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社会教育家・労使紛争解決アドバイザー河野順一が、読み、聞き、学び、考え、そして実践した<ポップフィロソフィー>による成功の哲学を、誌上において配信するメールマガジンです。日々の出来事、私が感銘を受けた書籍や、言葉もご紹介していきます。

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2008/01/22

先進国が担わなければならない、温暖化の無過失責任

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┃□◆メールマガジン「負けるな社長!」第28号はここからです◆□   
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 ■河野順一です。
 
 寒い日が続きます。
 みなさん、いかがお過ごしですか。

 今冬は暖冬という話だったはずですが、
 昨年、年末の12月が、比較的暖かかったことも手伝い
 ここのところの寒さは身にしみます。

 このような事をいっていたら、
  雪国の方々にはお叱りを受けてしまいそうですが・・・。

 あまり寒いと、一昨年、
 手術した足がしくしく痛みます。
 かばって歩くと、反対の足に負担がかかり
 結局、両方の足が痛くなります。

 赤外線加工の下着を着用したり、
 サポーターをしてみたり、
 さまざまなことを試していますが
 どなたか効果的な方法があったら
 教えていただけないでしょうか。
 
 雪のある、鄙びた温泉宿にでも赴き、
 暖房の行き届いた和室で、浴衣にどてら、
 大きな掘りごたつに足を伸ばし
 雪見障子に銀世界をめでながら
 現在、執筆中の『労働法案内』を認めることができたなら、
 どんなに幸せでしょう。

 そうした、優雅な仕事風景、
 物書きに専念する自分の姿を想像するだけで
 気持ちが少し、暖かくなったような気がします。


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  平成20年1月22日版
   ビジネス系ポップフィロソフィー メルマガ

  【 「負けるな社長!」⇒ http://jinji-no1.co.jp 】
                   <第28号>
                         河野 順一

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  ※当メルマガは、社会教育家・労使紛争解決アドバイザー
  河野順一が、読み、聞き、学び、 考え、そして実践した
  <ポップフィロソフィーによる成功の哲学>を、
  誌上に おいて配信するメールマガジン です。

  ▼日々の出来事、私が感銘を受けた書籍や、
  言葉もご紹介していきます。忙しい日常の、
  一服の清涼剤としてご活用いただければ幸いです。

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 <負けるな社長! 今日の名言> 
    
 1 「子曰(しいわ)く、人の己を知らざるを患(うれ)えず、
  人の知らざるを患う」     【学而(がくじ)16】より

 2 「子曰く、人の己を知らざるを患えず、
  己の能なきを患う」     【憲問 (けんもん)32】より

               論語から・・・孔子の言葉

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 前回に引き続き、論語より
 同じような言葉を2つ紹介しました。

 孔子によれば、【1】は、人から、自分が思っているような評価を得ないのは、
 自分が人の実力を分かっていないからだ。

 人の実力を知れば知るほど、
 自分の実力のなさが分かるだろう・・・という意味。

 【2】も同じように、自分が思っているような評価を得られなければ、
 もう一度、自分の実力を考えてみろ。

 自分が思っているほど、
 あなたの実力はたいしたものではないのだよ・・・という意味。

 双方とも、自惚れを戒める耳の痛い言葉である。

 すべての物事には、原因があって、結果がある。

 そして、己の実力を評価するのは、己ではない。
 それをするのは、自分を取り巻く
 周囲の人たちであることを知らなければならない。

 したがって、自分が思っているような評価を得られないと嘆く前に
 一歩引いて、客観的に自分の仕事振りや実力が、
 どの程度であったかを、心静かに自問すべきなのである。

 「金」と「名声」は、真摯な仕事の結果である。
 思い通りの結果が得られないのであれば、
 人を責める前に、まず、自分自身の行動を、問い直そうではないか。


  
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 【 今日のお勧め本 手袋を買いに 】
           
       新美南吉 著  
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/637_13341.html
 (青空文庫より)

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 ■新美南吉(にいみ なんきち)は、
  1913年7月30日、愛知県半田市生まれ、
  1943年3月22日に結核のため29歳の若さで他界する。
  「ごんぎつね」等の童話作家として知られる。

  地方で教師を務め、早世した童話作家という共通点から
 「銀河鉄道の夜」等の作品で知られる
  宮沢賢治との比較で語られることも多い。

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 ■近時、絵本が面白い。
 絵本は、何も子供だけのものではない。

 サン・テグジュペリの「星の王子さま」は
 その謎めいた作者の最期もあいまって、
 人々の心を魅了してやまない。

 レオ・バスカーリアの「葉っぱのフレディー」は、
 平易な文体の中に、生きるとはどういうことか、
 死とはなにかを考えさせられる本である。

 ジャン・ジオノの「木を植えた男」は、
 ただ一人、何十年もの間黙々と木を植え続け、
 森を再生させた男の物語。

 名誉も、何の見返りも求めず、
 自分の信念を貫き通した不屈の精神が、
 読む人の心を強く打つ。

 ■絵本、その語りは、端的にして物事の全体を的確に捉え、
 行間に登場人物(あるいは動物)の
 繊細な心理描写が織り込まれていることも少なくない。

 情景の描写も写実的で、
 写真や映像で見るよりも、むしろリアルに迫り来る。

 ドキュメンタリー作家の柳田邦男氏、
 大学教授、タレントとマルチな作家として知られる
 志茂田景樹氏らも、
 絵本の普及に尽力されている。

 ■さて、新美南吉の「手袋を買いに」だが
 なぜ、ここでこの絵本を紹介しようと思ったか。

 それは、森に降り積もった
 雪の描写があまりに素晴しいので、
 厳寒のこの時期、きまって誰かに話したくなるからである。

 ■「子供の狐は遊びに行きました。
 真綿のように柔かい雪の上を駈け廻ると、雪の粉が、
 しぶきのように飛び散って小さい虹がすっと映るのでした。
 すると突然、うしろで、
 「どたどた、ざーっ」と物凄い音がして、
 パン粉のような粉雪が、
 ふわーっと子狐におっかぶさって来ました。
 子狐はびっくりして、
 雪の中にころがるようにして十米も向こうへ逃げました。
 何だろうと思ってふり返って見ましたが何もいませんでした。
 それは樅の枝から雪がなだれ落ちたのでした。
 まだ枝と枝の間から白い絹糸のように雪がこぼれていました。」

 その年、生まれたばかりの子狐にとって、
 初めてみる雪はただただ奇異なもの。

 いつもとは違う、冷たく凛と澄んだ空気、
 一面真っ白で、目にもまぶしい風景に、好奇心旺盛でやんちゃな彼は、
 はしゃぎながらも、おっかなびっくり、
 雪の感触を楽しんでいる様子が、手に取るようにわかる。

 そして、もう一箇所、私の好きなくだりがある。
 「暗い暗い夜が風呂敷のような影をひろげて
 野原や森を包みにやって来ましたが、
 雪はあまり白いので、
 包んでも包んでも白く浮びあがっていました。
 親子の銀狐は洞穴から出ました。
 子供の方はお母さんのお腹の下へはいりこんで、
 そこからまんまるな眼をぱちぱちさせながら、
 あっちやこっちを見ながら歩いて行きました。」

 こうした繊細な表現は、ある種、芸術の域に達する。
 絵を見ずとも、頭の中に鮮明な映像が浮かんでくる。
 文字だけでも、十分に絵本だといえるだろう。

 ■この物語は、まだ娘が小さい頃に、妻が
 よく読み聞かせてやっていたものである。

 幼子には、過激な戦いのシーンや
 凄惨な場面の映像を見せるのは避け、
 極力こうした、美しい日本語を読み聞かせてやりたい。

 無垢で真っ白な心のキャンパスに
 美しい情景を数多く描写させたいものである。

 ■みなさんも、物事に行き詰ったら
 たまにはビジネス書を持つ手を絵本にかえ、
 童心に戻り、世の中を素直に見直して見ませんか?

 違った角度のアイディアが浮かび、
 問題解決の糸口を見つけられるかもしれませんよ?



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  <河野順一の 司法うんちく
          『温暖化と無過失責任』>
 
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 ■先日、テレビで、
 温暖化現象を取り上げた特集が放映されていた。

 「温暖化」という言葉が一般化してから久しいが、
 これ以上の温暖化を防ぐために
 私たちは、具体的に何か行動をしているのだろうか。
 どこか、人事のように受け止めていないだろうか。

 温暖化とは、地球の平均気温が上昇する現象である。

 地球は、太陽光エネルギーで温められている一方、
 この温められた熱エネルギーを宇宙空間に放出している。
 このバランスが、崩れることにより、温暖化現象が起きる。

 その大きな原因は、文明社会が排出する、
 車の排ガスなどによる二酸化炭素(CO2)といった
 温室効果ガスの濃度が上がってしまい、
 温められた熱を宇宙空間に放出することが妨げられることにある。
 これにより、地球全体が温室バリアーで包まれた状態になり、
 地表の温度が必要以上に上がってしまうのである。


 ■今、全世界の生態系が、少しずつ変わってきている。
 
 東京の空に、南国の鳥であるはずのインコが群生している。
 房総の海には、色とりどりの珊瑚が生息し
 色鮮やかな熱帯魚が、南国の海さながらの様相を呈している。

 漁業関連では、昨年、カキの養殖業者が、
 少なからずの稚貝の死滅により大打撃を受け、
 また、瀬戸内海では、大クラゲの大量発生で、
 漁獲量が激減したとのこと。

 さらに、赤道直下、海抜が低い南の島は、
 温暖化に伴う海面の上昇とともに水没のおそれがある。
 それを受けて、全島民に対し、
 今後10年の間に、近隣の島への移住が勧告された。

 くわえて、チベットやヒマラヤの氷河が溶け出しているという。
 溶け出した氷河は、底の土砂が水をせき止め、天然のダムを作り出す。
 そして、そのダムにより出現した湖は、
 深いところで水深100メートルという豊富な貯水量を誇るという。

 ふもとの村の住民は、電気もガスもない、
 いまだ文明とは全く関係ない
 貧しく慎ましやかな暮らしをしているにもかかわらず
 文明社会が引き起こした温暖化により、
 いつ決壊するか分からない、天然のダムの脅威の下に住まう。

 しかし、財政が脆弱な国家は、予算が取れないため、
 結果として決壊予防のための対策が取れない。

 それゆえ、悲しいことに、
 ダム決壊のおそれがあることを、
 当の住民は知らされていないという。

 ■この事実を知って、私は愕然とした。
 私たち先進国の住民は、何の責任もない彼らの犠牲の上に
 豊かな暮らしをさせてもらっているのだ
 ・・・・・という事実を知って。

 たまたま、生まれた国が、先進国か途上国かの違いで
 前者が後者の生存権を蹂躙する、
 あるいは侵害する権利があるのだろうか。

 ■こうしたことを考えるとき、
 損害賠償に関して、公害訴訟などで採用された
 「無過失責任主義」に思いが至った。

 日本の民法では、原則として、
 自分の行為に故意も過失もなければ、
 損害が発生しても賠償責任を負わなくてもよい
 という「過失責任の原則」を採用している。

 しかし、自動車などの交通機関
 および危険・有害な設備を使用する工業の発達により、
 この過失責任主義では
 被害者の救済が十分に行われないという問題が生じた。

 そのため、数多くの訴訟を経て、
 公害の排出責任として、大気汚染防止法や水質汚濁防止法、
 自動車の運行供用者責任として、自動車損害賠償保障法3条、
 製造物責任として、製造物責任法3条等
 「無過失責任」を定める特別法が立法されたという経緯がある。

 ■私たちは、公害を引き起こした数多くの企業同様、
 気づかぬ間に、かけがえのない地球の環境を破壊してきてしまった。
 それにより、途上国の人たちの生活を、脅かしている。
 
 文明の恩恵に浴する先進国は、一刻も早くその責任を自覚し、
 これ以上被害が拡大しないよう、
 地球温暖化に歯止めをかける努力をしなければならないだろう。

 また、この温暖化により、生活を脅かすおそれのある人々の
 身の安全を保証し、生活環境を維持することができないものかと、
 心痛めるばかりである。

 まずは、個人にできることを徹底したいと思う。

 交通手段は、なるべく公共機関とする。
 無駄なものは買わない。
 むやみに物を捨てず、リサイクルを徹底する。
 冷暖房の設定温度を考える。
 
 子供たちとともに環境について語り合う等、
 エコロジーライフについて、
 真剣に向き合わなければならないだろう。

 ・・・・・特集を見ながら、つらつらと考えた。


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 ┃                              
 ┃ 【本日の、オンリーワンプログラム】             
 ┃     
 ┃  ● 原因があって結果がある
 ┃
 ┃  ● 大人も、絵本を楽しもう 
 ┃
 ┃  ● 先進国が担わなければならない、温暖化の無過失責任
 ┃
 ┃                    
 ┗━━━━━━━━━━━━━ 「負けるな社長!」 ━━┛
 
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【編集後記】

 ■「就業規則の研修会は、いつ開催するのですか?」
 とのお問い合わせを、数多くいただいております。

 本年は、3月からセミナーを開催しようと企画しています。

 2月に入りましたら、ご案内を差し上げる予定でいます。

 メールマガジンでもお知らせしたいと思いますが
 今年も、かゆいところに手が届く研修を心がけます。

 ご期待ください。


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 ┃発行責任者: 河野 順一                                          
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