【疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!】哲学とコンピューター
【湧氣塾】とは、
■□今までの「健康法」では満足できない。
■□単なる「健康法」ではなく、「自己変革」したい。
■□「呼吸法」についての明確かつ明示的な方法論を知りたい。
■□現代というストレス社会の中で、「本当の身体」・「本当の自己」を取り戻したい。
■□今までにない、新しい坐禅を体験してみたい。
など、なんらかの悩みを抱えているみなさんに、その解決法を実践していく場です。
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【塾長自己紹介】
湧氣塾を主宰する身体哲学者の勇崎賀雄です。
身体哲学者とは何ものか。
キレやすく、辛抱ができず、ちょっとしたことで自殺しかねない、
心身共に虚弱な現代の日本人の病理を解明し、克服する方法を追求しています。
湧氣塾とは何をするところか。
呼吸法をベースにした行法に基づき、虚弱な心身を乗り越えるための実践指導、および、
あらゆることに活用できる高いレヴェルの身体的(心身的)境地を確立する方法を
指導しています。
プロフィール http://www.you-ki-juku.co.jp/staff.html
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疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!
湧氣塾
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<湧氣塾通信第55号>
湧氣塾、塾生のKです。
それでは今日も、「湧氣塾通信」を、
お楽しみください。
▼バックナンバー
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□■―目次――――――――――――――――――――――――――――――――■□
1.【第55回 塾長のコトバ】“哲学とコンピューター”
2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
3.稽古の日程 [各コースのご案内]
4.塾長の著書の紹介
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1.【第55回 塾長のコトバ】“哲学とコンピューター”
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K:「このところいくつかの新聞に、
“岩波講座 哲学 全15巻” の広告が、
大きく載っていました。今、哲学が注目されていますね。」
塾長:「そうですね。
私も新聞広告で、“哲学”という言葉がキャッチコピーとして
こんなに大きく出ていたのを見るのは初めてです。
こんなに哲学が注目されたのは、本当に久しぶりですね。」
K:「10年ほど前に『ソフィーの世界』という哲学入門の
本が売れたことはありましたが…」
塾長:「あれは、いわゆる教養としての哲学だし、
外国(北欧)で始まった小ブームだから全く違う事態です。」
K:「これは、なにを意味しているのでしょうか。」
塾長:「やはり時代が混迷しているからでしょう。
この21世紀という新たな混迷の時代に人間はどう生きたらよいのか、
そこが問われているのです。
もっともギリシャで始まった西洋の哲学は20世紀までしか効力をもたないだろう
とも言われていますが。」
K:「一方で今、脳科学が盛んですが、
哲学はそのアンチテーゼとして、
注目されているような気がします。」
塾長:「そうですね。
哲学の専門家たちは今まで脳科学の世界には比較的寛大だったんです。
もっとはっきりいえばあんまり相手にしてなかったんです。それが空前の脳ブームで、
“脳が分れば心の世界が分る”、
“脳を鍛えればこんなに頭がよくなる”
なんてあんまり軽薄にいわれ出したんで、ちょっと真面目に哲学の側からも
見解を出すようになったんです。」
K:「そのひとつが、先日塾長がいっていた日本哲学会編の雑誌
“哲学”(No59)での共同討議“脳科学と心”ですね。」
塾長:「今回の岩波講座哲学でも第一回配本は“心/脳の哲学”なんです。
簡単にいえば、脳還元主義(脳科学ブーム)を信じている哲学者は
ほとんどいないんです。
つまり、K君がいうように、今回の“哲学の復興”には二つの問題が含まれています。
ひとつは単純に混迷の時代の中で、人々は哲学を通して、生きている叡智、
直観知を取り戻そうとしているのです。
現代は環境問題をはじめ、いろいろ危ない問題がありますが、
それらを察知する根本的な直観力がないことに人々は気づき出したわけです。」
K:「それはつまり、過剰な思考を引き起こす頭脳を相対化し、
効率一辺倒の現代知を見直す、ということですね。」
塾長:「それがふたつ目の問題です。
厖大な量の知の情報に現代人は押し流されています。
それが、数学や科学に裏付けられているという。
ところが、その結果がサブプライムローンの破綻です。
これはどこかおかしいんじゃないかと人々は思い出したんです。」
K:「現代の知がどこかで狂ってしまっているような気がしますね。」
塾長:「その知を見直す上で、最近読み直した本があります。
“プリンストン高等研究所物語”という本です。
アインシュタイン、オッペンハイマー、ゲーデルといった、
20世紀を代表するとびきりの天才科学者、数学者が集ったところが、
プリンストン高等研究所(Institute for advanced study = IAS
(おそらく、20世紀半ばで地球上で一番頭のいい人たちが集っていた研究所))です。」
K:「名前を聞いただけで、わくわくしてきます。」
塾長:「その並の天才ではない、特別な天才たちが集った
1940,50年代のプリンストン高等研究所では、
純粋な知の世界“プラトン的な世界”を追及していたんです。
いわゆる実学は、まったく行われませんでした。
実験室すらありませんでした。
そこでは、数学および理論物理学が、
最高のものとされたのです。
例外としては、詩人のT.Sエリオットも招聘(しょうへい)されていました。
そこにフォン・ノイマンが登場するのです。」
K:「あのコンピューターを開発したノイマンですか。」
塾長:「ええ。でもコンピューターを作ろうとした時、
ノイマンは数学者たちにさんざんバカにされました。」
K:「コンピューターは、ただ足し算の計算をする機械じゃないか、
というわけでしょうか。」
塾長:「そういうことです。
なにせ当時の天才数学者たちといえば、
自分で独自の計算をする変人ばかりですからね(笑)。
しかし、当時の時代背景として、
ソ連の爆弾を察知するために、
厖大な計算をする必要があったのです。
そしてプリンストン高等研究所でコンピューターの研究を
行うかどうかの是非を判断する、評議会がもたれたのです。
評議会では、ノイマンがその必要性を主張しました。」
K:「主張の内容は?」
塾長:「ノイマンは、コンピューターは単なる道具としての機械ではない。
コンピューターは数字という情報を厖大な量を集めて処理する。
例えば、天気を予測するには初等数学では計算できない。
複雑な数式をいくつも限られた時間内に計算しなければならない。
明日の天気を予測する計算を一週間後に出してもしょうがないだろうと。
要するに、“情報量は知である”と主張したのです。
これはまさしく現代を言い表しています。
量が質に転化する。
会社でも国家でも大きい方が勝つ、というわけです。
これがコンピューターの出現によって到来した現代の知のあり方なのです。
企業の合併等も同じ理屈です。
昔はソニーでもホンダでも、
独自で決定的なモノを作ったわけですが、
今のモノづくりは資本にものをいわせた総合力の勝負、
情報という知の組み合わせですから。」
K:「まさしく“コンピューターの時代”ですね。」
塾長:「量がすべて、大きさがすべて、そしてカネがすべて。
そういう時代ですね。」
K:「僕は先週インドに行ってきて、
日本に帰って早々、NHKスペシャルの
インド特集を見ました。
僕が実際に見てきた圧倒的に広い、牛がいっぱいいる
インドの農村に、どんどんコンピューターが導入されているのを、
その番組で見たのですが、とても印象的でした。」
塾長:「そうですね。
先にもいいましたが、コンピューターのもたらした知の変革の危機
を象徴するのは何といってもサブプライム問題です。
私はこの問題を、単なる経済の問題としてではなく、
現代人の知、ひいては人生を考え直す
きっかけととらえるべきだと考えています。」
K:「危険を察知する知力(直観力)が必要ということですね。」
塾長:「はい。コンピューターの知力は現世的なものですが、
人間にとって最高の知は、現実を超えるところにあるのです。
例えば、私が現代の日本を代表する知をもつ人だと考えている人に、
将棋の羽生四冠がいます。
羽生さんは、この上なく純粋で優秀な人だと思いますが、
しかし一方でよく考えてみると、
“いったい将棋が強いってことが何の役に立つの?”
ということに突き当たります。」
K:「確かに食物やモノをつくっているわけでは
ありませんね。」
塾長:「そうなんです。しかしここにこそ、
プラトン的世界があり、現実を超えたある意味で“最高の知”の世界があるのです。」
K:「現代の知は、コンピューターに代表されるテクノロジーに、
あまりにも偏りすぎているのかもしれませんね。」
塾長:「知が、いままで世界を切り開いてきたのは、
まちがいありません。
脳科学だって、身体のバランスを失わない限り、有効でしょう。
しかし知、哲学の一番の元は、やはり身体的な直観なんです。
コンピューターによる現代の知は量的な頭脳の知なので、
その盲点は質的な身体なのです。
いい換えれば、西欧の欲望主義に慣らされてしまった肉体(動物的身体)
を節度のある質的な身体(植物的身体)として回復させなくてはなりません。
私がいつも言っている行というものも、
ただストイックなばかりではありません。
私は欲望主義とは別の身体の心地よさというものを、とても大事にしています。
たとえば夏は仕事が終わった後に必ず風呂に入る。
できれば単なる風呂より温泉がいい。(都内にも以外に温泉が多い)
まさしく命の洗濯ですが、この時の身体の心地よさというものは、
とても大切です。」
K:「もっとも、クーラーの効き過ぎた今の職場での仕事では、
塾長が思ういい汗をかいた仕事ではなくなっていますね。」
塾長:「それならば、よけいに代謝をよくするために風呂に入り、
水もしっかり浴びて身体の内側をよく調整し邪氣を浄化しておく必要があります。」
K:「最近は湧氣塾での稽古の後に、
近くの温泉に入りに行っている塾生さんもいらっしゃるそうですね。」
塾長:「ええ。最近近くにいい温泉ができたんです。
稽古の後の温泉は、これはもう格別です。
ビールを飲むよりずっと身体的に心地がいい。
どうしてもビールを飲みたい人はその後で飲めばいい。」
K:「前回まで取り上げていた坐禅身法の体験談にも、
とにかく気持ちがいい、という声がありました。
坐禅するだけでも気持ちいいのに、その後温泉に入ったら・・
想像するだけでも、たまりません(笑)。」
塾長:「いや、頭で想像してもダメです。
本当に身体で感じないと(笑)
でも、K君は八月に九州の鎭國寺に行法ツアーに行くとき、
じっくり温泉の心地よさを味わって下さい。」
K:「そうでしたね。
今年の湧氣塾の行法ツアーは、湯川れい子さんの紹介で行く鹿児島の鎭國寺でしたね。
今から楽しみにしています。
最後になりましたが、坐禅身法のDVDの反響はどうですか。」
塾長:「DVDを観ながら毎日坐禅を実践している受験生がいるのですが、
非常にいい。頭がさえて集中力も増した、受験勉強にもとても効果があるということです。」
K:「身体が整えば、当然脳にもいい効果があるんですね。」
塾長:「そのとおり。
そしてその受験生は、某国立大学の哲学科を受験するそうですよ。」
※ 「塾長にこんなことが聞きたい!」という方は、
こちらまで。→info@you-ki-juku.co.jp
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2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
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<氣力、生命力を高める呼吸法>
〈呼吸身法〉とはひとことでいうと、その時々の身体の動きや姿勢
とのつながりを常に考慮した重層的で複数のリズムをもつ
有機的な全身呼吸の方法です。
身体の内部(深層)の呼吸の働きや氣の流れと
身体の外部(表層)の筋肉運動の調和を計りながら
“呼吸力”すなわち氣力、生命力を高める呼吸法だといってもいいでしょう。
<骨に氣を通す呼吸法>
<呼吸身法>では背骨を中心とした骨を“呼吸”と“氣”に
深く関係する生命力の根源と捉えています。
呼吸を通し骨格のゆがみを内側から矯正して
骨の代謝(氣の通り)をよくしていくことで
身体全体を改善強化していきます。
<一人一人の個別性に対応した無理のない呼吸法>
人間の身体は一人一人微妙に違います。
年齢の違いや男女差、活動的なタイプや、物静かなタイプでも違います。
またそのときの体調や食事の種類、四季の変化でも異なります。
〈呼吸身法〉のもう一つの特長は、一人一人の個別性に
よく対応できる身体の自己調整法だということです。
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3. 稽古の日程 [各コースのご案内]
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〈会員制〉
◆基礎科コース/行法基礎
呼吸身法の基本的な身体の使い方を習得し、
本科コースへ進むための手足および五体の分解、
調整を習得します。
◆本科コース/行法
行法基礎コースで一度解体した各関節、208個の骨を有機的に再統合し、
坐法も用いて、理想的な行法的(超越的)身体を創り上げます。
◆本科コース/行法上級
呼吸身法の身体使いに習熟し、その身体を通して得た行法的(超越的)身体と
呼吸法により、純度の高い気の修養をめざします。
◆女性身法
女性身法は、特に女性の身体に有効な呼吸身法のエッセンスを集めて指導いたします。
身体の大元である骨のレヴェルから働きかけ、女性らしい健康と美しさ、明るさと若々しさ
あふれる魅力的な"骨美人"を創り上げます。
◆リハビリ身法
人間の身体は、いくつになっても、どんな状態になっても信じられないほど
治癒力や回復力を持っています。
リハビリ身法は、他者に依存する治療ではなく、あくまでも呼吸法をベース
として“自力回復”を目指すものです。
『他力ではなく自力』、自らの力で自身の機能を回復したいと望む人に対して、
限りないサポートを行います。
〈チケット制〉
◆坐禅身法
坐法を通じて『身体の垂直性』を修得し、頭に振り回されない、
高いレヴェルの心身の統一を目指す新しい座禅の方法です。
入会金なし、1回1時間のチケット制で呼吸身法を本格的に
はじめてみたい方向けのクラスです。
◆呼吸身法入門
呼吸身法に接して、初歩的な呼吸法と身体使いを習得します。
入会金なし、1回1時間のチケット制で気軽に呼吸身法を
はじめてみたい方向けのクラスです。
各コースの日程はこちらよりご覧ください。
→ http://www.you-ki-juku.co.jp/schedule.html
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4.塾長の著書の紹介
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(新刊)『脳ひとり歩き時代 ヴァーチャル脳を身体が救う』(河出書房新社)
『「阿修羅」の呼吸と身体 身体論の彼方へ』(現代書林)
詳しくはこちら→ http://www.you-ki-juku.co.jp/books/books_introduction.html
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<編集後記>
インド旅行から帰ってきて、しばらく体調を崩しました。
水や食べ物、空気がちがうということは、
身体的にはとても重要な要素であるなあと、
感じた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次号をお楽しみに!
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●発行者:湧氣塾
●webサイト:http://www.you-ki-juku.co.jp/index.html
●お問合せ:info@you-ki-juku.co.jp
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