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今ある「健康法」に不満・「呼吸法」についての明確な方法論を知りたい・現代というストレス社会の中で「本当の自分」を取り戻したい。そんな悩みを抱えている方々に解決法を実践する場が「湧気塾」です。塾長のインタビューや稽古内容をお届けします。

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2009/02/06

【疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!】生命の定義

【湧氣塾】とは、

■□今までの「健康法」では満足できない。
■□単なる「健康法」ではなく、「自己変革」したい。
■□「呼吸法」についての明確かつ明示的な方法論を知りたい。
■□現代というストレス社会の中で、「本当の身体」・「本当の自己」を取り戻したい。
■□今までにない、新しい坐禅を体験してみたい。

など、なんらかの悩みを抱えているみなさんに、その解決法を実践していく場です。

・詳しくは湧氣塾のホームページをご覧ください。
⇒ http://www.you-ki-juku.co.jp/


  ・各種お問合せはこちらまで。
⇒ TEL:03-5759-4411/mail: info@you-ki-juku.co.jp

【NEW】湧氣塾スタッフのブログ「Joy Creation」が始まりました!
ホームページよりご覧ください。
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【塾長自己紹介】

湧氣塾を主宰する身体哲学者の勇崎賀雄です。
身体哲学者とは何ものか。
キレやすく、辛抱ができず、ちょっとしたことで自殺しかねない、
心身共に虚弱な現代の日本人の病理を解明し、克服する方法を追求しています。
湧氣塾とは何をするところか。
呼吸法をベースにした行法に基づき、虚弱な心身を乗り越えるための実践指導、および、
あらゆることに活用できる高いレヴェルの身体的(心身的)境地を確立する方法を
指導しています。
 プロフィール http://www.you-ki-juku.co.jp/staff.html


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疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!

湧氣塾
http://www.you-ki-juku.co.jp/

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<湧氣塾通信第83号>

湧氣塾、塾生のKです。

それでは今日も、「湧氣塾通信」を、
お楽しみください。



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□■―目次――――――――――――――――――――――――――――――――■□
1.【第83回 塾長のコトバ】”生命の定義”
2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
3.稽古の日程 [各コースのご案内]
4.塾長の著書の紹介

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.【第83回 塾長のコトバ】”生命の定義”
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

K:「今日は、前回塾長が最後に触れた
『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一)についていくつか質問して、
それとの関係で身体哲学研究所のめざす身体観あるいは
生命観についてお話をお聞きしようと思っています。」

塾長:「はい分りました。
福岡伸一さんの『生物と無生物のあいだ』という本は、
近年めったにお目にかかれないほどのいい本だと思います。
この本によって若い人は生物学の最前線の基本的な知識を
とても生き生きとした歴史ドラマを読むように学ぶことができます。
また、中年以上の人には、時代の流れに浮き沈みしながら生きていく
人々の価値観や人生の選択について、科学という限られた
世界を超えて様々な形で示唆を与えてくれるでしょう。」


K:「少し前にベストセラーになって、
サントリー学芸賞を受賞して話題になった本
という程度にしか知りませんでしたが、
それは大変な本ですね。」

塾長:「ええそうです。
福岡伸一さんは私は知りませんでしたが、
ときどきテレビなどにも出ているようでけっこう有名な人です。
しかし、そういったテレビなどに出ているタレントという意味ではなく、
とても才能豊かな人ですね。
科学者にしておくのはもったいないほど(笑)。」


K:「へぇ〜。
科学者にしておくにはもったいないっていういい方があるんですか。
普通の人は科学者って真理を追求して
人間の知性を最高に発揮している人
って思っているんじゃあないですか。
科学者より知性の高い人がいるんですか。」

塾長:「科学者が知性が一番高いかどうかという問いは、
医学部の偏差値が一番高いから医者が一番頭がいいか
というような話で、私にいわせれば話が雑すぎます。」


K:「なるほど、塾長流にいえば、理系と文系と
どっちが知性が高いかという愚問に通じますか。」

塾長:「そうですね。
古代ギリシアの時代にいわゆる学問のもとともなる哲学が生れます。
しかし、ほとんど同時に数学を始めとした諸学も生れます。
ヒポクラテスの医学も生れました。
すでにこの時代に哲学と諸学の分化が起こっています。」


K:「塾長の本(『「阿修羅」の呼吸と身体』)にあるように
“医者にして同時に哲学者であることは神に近し”
という状況が起っていたのですね。」

塾長:「そういうことです。
総合知としての哲学と専門分化した諸学との分離は
初期から起っていたということです。
『生物と無生物のあいだ』の話にもどせば、
福岡伸一さんはもちろん科学者としても一級の人ですが、
それこそ茂木健一郎がうらやましがる文学者のような文章を書き、
歴史家(科学史家)のようなまなざしを持ち、
人生哲学者のような人間学の機微に通じている人だということです。」


K:「いよいよ近年まれな知識人ということですね。」

塾長:「はい。
加藤周一という一昔前の総合的な知の巨匠、
あるいは理系と文系の知性を兼ね備えた知識人が去年亡くなり、
ますます知の貧困が嘆かれていますが、
世の中そう捨てたものではない。
必ず本格的な知性は現われるのです。」


K:「専門化した知だけでは現代の難問は解決できない。
なんとしても総合知が必要だ。
それで哲学が復興しなければならないと…。」

塾長:「福岡伸一さんの知性は普通でいう哲学とは
ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、
空間的、トポロジカルに対象を眺める視点、現実世界を俯瞰する目、
基礎論的に構造や形式を眺める観点などはすぐれて哲学的です。」


K:「僕は、さっき斜めに目を通しただけですが、
ことばに関しての洞察(日本語にも英語にも)が鋭いのにも
おどろかされました。」

塾長:「その通りです。
“膂力(りょりょく)”のことを多くの識者や辞書が“腕力”と誤解しているところを
正しく“背骨の力”と指摘しているのには私もちょっとビックリしました。
文章力も構成力も並みの芥川賞作家をはるかに凌いでいます。」


K:「では、いよいよその福岡伸一さんの
『生物と無生物のあいだ』の生命観と
身体哲学研究所の探求する身体との共通性
という本題に入りたいと思いますが。」

塾長:「K君は、1953年という年が
生物学に与えた衝撃を知っていますか。」


K:「はい。
ワトソンとクリックによってDNAの二重らせん構造が
発見された年ですよね。」

塾長:「そうです。
そしてそのワトソンとクリックに、
ウィルソンを加えた3人は、
1962年にその功績によりノーベル賞を受賞しています。
そのDNA二重らせん構造の発見は、
時代を切り開いた画期的なものだったわけですが、
そのDNAの二重らせん構造は生命体の根源的な機能である
自己複製能力を示したものでもありました。
つまり、その1953年の時点で生命体とは自己複製能力をもつものだ
と初めて明確に定義されたのです。
いい換えれば、生物とは精巧なミクロのパーツで構成された
プラモデルのような精密な分子機械だと思われるようになったのです。
しかし大学で分子生物学を研究していた福岡さんは、
その生命の定義に飽き足らなかったのです。」


K:「それでは福岡さんは、
生命をどのように考えたのですか。」

塾長:「彼は最終的に、
“生命とは、動的平衡にある流れだ”と、定義しました。」


K:「“動的平衡にある流れ”、ですか。」

塾長:「動的平衡(dynamic equilibrium)という言葉について
福岡伸一さんはいくつかの説明をしています。
一番分りやすい説明は、表面上同一だと思われる
私たちの顔や容姿(身体)は実は1年もすると
細胞レヴェルでは(深層では)あらかた入れ替わっているということ。
それなのに人間は10年ぶりに会った人に対しても
“お変わりありませんね”といったりしているということです。」


K:「なるほど、よく考えると奇妙なことですね。」

塾長:「生命体はさまざまなレヴェルで代謝しながら微妙なバランスを取り、
自己同一性を保ちつつ刻一刻変化しているのです。
しかもそのシステムは機能の明確なパーツの寄せ集めではなく、
何かが欠けてもすみやかにバックアップが働いて
全体としての機能を維持しつづけるというものなのです。」


K:「それは本当によくできたものですね。」

塾長:「その“動的平衡の中にある『流れ』“とは
福岡伸一さんの言葉でいえば“生命の律動”ということです。」


K:「塾長の身体哲学で説明するとどうなるんですか。」

塾長:「外部身体的には“ヴァイブレーション”、
内部身体的には“氣の流れ”ということになります。
最近、生物学でいわれている生命は
“波動”と“リズム”だといういい方にも、
福岡伸一さんの生命の定義は通底しているといえましょう。」


K:「いづれにしても、生命というのは
ブラウン現象のような微妙で微細なケイオスティックな脈動、
動きということですね。」

塾長:「そうです。
DNAの二重らせん構造の解明が画期的な発見であることに、
私も全く異論はないのです。
しかし、ともすると脳科学者と同様に生物学者も生命体、
つまり、身体をミクロなパーツからなる精巧なプラモデル
として捉えてしまいます。」


K:「心の世界を脳の働きに還元するように
生命を精密機械として機械論的に、
あるいは機能論的に理解しようとしてしまうんですね。」

塾長:「ええ。
波動方程式で有名なシュレディンガーにしても、
生命を物理学と化学で説明しきれるとしたのですから。」


K:「しかし、生命活動は簡単に物理学的現象プラス
化学的現象では説明できない。」

塾長:「そういうわけです。
しかし、ともかく波動や律動という出発点から
理解していこうというのが福岡伸一さんの
量子論をふまえた生物学者としての基本スタンスなのです。
少なくとも自己複製だけからでは生命としての波動を捉えきれない。」


K:「それは、流動的なダイナミズムみたいなものこそが、
生命の源だということでしょうか。」

塾長:「そうです。
だから、その流動的なダイナミズムこそが、
健康・長寿の秘訣だということにもなります。」


K:「どういうことでしょうか。
塾長の大いなる飛躍には、まだ時々僕はついていけません(笑)。」

塾長:「まあそう言わずに(笑)。
K君はこれが身体で分らなければならない。」


K:「ああ、身体では分るのですが、頭ではちょっと(笑)。」

塾長:「福岡伸一さんはエントロピーの話をしていますが、
人によってはエントロピーの話の方が
分かりやすいのかもしれません。」


K:「エントロピーって熱力学のエントロピーですよね。」

塾長:「そうです。
私は量子論や熱力学の話を生命や身体の話に
安易に結びつけるのはあまり好みませんが…。」


K:「塾長は、エセ科学(pseudo-science)を嫌いますからね。」

塾長:「でも、福岡さんのエントロピーの話は
少しも怪しい感じがしませんね。
例えば、要旨を抜粋すればこんな風になります。」


“シュレディンガーはすべての物理現象に押し寄せる
エントロピー(乱雑さ・汚れ)増大の法則に抗して
秩序を維持しうることが生命の特質であることを指摘した。
しかしその特質を実現する生命固有のメカニズムを
示すことはできなかった。

エントロピー増大の法則は容赦なく生体を構成する成分にも降りかかる。
高分子は酸化され分断される。
集合体は離散し、反応は乱れる。
タンパク質は損傷をうけ変性する。
しかし、もし、やがては崩壊する構成成分をあえて先回りして分解し、
このような乱雑さ(汚れ)が蓄積する速度よりも早く、
常に再構築を行うことができれば、
結果的にその仕組みは、増大するエントロピーを
系の外部に捨てていることになる。

つまり、エントロピー増大の法則に抗う唯一の方法は、
システムの耐久性と構造を強化することではなく、
むしろその仕組み自体を流れの中に置くことなのである。
つまり流れこそが、生物の内部に必然的に発生する
エントロピーを排出する機能を担っていることになるのだ。“


塾長:「ようするに健康・長寿のためには、いいものを食べて、
適度の運動をして身体の中に老廃物を貯めないこと、
つまりエントロピーを減少させることが、
大変重要だということです。
そしてさらにいえば・・」


K:「呼吸、ですね。」

塾長:「今度は察しがついたようですね(笑)。」


K:「言わせてください(笑)。
物質で構成されたシステムや世界、
例えば、機械は原子レヴェルでエントロピーが徐々に増大していって、
やがて飽和点に達し機能を停止してしまいますが、
生命体、つまり、人間は食べ物や呼吸によって、
エネルギーを自ら取り入れ、エントロピーを減少させ、
自己修復することが可能だと…。」

塾長:「まあそういうことです。
それこそ、福岡さんに言わせれば、
“動的平衡”ということなんです。」


K:「ようするに湧氣球に乗って“動的平衡”力を養い、
坐禅身法で呼吸力を高めていれば、
健康で長寿が保てるってわけですね。」

塾長:「今度はK君も上手に飛躍できましたね(笑)。」





※	「塾長にこんなことが聞きたい!」という方は、
        こちらまで。→info@you-ki-juku.co.jp

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2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
<氣力、生命力を高める呼吸法>
〈呼吸身法〉とはひとことでいうと、その時々の身体の動きや姿勢
とのつながりを常に考慮した重層的で複数のリズムをもつ
有機的な全身呼吸の方法です。
身体の内部(深層)の呼吸の働きや氣の流れと
身体の外部(表層)の筋肉運動の調和を計りながら
“呼吸力”すなわち氣力、生命力を高める呼吸法だといってもいいでしょう。

<骨に氣を通す呼吸法>
<呼吸身法>では背骨を中心とした骨を“呼吸”と“氣”に
深く関係する生命力の根源と捉えています。
呼吸を通し骨格のゆがみを内側から矯正して
骨の代謝(氣の通り)をよくしていくことで
身体全体を改善強化していきます。

<一人一人の個別性に対応した無理のない呼吸法>
人間の身体は一人一人微妙に違います。
年齢の違いや男女差、活動的なタイプや、物静かなタイプでも違います。
またそのときの体調や食事の種類、四季の変化でも異なります。
〈呼吸身法〉のもう一つの特長は、一人一人の個別性に
よく対応できる身体の自己調整法だということです。

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3.	稽古の日程 [各コースのご案内]
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〈会員制〉
◆基礎科コース/行法基礎
呼吸身法の基本的な身体の使い方を習得し、
本科コースへ進むための手足および五体の分解、
調整を習得します。

◆本科コース/行法
行法基礎コースで一度解体した各関節、208個の骨を有機的に再統合し、
坐法も用いて、理想的な行法的(超越的)身体を創り上げます。

◆本科コース/行法上級
呼吸身法の身体使いに習熟し、その身体を通して得た行法的(超越的)身体と
呼吸法により、純度の高い気の修養をめざします。

◆女性身法
女性身法は、特に女性の身体に有効な呼吸身法のエッセンスを集めて指導いたします。
身体の大元である骨のレヴェルから働きかけ、女性らしい健康と美しさ、明るさと若々しさ
あふれる魅力的な"骨美人"を創り上げます。

◆リハビリ身法
人間の身体は、いくつになっても、どんな状態になっても信じられないほど
治癒力や回復力を持っています。
リハビリ身法は、他者に依存する治療ではなく、あくまでも呼吸法をベース
として“自力回復”を目指すものです。
『他力ではなく自力』、自らの力で自身の機能を回復したいと望む人に対して、
限りないサポートを行います。

〈チケット制〉
◆坐禅身法
坐法を通じて『身体の垂直性』を修得し、頭に振り回されない、
高いレヴェルの心身の統一を目指す新しい座禅の方法です。
入会金なし、1回1時間のチケット制で呼吸身法を本格的に
はじめてみたい方向けのクラスです。



各コースの日程はこちらよりご覧ください。
→ http://www.you-ki-juku.co.jp/schedule.html

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4.塾長の著書の紹介
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『脳ひとり歩き時代 ヴァーチャル脳を身体が救う』(河出書房新社)
    『「阿修羅」の呼吸と身体−身体論の彼方へ』(現代書林)
詳しくはこちら→ http://www.you-ki-juku.co.jp/chosho_info.html

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<編集後記>
いろいろバタバタしていますが、
粘り強くいきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次号をお楽しみに!
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●発行者:湧氣塾
●webサイト:http://www.you-ki-juku.co.jp/index.html
●お問合せ:info@you-ki-juku.co.jp
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