鬼の無料レポートをダウンロードしていただいた方と、 購読のご登録をいただいた方に、日本一のブランドメルマガ「まぐまぐ」の システムを利用して配信しております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目 次】 【今回のテーマ】 「ムチ打ち症でも後遺障害は認定される」 【投稿コーナー】 「ご購読者様の投稿コーナー」 【編集後記】 【裏編集後記】 このマガジンがご不要な方は、お手数ですがこちらから解除をお願いします ↓ http://www.mag2.com/m/0000241683.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆追突事故でムチ打ち症になったら【緊急】に読む無料レポート 赤鬼の『ムチ打ち症の落とし穴』 ◆ 慰謝料裏技計算法 赤鬼の「ザ・慰謝料」【標準版】 「交通事故マニュアル比較ナビ」から直接ダウンロードできます ⇒http://send-for.info/hikaku/hikaku.index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知って得する「交通事故損害賠償請求」 2009.05.25 <No.103> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんばんは 赤鬼です 昨日生まれて初めて徳島県に行きました。 四国で唯一いっていなかった県ですが、残念ながらその滞在時間は 4時間40分と非常に短い日帰りになってしまいました。 羽田についてから、さらに飛行機に乗り別の場所に移動して仕事をし 本日帰ってきましたので、何とも忙しい毎日です。 さて、本題です。 今回は、ムチ打ち症で後遺障害が認定される条件についてのお話しを したいと思います。 具体的な症状などのお話をする前に、そもそも何故ムチ打ちの後遺障害は 認定され難いのか、その理由をお話をしておかなくてはなりません。 一言で言ってしまうと、多くのムチ打ち症は他覚所見に乏しい ということになります。 他覚所見というのは、目に見える所見ですのでレントゲンやMRI・CT等の 画像所見です。 ムチ打ち症は軟部組織の損傷であり、多くの場合目に見えない神経の損傷や 圧迫により症状が発症しますので、画像で所見する事が難しくなります。 このように難しいムチ打ち症の後遺障害を訴訟の現場で法律を扱う弁護士や 裁判官がどのように考えているかというお話をします。 交通事故による後遺障害認定の基準は労災の基準を使用しています。 その認定基準は、厚生労働省の労働基準監督所が監修している 「労災補償障害認定必携」という冊子で判断されています。 ※「労災補償障害認定必携」は市販されており、発行は財団法人労働福祉 共済会です。 交通事故を専門とする弁護士はこの冊子を持っていますので、もし 交通事故の後遺障害で弁護士に仕事を依頼をご検討中であれば、 弁護士がこの本を持っているかいないかも弁護士選考基準の1つ になります。 持っていないようであれば、交通事故やその他の後遺障害関連の訴訟の 経験がないと考えられますので、このことは覚えておかれると良いと 思います。 この「労災補償障害認定必携」に全ての後遺障害の認定基準が書かれて いますが、不加逆性(二度と以前の形に戻らない)の後遺障害であれば、 認定の際は数値や形態を基準に照らすだけですので簡単です。 例えば、醜状障害(しゅうじょう=醜い)でお話しますと、女子の顔面に 鶏卵大以上の瘢痕や 5cm 以上の線状痕、10 円硬貨大以上の窪みが残った 場合を後遺障害7 級12 号に認定します。 耳の50%以上の欠損や鼻軟骨部の大部分を欠損した場合も同様になります。 不可逆性の例では、1上肢を肘関節以上で失ったものは4級4号に認定する ことになっています。 しかし、むち打ち症で認定される14級−9号のような神経による後遺障害 の場合は、はっきりと目に見える場合は少なく、ほとんどが目に見えない ものによる障害、いわゆる他覚所見のない障害ということになります。 では、目に見えないものをどのように判断して後遺障害を認定するかとい うことになります。 「労災補償障害認定必携」では、12級-13号は「労働に通常差し支えないが、 医学的に証明し得る神経系統の機能又は精神の障害を残すもの」とされて います。 ここでいう「医学的に証明し得る」を裁判所では「画像で明らかになる」と 考えており、いわゆる他覚所見にて証明し得るということになります。 しかし、他覚所見とは必ずしも画像を意味するものではなく、医学的に証明 し得るものを本来他覚所見とすることが正しいのではないかと弁護士の立場 では考えています。 神経根症状の場合、各頚椎の神経根の支配領域に症状が出ていれば明らかに 他覚所見ということになりますが、実際にレントゲンにもMRIにも映らない ような部位でおきている神経根の圧迫の場合、他覚所見なしとなり、本来12級 が認定されるところを14級の認定にされてしまうことになります。 場合によっては非該当もありえますが、では14級の認定基準はどうなって いるのでしょう。 14級では「労働に差し支えないが、医学的に可能な神経系統又は精神の 障害に関わる所見が認められるもの」となっています。 要するに先ほどの12級では「医学的に証明し得る」の部分が「医学的に 説明できる、もしくは推測できる」に変わったと考えて下さい。 この医学的に説明できるとは、「医学的に説明し得る精神神経学的症状は 明らかではないが、頭痛、めまい、疲労感などの自覚症状が単なる故意の 誇張ではないと医学的に推定されるもの」としています。 しかし、現実には「頭痛、めまい、疲労感などの自覚症状が単なる故意の 誇張ではない」と医師が後遺障害診断書に記載しても14級が認定されない 状況は確かです。 やはり、最低限自覚症状を神経学的検査により立証して、その際にヘルニア 等の画像所見(他覚所見)があれば場合によっては12級を認めています。 では、他覚所見(画像)がないから絶対に後遺障害が認められないのか というと、そうでもありません。 症状が神経学的検査で医学的に推測可能な場合、治療形態や治療経過を 勘案して14級を認めていますし、裁判においても画像にこだわらない 興味深い判決が出ています。 東京地裁(平成11年)の判決で「原告の主訴の内容は、自律神経の障害を 裏付けるものといえるし、そもそもそのような障害は画像所見などで確認 することはできないと思われるから、そのような他覚所見のないことは 後遺障害を否定する理由にはならない」としています。 これは、バレ・リュー症候群のような頚椎捻挫に由来する頚部交感神経の 異常による、めまい、頭痛、ふらつき等の後遺障害を争ったものですが、 画像がないからといって後遺障害は否定できないとした判決です。 ただ、ここで1つ裁判官の認識の誤りがあります。 先ほどの他覚所見の捉え方ですが、医学的に他覚所見とは必ずしも画像で なければならないということはなく、医学的に説明しえるものを他覚所見と しているのに対し、裁判官は画像が他覚所見とする認識です。 このように、ムチ打ち症の後遺障害認定に対する法的論争は「他覚所見」の 捉え方が多くの部分を占めています。 認定したくない自賠責調査事務所と認定させたい弁護士との考え方 の違いがお分かりいただけたと思います。 次回は、具体的に認定される症状や後遺障害診断書に記載すべき事柄などの お話をしたいと思います。 どうぞお楽しみに♪ ▼△───────────────────────────────△▼ 【投稿コーナー】 「ご購読者様の投稿コーナーです」 ■ 尾骨骨折」と「左腱板断裂」 赤鬼様 滋賀県大津市在住、ハンドルネーム「ようちゃん」47歳です。 初めて投稿させていただきます。 昨年10月に1:9の事故に会い、現在もリハビリに通院しております。 事故当時の診断は、「尾骨骨折」と「左腱板断裂」 骨折はほどなく完治したのですが、腱板の方が当面は手術をせずに リハビリで直していきましょう。との方針で頑張ってきましたが 痛みが取れず6月中に手術かリハビリ継続するか判断するようです。 現在、整形外科病院と整骨医院と2箇所に通っておりますが 保険会社によると 「早く症状固定して示談しないと損になりますよ。」 と言ってきています。 9:1の1の部分でも治療費が多くなれば、私への示談金が無くななる ようなことを言います。 確かに事故の翌日も会社には出社しましたし、病院への通院も ほとんどが勤務が終わってから通っております。 そのような場合の大まかな算定方式や私がもらえる概算金額でも わかれば交渉の糸口が見えるのかなぁと思いました。 また何故損をするというのかも合わせて教えていただければ幸いです。 私としては損をしてでも肩が治るまでは示談には応じるつもりは ありません。 よろしくお願いいたします。 ***************************************************************** 【赤鬼から】 赤鬼です この度の事故につきましては、心よりお見舞い申し上げます。 > 「早く症状固定して示談しないと損になりますよ。」 > と言ってきています。 > 9:1の1の部分でも治療費が多くなれば、私への示談金が無くななる > ようなことを言います。 保険会社の言っている事は全くのウソではないのですが、 多少誇張もあります。 そもそも過失割合に関しても正しいかが疑問です。 場合によっては過失割合が発生しないことも考えられますので、 慎重な対応が必要になります。 仮に1割の過失があった場合ですが、過失相殺をすると総損害額の1割が 減額されることになります。 治療費が自賠責の人身傷害限度額120万円掛かったとして、過失が1割ですので 12万円の減額になります。 しかし、、現在もリハビリに通院されていますので、慰謝料が12万円と いうことはありえませんから、慰謝料がなくなってしまうという表現は 誇張しすぎです。 保険会社が早期に治療を中止させて出費を抑える為の常習手段ですので 気にしなくても結構です。 > そのような場合の大まかな算定方式や私がもらえる概算金額でも > わかれば交渉の糸口が見えるのかなぁと思いました。 > また何故損をするというのかも合わせて教えていただければ幸いです。 現時点でもっと大切なことがありますので、交渉の事は一旦忘れて下さい。 今回の交通事故による受傷が肩の腱板断裂ですので、多くの場合可動域制限に よる後遺障害を残す可能性が高くなります。 現在のリハビリは可動域の回復訓練だと思いますが、ここでチョット視点を 変えたお話をしますね。 > 私としては損をしてでも肩が治るまでは示談には応じるつもりは > ありません。 この考え方を、後遺障害の申請をして後遺障害認定による慰謝料と逸失利益 を今後の治療費にするという考え方です。 このまま頑張ってリハビリをしていくと、多くの場合可動域は改善されて 後遺障害に該当しないまで回復します。 しかし、完全に事故前と同じ動きができるようになるかというと、そうでも ありません。 極端な話ですが、可動域による後遺障害の認定は肩関節の動きを計測器で 計り、健側の関節の四分の三以下に制限されていることが最低限必要に なります。 ですので、後遺障害に該当するかしないか微妙な境にある場合は、非該当で も制限は残っていることもありえます。 そうであれば、後遺障害の申請は事故後6ヶ月が経過した時点でできます ので、認定されてからゆっくりとリハビリをした方が得することになります。 このチョットした考え方の違いで総損害賠償額にとんでもない差が出て しまうことも覚えておいていただきたいと思います。 先ほどのように四分の三以下に制限されている場合は、12級-6号に該当し、 自賠責支払基準で224万円(後遺障害慰謝料92万円+定額の逸失利益132円) になります。 認定された場合、地方裁判所支払基準での請求がスタンダードですので、 後遺障害慰謝料部分で290万円と被害者の年収により今後の逸失利益を 算出して請求することになります。 例えば、税込み年収500万円の人であれば、労働能力喪失率14%と 労働能力喪失期間を10年として計算してみます。 500×0.14×7.722(10年間のライプニッツ係数)=540.54万円 ですので、自賠責で224万円だったものが290+540.54=830.54万円になり ますので、とんでもない金額になってしまいます。 頑張ってリハビリをして後遺障害に該当しないまで保険会社に治療費を出さ せることを考えるべきか、さっさと後遺障害の申請をして認定されれば その賠償金でゆっくりリハビリをするのかは本人の選択になります。 赤鬼がよく言っている、「被害者の最大の武器は知識」という意味が お分かりいただけますでしょうか。 その辺りの御理解をお願いします。 世の中には上手に利用すべき知識が沢山あるという良い事例です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ご購読者様からの投稿を募集しております。 投稿の内容は何でもかまいません。 ◆ 交通事故に関するご質問やお便り このメルマガは多くの方にご購読いただいておりますので、交通事故の 色々な問題を解決されていらっしゃる方も相当数おられると思います。 そうした貴重な経験を、現在お困りの被害者さんのために是非役立てて いただきたいと考えています。 そこで、「私はこんなことで困っています」という投稿があった場合、 もちろん赤鬼もアドバイスさせていただきますが、「こんな方法もあった」、 「保険会社にこんなことをいったらよい結果が出た」など、実体験に基く 貴重な情報をいただけると助かります。 赤鬼がこれまでにサポートした被害者さんの数も相当数になりますが、 メルマガのご購読者数である1万3千人には及びません。 多くの方にご協力いただければ、沢山の貴重な情報が得られますので、 何卒よろしくお願いいたします。 ◆ 交通事故と関係ない話題も大歓迎! このメルマガは、北は北海道から南は沖縄まで多くの方にご購読いただいて いますので、その土地の話題なども交えた近況報告等もお待ちしています。 mag2@intelli.sakura.ne.jp までどしどしご投稿いただければ幸いです。 ハンドルネームとお住まいの県や地域名をお願いします。 お待ちしていま〜す♪ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ■最後までお読みいただきましてありがとうございました。 本日の投稿コーナーでも書きましたが、被害者の最大の武器は知識で すので、その知識の入手方法を間違えるととんでもない損をすることに なります。 例えば、自分が欲しい内容と違った書籍を購入してしまったり、 売り込みの言葉に上手く乗せられて必要のないマニュアルを購入して しまったりということです。 又、失敗してしまったからといって、そのまま必要な知識の収集を ためらってしまうと、要らない書籍の購入代金ばかりか本当は受取れるはず の大きな損害賠償金を受取ることができず、大損することにもなりかねません。 そうならない為にも、もし何かを購入する際は販売者に問い合わせてみて、 キチンとした対応と正確な情報を持っているかを確かめてからにすべきです。 特に、インターネットで販売されている情報の中には色々なものがあります ので、注意が必要です。 購入する際の目安としては、あまりにも良いことばかり書かれている物は 注意が必要ということです。 又、購入者さんからのお礼のメール等が掲載されていないようなものも、 注意した方が良いでしょう。 良いものであれば、黙っていてもお礼のメールは来るものですので、 それをサイトに掲載する作業は簡単です。 これらのことに注意すると、案外変なものを購入しないで済みます。 「被害者の最大の武器は知識」だということの再確認でした。 メルマガに関するご意見ご感想もお待ちしています。 mag2@intelli.sakura.ne.jp ------------------------------------------------------------ 【裏編集後記】 前回、新型インフルエンザが関西で猛威を振るっているようで、 赤鬼は少々困っていますというお話をしました。 急きょ徳島に行くことになったとき、?徳島は関西と離れているから 大丈夫だよね?と娘に聞くと、「四国は全て橋で本州と陸続きになって いるからダメかもね」とあっさり言われてしまいました。 そこで、マスクを買いに行ったのですが、赤鬼の近所も川越駅周辺に あるドラックストアーに行っても1つも売っていません。 「品切れ・入荷未定」の張り紙ばかりです。 仕方なく、いつも通っている医療機関に行き看護士さんにお願いして 2枚ほどもらってきました。 モノレールに乗っても、待合室でもマスクをかけている人はほとんど いないのに、何でマスクが品切れなのか分かりません。 いざ飛行機に乗ってみると、マスクをかけている人はほとんど いなくて、赤鬼が怪しいおじさんもしくはインフルエンザ患者に見える らしく、視線がとても痛かったです。 徳島空港について何気に売店を見ると、平然と数種類のマスクが 売られていて、四国の人は本州と離れているので安全なところだと 思っているのかなと感じました。 今週は奈良にも行きますので、徳島でしっかりとマスクを 購入しましたが、かごの中に沢山のマスクを入れていたので、 店員さんから不思議そう見られとても恥ずかしかったです。 そんな気の小さな赤鬼ですが、次回もよろしくお願いします。 では、次週お又会いしましょう♪ ------------------------------------------------------------ 【赤鬼からのお願い】 盲導犬を待っている視覚障害の方は7800人! 現在日本の盲導犬は1000頭!? 盲導犬の育成にご理解ご協力お願いします 財団法人日本盲導犬協会⇒ http://www.moudouken.net/index.php 赤鬼も子犬と親犬の賛助会員です ----------------------------------------------------------- 交通事故がこの世からなくならない限り、メルマガを発行したいと 思いますので、応援よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【配信者情報】 メールマガジン「知って得する 交通事故損害賠償請求」 発行責任者: 赤川 静雄 プロフィール⇒http://safely.blog115.fc2.com/blog-entry-25.html 運営サイトはこちら→http://www.jiko-zero.info/jiko-zero.html →http://intelli.sakura.ne.jp/akaoni.html →http://send-for.info/hikaku/hikaku.index.html ブログ「知って得する交通事故損害賠償の知識」 http://safely.blog115.fc2.com/ 問い合わせ先: info@jiko-zero.info 登録・解除はこちらから→http://www.mag2.com/m/0000241683.html プライバシーポリシー → http://upmail.zerostart.biz/policy.html Copyright (c) 07 jiko-zero.info All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



