2009/11/15
セルジュ・リファール
めるまが★ローズ・アダージオ バレエ Vol.30 @もくじ@ =========================================================== ☆セルジュ・リファール ☆バレエリュスそしてオペラ座 ☆戦時下のパリで ☆バレエに関する著作 ☆おすすめビデオPick Up =========================================================== ★セルジュ・リファール 1905年ウクライナに生まれたリファールはクラシックバレエをニ ジンスキーの妹であるニジンスカに学び、その後エンリコ・チケッ ティの元で学びました。そして後にバレエリュスと契約し、バラン シンの中心的ダンサーとして活躍します。1930年ごろからは自身で も振り付けを始め大成功を納めます。バレエリュスの後はパリオペ ラ座でダンサー、振付師、バレエ教師、そして芸術監督を務めるま でにいたります。 リファールは小柄で際立つテクニックがあるダンサーではなく、 背が高く美しい顔立ちで、また舞台での圧倒的な存在感で見るもの を魅了したといいます。 ★バレエリュスそしてオペラ座 リファールは1923年にディアギレフ率いるバレエリュスと契約し、 その熱意とルックスでたちまち中心的存在になります。バランシン の作品のほか、自身の改訂版である『薔薇の精』や『牧神の午後』 を踊って、スターの座につきます。その後パリオペラ座へ活動の場 を移し、ダンサーとして、また芸術監督として、16年の歳月を過ご すことになります。 オペラ座では『白の組曲』や『ミラージュ』など多くの振り付け 作品を残しています。 ★戦時下のパリで リファールはナチス占領下のパリでナチス秘密警察ゲシュタポの ひとりであるソニア・オリンスカ(本名イレーヌ・ブラッシュ)と 同棲していました。貴族であったソニアは事実上パトロンだったの かもしれません。1944年パリの解放の後、リファールはナチスに協 力したという理由でオペラ座を解雇されます。1958年にはパリオペ ラ座に再び戻って来ますが、当時の芸術監督であったマルキ・ド・ クエバスと決闘しています。 戦争中に何があったのか、真実を知ることは難しいですが、ナチ スドイツに協力したという疑惑とは裏腹に、リファールは第二次世 界大戦中、数多くのユダヤ系ダンサーの強制収容所送りを阻止した と伝えられています。 ★バレエに関する著作 リファールはダンサー、振り付け家、バレエ教師として精力的に 活動するだけでなく、バレエに関する数々の著作を残しています。 フランスの偉大なバレエダンサー、オーギュスト・ヴェストリスや 『ジゼル』のタイトルロールを最初に踊ったカルロッタ・グリジな どの伝記、クラシックバレエの理論に関するもの、バレエリュスに ついてなど、そのどれもがクラシックバレエを知るための重要な資 料として残されています。また、自伝も出版しています。天才の続 出したバレエリュス、パリオペラ座、そして激動の戦時下をしたた かに生き抜いたリファールの波乱の人生、自身ではどう捉えていた のでしょう、とても興味があります。 ★おすすめビデオ Pick Up! リファールの踊る『牧神の午後』 http://www.youtube.com/watch?v=s9ALZTymXHs パリオペラ座でのリファールのレッスン♪ http://www.youtube.com/watch?v=RFkHU5JLSHo みなさま、今月のめるまが楽しんでいただけたでしょうか? めるまが★ローズ・アダージオ バレエではみなさまからのコメン トやトラックバックをお待ちしています! ではまた、来月! Copy Right PIROUETTE All rights reserved


