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うつ病40年患い、克服した太郎が、うつ病治療・認知行動療法・チェック・病状・家族の接し方・原因・予防・躁鬱病・パニック障害・性障害といったうつ病情報から克服後の認知療法イメージを利用した自己啓発・禁煙・学習・記憶術まで紹介。

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2008/06/01

1日5分のうつ病対策!!【死者の微笑】

値上げラッシュに悲鳴を上げる太郎です。



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  □  1日5分のうつ病対策!!    □
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●●もくじ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

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【うつにつける薬】
〜22 死者の微笑〜

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【うつにつける薬】
〜死者の微笑〜

梅日和とでも言いたくなるようなある日、

私はふらりと古本屋を覗いて、これもふと手にした


「こころの昼と夜」三笠書房 なだいなだ 


を買ってみた。   ¥105也


そのなかの一篇・自殺論・死の誘いについて 

1 死者の微笑

で、作者の精神科医として忘れられないある女子大生の事に触れ、

彼女を3度助け4度目に自殺されてしまったことに触れている。


「死んだ時、彼女の顔に、
なにかホットしたような微笑が浮んでいたのを思い出す。
生きていたときには、一度も見せたことのない微笑であった」中略


「ぼくは、世の中には、結局、なんとしても死にたくなる病気がある、
それを、『うつ病』と呼ぶんだ、そして、なぜ自殺したかと聞かれたら、
『うつ病』だからだと答えるのだ、と割り切ることにした」

と述べている。



文字面ではなく、

その書かれていない行間には

この作者のこのように書かずにはいられなかった

忘れることの出来ない何か・・・を感じさせるものがある。



尽くすだけの手段を尽くした上での「死」であっても

「死」を受け入れることは悲しい。


それはたとえ医師であっても、

遺族であっても同じであろうと思う。



ましてや精神科の医師、誰よりも

「うつ病」はかならず治癒する病気であることを知る立場であってみれば

「なぜ彼女は死にたいのか、考えるひまもあたえてくれなかった」

と書いている、この作家の「思い」は、

すこし言葉を失わせるものを感じる。



それはそれとしても

「世の中には、結局、
なんとしても死にたくなる病気がある、それを、『うつ病』と呼ぶんだ」


と云われてしまえば、うつの私とすれば大変、

切なくなってしまう。



むしろ「うつ病」は必ず治る病気だから死ぬのだったら、

うつが治ってからにして欲しい・・・・・・・とでも言ってくれたほうがいい。



「うつ」という病の克服の過程に自殺といった「死」がある・・・


たとえそれが事実であろうとも、

そのようには思いたくない、

「自殺は自殺」「うつ病はうつ病」そのように考えたいのである。



「あの人はうつ病という病に負けて自殺したんだ」とは、

なんとしても思われたくない、



「自殺は」何処の世界でもタブーであろう。


そのことを十分に知った上で、

敢えてそれを犯すことを選ぶことの重みを、

「うつ病という病に負けた」といわれたのでは、

その「死」は余りにも軽すぎる。



「うつ」のときには「心」は

非常にアンビバレントな状態で常に不安定であり、



無性に人の援助を求めつつも、

極めて人を拒否し、人に会うのが苦痛であり億劫なものなのである。



又ある時には他罰的な批判精神のなかで

言いようの無い「怒り」に身をさらしたかと思うと、

自責的で罪業妄想に悩まされたりもする。



そして、総じていえるのは、

うつ病の三徴候即ち、自己の過去と現在

そして未来に対する悲観的で否定的な考え方に覆われている。(アーロンベック)



それ故に、自分を取り巻く、

あらゆる環境に悪影響を与えたり、与えられたりする。



うつ病患者を本来支えるべき家族が(妻や夫等が)

やはり同じような抑うつ状態に陥ってしまいがちなのもよく耳にする話であろう。



こうしたなかで、うつの患者は、

真剣に苦しみ、真剣に悩んでしまう。



結果、

「私などは消えてしまった方が、家族にとっても一番いいことだ」・・・・・・。

となる。



もとよりこれは結論の飛躍であり、

自分が消えてしまうことが家族にとって一番いいはずは無い。



しかし、うつ病患者は真剣に悩みそれなりに出した結論であることは、



悲しいが、患者の「今ここでの、事実」なのである。
(例えそれが考え方の歪みであるとしても、である。・・・・・・)



それをしも、「うつ病という病に負けた」のだとは、言いたくは無い。



もとより、私は自殺を認める立場の人間ではない。

だから、「うつ病」は必ず治る病気だから、死ぬのだったら、

うつが治ってからにして欲しい・・・・・とでも言ってくれたほうがいい。


と思うのである。

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 ■発行・執筆:太郎
 ■「1日5分うつ病対策!!」
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