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うつ病40年患い、克服した太郎が、うつ病治療・認知行動療法・チェック・病状・家族の接し方・原因・予防・躁鬱病・パニック障害・性障害といったうつ病情報から克服後の認知療法イメージを利用した自己啓発・禁煙・学習・記憶術まで紹介。

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2007/11/13

1日5分のうつ病対策!!【その人自身の如く】

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  □  1日5分のうつ病対策!!    □
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  □□□□□□□□□<発行者:太郎>□□□

●●もくじ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

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【うつにつける薬】
〜その15あたかも、そのひと自身であるかの如く〜

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【うつにつける薬】
〜あたかも、そのひと自身であるかの如く〜


今回は、少し重たいテーマ、
自殺について考えてみることにします。


「病葉。降る公園」のところで
私の友人のことに触れておきました。


そのときにはあまり深く立ち入ることを避けてきたのですが、
「自殺」について、少し考えておくべきだと思います。


ただ、ここでのこの問題に関する私のアプローチは、
うつ病患者とともに生きるご家族や友人とともに
この問題を考える、といったものにしたいと思います。


ご存知のように「自殺者」の数は年々増加し、
交通事故死よりも其の死者数が勝っているのが現実であり、

さらにこの背景には程度の差こそあれ
「うつ病」の存在があると言われております。


「うつ病」患者を支える立場の方たちと、
この問題について考えてみる時、

「抑うつ状態が快方に向かい始めたときが最も注意を要する、」・・・

といったことがいえます。


どのような病気でも治りはじめが肝心なのは共通のことですが、
「うつ病」に関しては、特に要、注意です。


「抑うつ状態」が重い時はあらゆる面で
「生命活動エメルギー」が減退しており

自殺行動を起こすことすら出来ないのですが、
やや快方に向かい行動エネルギーが回復してくる・・・・


そうした状態のときが最も危険なのです。

このことは、患者さんを支えている方々には
よく知られているようでいても、その実は

「あ、少し良くなってきていて、元気も出てきた」

と、言った安堵の気持ちが先にたってしまって、
つい忘れがちになってしまい、

「もう少しで完治するから頑張って」

と、励ましてしまうのが現実のようです。
(言葉ではなくても、つい、態度に出てしまう・・・)


当然、患者さんはそのような自覚は持ちにくいために、
孤立感を深め、

「結局は、誰も、私のことは判ってはくれない」

といった悲観的で、絶望的な感情を持ってしまいます。

だからといって、変に気を使い過ぎますと、
これも患者さんにとっては大変な心の負担になってしまい、

「みんなが、こんなに気を使ってくれているのに、
私のうつ病は少しも良くならない」

といった『自責感』を深めることになります。


うつ病の患者さんはもとより、
それを支える方々の大変さ、難しさがここにあります。

まして、自殺などされてしまいますと、
遺された人たちの「悲しみ」は、
筆舌に尽くし得ないものがあり、まさに慰めの言葉を失います。


それでは、こうした患者さんを支える皆さんは
どうすればよいのでしょうか・・・・?


今回のテーマ「自殺」について考えてみますと、
一つにはそのこと(自殺)について触れることを
「タブー視」しない、ということです。・・・・・・???


この点では、疑問視されるご家族もあるかもしれませんが、
実はここのところが大変大事なことで、
誤解と偏見を生んでいるところでもあります。

「自殺については、触れてはいけない、
         話し合ってはいけない」

そのように考えるのも患者を支えている立場としては、
自分は専門家ではないのだからそのことには「触れない」でおこう、

とお考えになることも理解はできますが、
実ははそうではありません。


うつ病回復には、勿論専門家の介入も必要ですが、
それを支える周囲の協力が最も大切と私は考えております。
(うつ病患者の体験談などからも、そのことが伺えます。)


従って、「自殺については、患者と十分に話しなさい」
もし、患者がそうしたことを考えていて、
言い出せないでいるのであれば、
そのことを言い出せるような「環境」をついくってあげて下さい。


(注:少し難しいことかもしれません、
 無理に引き出すといった意味ではありません、
 あくまでも自発的に言い出せるように、ということをご理解下さい)


もし、患者さんが「自殺願望」について話し始めたときには、
よく、かつ真剣に耳を傾けてあげてください。


話しにくく、辛いこと、恥と感じていることを、
あなたを信頼して話していることに、
十分の配慮したうえで


「話しにくい、辛い気持ちをよく話してくれている」


といった気持ちで「傾聴」してあげて下さい。

専門的には「共感的理解と受容」といったことです。
(この点は前回申し上げたように
 いずれ稿を改めて書くつもりですが)

「あたかもそのひと自身であるかのごとく」

といった、そうした態度、気持ちで、「耳」を傾けてあげてください。

そのようなあなたの態度に触れるとき患者さんは、
心から自分が受け入れられたと感じ、
心から安堵し安らぎを感じます。

(「無条件で、無批判な受容的態度」
 注:これが大切で、決っして、どのようなことを
   聞かされても、動揺したり、批判しない態度です。)


そしてやがては、本来の自分に気づき、
それをとり戻すようになってくるでしょう。


勿論、こうしたことは一度で完遂するものではありません。


多分何度も何度も繰り返して同じこと
同じ内容をあなたは患者さんから聞かされることと思います。
(これがうつ病患者の1つの特徴です。)

しかし、その都度丁寧に面倒がらずに
耳を傾けてあげて下さい。


根気のいる作業ですあり、一年かかるか、半年か、
或いは三ヶ月掛かるか、期間については予測できませんが、
患者さんが「自分を受け入れて貰えた。」と実感できるまで、
これを続けてください。

(注:あくまでも患者さんのペースで
    無理をしないことが、原則です。)


「うつ」とともに生きることは、
患者さんは勿論のこと、
その周囲の方たちにも大変なご苦労がおありと思います。


しかし、患者さんが「自殺」について語り始めた刻、
それは、まさに「夜明け前の暗闇」のときです。

どうか勇気を持って患者さんと向合ってあげてください。


回復は目の前です。


長くなりましたので、
このあたりで筆を止めますが、
どうか「夜明け前の」時を無事に
過ごされることを心よりお祈りいたします。


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【編集後記】

「生きていてくれてありがとう」

最近読んだ小説のラストに出てくるセリフです。

現代のような複雑な社会では

生きていること自体誇れることだと

思います。


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 ■発行・執筆:太郎
 ■「1日5分うつ病対策!!」
 ■ブログ:http://teinenkigyou.livedoor.biz/
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