木の家取扱説明書 想いの伝わる本物の木の家を RSSを登録する

木の家の良さは木が美しいから。そんな住まいに住む人も美しい。でもどんなに良い木でも使い方や暮らし方が分からないと、不安が生まれてしまいます。具体的なノウハウを豊富な情報とともにお届けします。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/06/15

木の家取扱説明書 vol.34

この記事を取り寄せる


     ≫≫≫≫≫≫木の家取扱説明書≪≪≪≪≪≪
                                                        VOL.34

                         08年6月15日

                     ◇日本の住まいを良くする無垢材研究会◇
=================================
  贅沢は好まないが、上質にはこだわるというあなたに贈ります
=================================
人が暮らす環境だから、エコロジー。自然の賜物、木と水と土にこだわる
=================================
よくエコを謳い文句にした業者がいますが、彼らのほとんどはエコロジー
ではなく、エコノミーでした。もうちょっとまじめに勉強したらあ…
=================================

 6月に入って、急に身辺が忙しくなってきました。

 これまでは自分で舟を漕いでいたのですが、6月からは八艘跳び状態。
昨年12月から、ゲインのオリジナル商品を3連続でお知らせしました。

 一つ目は、特選杉で作った浮造りの板は、壁や床に利用できるものです
が、RCの型枠にも利用できるので、普通無機質な表情になるコンクリー
トの打ちっ放し面に、針葉樹の杢目が深く掘り込まれるため、一瞬のうち
にイヤシの表情に生まれ変わります。

 ふたつ目は、同じような造りですが、フローリング仕様の製品名は“
赤剣(あかつるぎ)”といいます。

 この製品は、私が一目ぼれした製品で、十分に乾燥した素材を丁寧に
浮造り(表面を杢目に合わせて、凸凹に研磨すること)に仕上たものです
が、そんじょそこらにある類似品とは全く異なります。

 昨年の12月から販売を開始して、4月から6月まで連続3件のご注文
をいただきました(感謝)(涙)

 そしていずれの住まい手の方からも、想像以上に喜んでいただき、これ
まで“信念”一本だけで、やせ我慢してきた労苦が、一気に報われた瞬間
でした。

 杉が大好きというH様、そして快くゲインの製品を紹介してくれたM大
工さん、人との縁に恵まれて、最上の春になりました。

 次回は、杢精(もくせい)という壁板のエピソードをご紹介する予定で
す。

    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

家造りには、トータルにコントロールする人が不可欠です。

 その人は、建築家であり、大工の棟梁でした。

 今でも立派な建築家や大工さんはいますが、大手の住宅メーカーを始め、
その物真似をする地域ビルダーにとっては、そういった有用な人物は、か
えって邪魔な存在になってしまいます。

 価格競争に走るビルダーは、より安いものにしか目がいきません。高度
な技術を持つ建築家や大工さんは、彼らにとっては競争の障害以外の何も
のでもないからです。

 建築現場をより単純な機械的な作業の場にしてしまうことによって、コ
ストを下げたため、日本の各地には、メーカー分譲地を中心にして、あり
ふれた安物の家が氾濫してしまったのです。

 さてそこで、このような家造りを強行した結果、日本の家屋は、化学物
質の加工製品が溢れ、気密性というより、実際には閉鎖性の高い家並がで
きてしまいました。

 外壁は、セメントの加工製品(窯業系サイディング)で覆われることで、
周囲に無用な太陽光の反射熱を撒き散らし、いかにも安っぽい家ばかりに
なってしまったのです。

 そういった家の中に住む住人は、まさに化学物質の揮発に晒される被害
者になってしまうことは、当初から分かっていたことです。

 1970年代から90年代にわたって、こういった化学製品の家に24時間住む
人々から、ある新しい病気が発生し始めました。それが“シックハウス症
候群”という“化学物質過敏症”です。

 この病気は人工的な病気です。地球上の存在しない有害な化学物質を肺
や皮膚から取り込んでしまったために、神経系統を侵されて、免疫不全に
陥る病気です。

 そのため発症する内容は千差万別で、また個人差があるために、それが
“化学物資過敏症”であるかどうか判別すること自体が困難な病気です。

 新築の家に住んでから発症する人、またリフォームをして発症する人か
ら考えるしかないのが現状のようです。でもそのシックハウス症候群は、
家だけではありません。

 比較的体質の強くない老人や年少者の施設からも、この病気が発生して
います。“シックスクール”とか“シックホーム”と呼ばれています。

 幼児や年少者は、まかり間違えば、シックハウスで育ち、シックスクー
ルで一日の大半を過ごすことで、本当は化学物質過敏症に侵されているの
に、誰も気がつかずに、単なる変人や落伍者のように差別する事態も発生
しているはずです。

 この病気は、誰も気づかず、何の治療もしないうちに、やがて患者の精
神まで変調させてしまいます。自分の病気を客観的に処理できないために、
本人のジレンマを抜き差しならないものにしてしまうのです。
(つづく)

www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
上へ戻る