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現在日本の民事交通事故損害賠償請求の立証責任は被害者側にあります。損保会社は請求しないものは払わないどころか、請求できること自体を隠しています。損しない賢い交通事故被害者のために、損害賠償請求の裏も表も全て公開していますので、どうぞご覧下さい。by★赤鬼★

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2009/04/20

【地裁基準における慰謝料増額事由】知って得する「交通事故損害賠償の知識」

       
       【地裁基準における慰謝料増額事由】 


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               【目 次】 

    
【今回のテーマ】    「地裁基準における慰謝料増額事由」
              
                        
                
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【編集後記】      「女子大に鹿が・・・!?」


【裏編集後記】     
  


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                 知って得する「交通事故損害賠償請求」  

                       
                      2009.04.20   <No.0098>
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こんばんは   赤鬼です



昨日奈良から帰ってきました。



奈良は先月に続き今年二度目ですが、初めて鹿が街中を堂々と歩いている

光景を見ました。



ビックリです。



詳しくは編集後記で書きますね。



さて、本題です。



前回は「学生」の休業損害の話をしました。



今回は、自賠責保険と任意保険の関係についてお話しをする予定でしたが、

慰謝料の増額に関して多くのお問い合わせをいただきましたので、変更

してお話をさせていただきます。




■ 被害者感情から慰謝料は増額できるか?



「加害者が事故以来一度も見舞いに来ない、電話もない、そのような不誠実

な加害者の態度は慰謝料を増額する理由になるか?」ということです。



確かに被害者にとってそのような加害者の態度に腹が立ちますので、一般的な

慰謝料という解釈からすると増額ができそうな気もしますが、実際は離婚や

その他の慰謝料とは違いその程度の理由では増額することはできないと思って

ください。



では、慰謝料の増額ができるのはどのような場合かというお話を少し詳しく

していきますが、ほとんどの場合は地方裁判所支払い基準での解決の場合に

なります。



自賠責保険では、その保険の持つ特性上必要最小限の補償になっていますので、

被害者の感情を酌量し慰謝料を増額してもらうことは望めません。



地方裁判所支払い基準では、慰謝料増額について触れていますのでご紹介します。



地方裁判所支払い基準は弁護士会が損害賠償の算定を容易にするため、独自に

いるものですが、現在スタンダードな基準として赤い本と青い本があります。



※赤い本・青い本についてはブログ記事「地方裁判所支払い基準」
 を参照して下さい。

⇒http://safely.blog115.fc2.com/blog-entry-33.html




赤鬼は赤い本がスタンダードと考えていますので、これからのお話も赤い本を

基準にしていきます。



余談ですが、赤鬼だから赤い本ではなく、東京弁護士会の考え方がこれからの

日本のスタンダードになると強く感じているからです。



さて、実際の赤い本でどのような解釈かは「慰謝料増額事由」で解説されて

います。



この慰謝料増額事由の根底にあるものは、慰謝料は生命や身体を害され

たことに対する損害のため、その基準とするものがなく、単純に入・通院の

期間や後遺障害等級等を斟酌して算定されていることに対する人間感情を考慮

しようという概念です。



元々人間は感情の動物ですので、自分の受けた痛み、苦しみ、悲しみを単純に

そのような基準により算定されることには納得できないとする感情が心の奥底

にあり、こんなに酷い目にあわせておいて通院日数等で決めることに不満を

持っています。



ですので、恨みを晴らす意味合いで慰謝料増額を考えてしまいますが、

それは人間感情の自然な姿と考えています。

 

■ 赤い本による慰謝料増額事由



「加害者に故意もしくは重過失又は著しく不誠意な態度等がある場合」に

慰謝料の増額を要求できるとしています。



具体的に「加害者に故意もしくは重過失」については、酒酔い運転・ひき逃げ

・無免許・30キロ以上の速度超過・赤信号無視をさしており、このような場合

は被害者及び遺族の怒りや悲しみが大きくなることは社会通念上疑いの余地が

ありません。



「加害者がお酒さえ飲んでいなかったら、信号無視をしなかったら、免許を

持っていれば、愛する人が死ななくてすんだのに」というような場合、悲しみ

と怒りは強くなります。



このような案件では、通常の算定基準によって算定された慰謝料を増額できる

としています。



次は、良くご質問のある「著しく不誠意な態度等がある場合」の解釈ですが、

現在のように加害者に代わって任意保険会社が医療費や損害賠償支払いをする、

いわゆる任意一括対応の場合は加害者が被害者の見舞いに来ないことが次第に

常識化していく中で、単に見舞いに来ないことが著しく不誠実といえるか難し

い判断になります。



確実に慰謝料が増額できる例としては、裁判において加害者の過失が立証され

ているにもかかわらず法廷で被害者の過失を主張した場合や、被害者を見舞った

際に「金を払えばそれでいいのだろう?お前も悪いのだからごちゃごちゃい

うな」などの暴言を吐くと、著しく不誠実な態度となり、訴訟において慰謝料

の増額理由となります。



とりあえず訴訟になった場合は、加害者が不誠実かは弁護士の判断に任せると

して、一般的な軽症案件で保険会社と示談交渉をする場合、加害者が不誠実と

言って慰謝料の増額を主張しても、本来支払うべきものも出さない保険会社が

増額するわけがありませんので、止めておいた方が示談は円滑に進みます。



あまりに加害者の態度が悪く、被害者を屈辱したり責任転嫁をするようでし

たら、証拠となる音声を録音しておき、紛争処理センターや日弁連交通事故

相談センターに解決を持ち込むようにして下さい。



では、次回をお楽しみに♪



  
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【投稿コーナー】   「ご購読者様の投稿コーナーです」

 

■ Mさんから通院慰謝料に関してもご質問です  


こんにちは。


昨年11月12日に、運転席側(右側)に衝突され、むち打ちと右肩打撲ねんざ
と診断されました。


運転席にいて、事故の時は、信号待ちで止まっていましたが、本当にこわ
かったです。


現在まで、100日を超えて通院していますが、頚椎ねんざは、首をひねる
と左右どちらとも強く痛み、この先、良くなるのか不安でたまりません。


自賠責基準だと120万までなので、わたしの場合は、治療費だけでこえて
しまいそうですが、通院慰謝料は、任意保険からどういう基準で計算され
るんでしょうか?


また、治療打ち切りとされたら、自分の健保に切り替えてでも治療を続け
るつもりですが、最初から、自分の保険を使った方がよかったのでしょうか?


弁護士会の、地裁の基準で慰謝料を出してもらうには、こちらが弁護士を
用意するしかないのでしょうか?


本人が地裁基準で請求しても、損保は全く取り合わないとあるサイトで
読みました。


今のところ、示談提示も、打ち切りも言われていません。


通院が、長引けば、確実に近い気がします。


お金で失われたものが返ってくるわけではありませんが、この先もこの痛み
に耐えて生活するのかと思うと苦しく、精神的なダメージも大きいです。


将来の治療費のことも考えると、やはり出来るだけの補償はしてもらいたいです。


なんだか、長くなってしまいましたが、お答え下さればと思います。




*****************************************************************

【赤鬼から】



> 自賠責基準だと120万までなので、わたしの場合は、治療費だけでこえて
>しまいそうですが、
> 通院慰謝料は、任意保険からどういう基準で計算されるんでしょうか?


通院先の病院によっても異なりますが、100日で120万円にならないのではと

思います。



任意保険支払基準は、平成14年に廃止になっていますので、現在は各社の独自

の基準です。



その基準のほとんどは、自賠責保険支払基準に近い数値ですが、時に自賠責を

下回ることもありますので、注意が必要です。



> また、治療打ち切りとされたら、自分の健保に切り替えてでも治療を続ける
>つもりですが、最初から、自分の保険を使った方がよかったのでしょうか?



保険会社による治療の打ち切りはできません。



治療費の立替払いを一時保留することを「打ち切り」といって、被害者に圧力

をかけているだけです。



治療費の立替を保留されても、被害者が立て替えて払った治療費は示談の際に

回収が可能ですので、騙されないようにして下さい。



最初から健康保険を使用しなければならない事例は、被害者に大きな過失が

あり怪我の程度が重度の場合です。



理由は、被害者に過失がある場合治療費に関しても過失相殺されますので、

場合によっては慰謝料などがなくなってしまう可能性もあります。



今回の事故に関しては停止中の事故で過失がありませんので、それほど大きな

怪我でなければ健康保険を使用しなくても問題ありません。



確かに治療費と休業損害等が120万円に近づいてくると、保険会社は早期に治療

を止めさせて示談させようと動き出します。



しかし、そのようなときには先ず「保険会社に治療を打ち切る法的根拠と権限が

あるか」を尋ね、現在の治療の必然性を医師により証明してもらうことで、

治療は継続される場合が多いことを覚えておかれるとよいでしょう。



> 
> 弁護士会の、地裁の基準で慰謝料を出してもらうには、こちらが
>弁護士を用意するしかないのでしょうか?
> 本人が地裁基準で請求しても、損保は全く取り合わないと
>あるサイトで読みました。



保険会社と直接交渉をする場合は全く無視されます。



中古車センターで新車を欲しいといっているようなもので、地裁基準での

話なら裁判をして下さいと言われます。



しかし、裁判をしなくても地裁基準で解決する方法があります。



自動車事故紛争処理センター及び日弁連交通事故相談センターを無料で利用す

ることで地裁基準での和解を保険会社との間であっ旋してもらえます。



>将来の治療費のことも考えると、やはり出来るだけの補償は
>してもらいたいです。



できるだけの補償をして欲しいのであれば、「できるだけ」とはどのようなも

のかを知らなければないません。



被害者が正当に最大限の損害賠償を受けるためには、正当な損害賠償とその

最大の金額を勉強することが必要です。



現在日本の法律では、損害は被害者自身が立証することになっていますので、

どれだけ正当な損害でも知らないで請求しないものを保険会社は支払う必要は

ありません。



保険会社は知っていても教えてくれません。



被害者の最大の武器は知識ですので、保険会社にだまされない為に赤鬼の無料

のレポートを活用して下さい。



こちらからダウンロードが可能です。

http://send-for.info/hikaku/hikaku.index.html



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■ ご購読者様からの投稿を募集しております。



投稿の内容は何でもかまいません。




◆ 交通事故に関するご質問やお便り



このメルマガは多くの方にご購読いただいておりますので、交通事故の

色々な問題を解決されていらっしゃる方も相当数おられると思います。



そうした貴重な経験を、現在お困りの被害者さんのために是非役立てて

いただきたいと考えています。



そこで、「私はこんなことで困っています」という投稿があった場合、

もちろん赤鬼もアドバイスさせていただきますが、「こんな方法もあった」、

「保険会社にこんなことをいったらよい結果が出た」など、実体験に基く

貴重な情報をいただけると助かります。



赤鬼がこれまでにサポートした被害者さんの数も相当数になりますが、

メルマガのご購読者数である1万3千人には及びません。



多くの方にご協力いただければ、沢山の貴重な情報が得られますので、

何卒よろしくお願いいたします。




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このメルマガは、北は北海道から南は沖縄まで多くの方にご購読いただいて

いますので、その土地の話題なども交えた近況報告等もお待ちしています。



mag2@intelli.sakura.ne.jp までどしどしご投稿いただければ幸いです。



ハンドルネームとお住まいの県や地域名をお願いします。



お待ちしていま〜す♪



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【編集後記】



■最後までお読みいただきましてありがとうございました。
  
 
又奈良に行ってきました。



奈良もようやく新緑の季節となり、若草山の緑がとても印象的でしたが、

それよりも何よりも鹿が街の中を勝手に歩いている光景に遭遇しました。



普通のことのように鹿が街中を歩きゴミ袋などをあさっていますので、

野良犬ならぬ野良鹿みたいです。



古い町並に鹿の姿はとても美しいのですが、ゴミを散らかすのは良くないと

思い、注意をしてあげたのですが無視されました。



さらに、もっと驚いたのは奈良女子大のキャンパスに鹿がいることです。



知り合いの教授の研究室の横に枯れ葉が集められたいるので、何で?と

お聞きしたところ、鹿がここで寝るからとの事でした。



街どころか女子大にまで鹿がいるという奈良は、平城遷都1300年際が来年開か

れるとの事で、盛り上がっていました。



そういえば、以前「鹿男」というテレビドラマを思い出しました。



あの時は、テレビドラマだから映像効果として街中を鹿が歩くと思って

いたのですが、本当だったことに驚くやら感激するやら不思議な気持ち

でした。



娘にお土産として「鹿のふん」を買ってくるように言われていたのですが、

本物を見た後で買うにはチョットだけ抵抗がありました。




では、次回もよろしくお願いいたします♪



ご質問だけではなく、メルマガに関するご意見ご感想もお待ちしています

ので、以下のアドレスまでお願いいたします。

mag2@intelli.sakura.ne.jp



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【裏編集後記】 



本日は、片付ける仕事がてんこ盛りになってしまって、夕飯も食べられ

ない状況です。



申し訳ないのですがお休みさせていただけると助かります。




では、次週お又会いしましょう♪


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