【疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!】体験入門者からのご質問
【湧氣塾】とは、
■□今までの「健康法」では満足できない。
■□単なる「健康法」ではなく、「自己変革」したい。
■□「呼吸法」についての明確かつ明示的な方法論を知りたい。
■□現代というストレス社会の中で、「本当の身体」・「本当の自己」を取り戻したい。
■□今までにない、新しい坐禅を体験してみたい。
など、なんらかの悩みを抱えているみなさんに、その解決法を実践していく場です。
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【塾長自己紹介】
湧氣塾を主宰する身体哲学者の勇崎賀雄です。
身体哲学者とは何ものか。
キレやすく、辛抱ができず、ちょっとしたことで自殺しかねない、
心身共に虚弱な現代の日本人の病理を解明し、克服する方法を追求しています。
湧氣塾とは何をするところか。
呼吸法をベースにした行法に基づき、虚弱な心身を乗り越えるための実践指導、および、
あらゆることに活用できる高いレヴェルの身体的(心身的)境地を確立する方法を
指導しています。
プロフィール http://www.you-ki-juku.co.jp/staff.html
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疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!
湧氣塾
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<湧氣塾通信第39号>
湧氣塾、塾生のKです。
それでは今日も、「湧氣塾通信」を、
お楽しみください。
▼バックナンバー
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▼塾生の方のブログ「呼吸身法奮闘記」
⇒ http://nrb03680.cocolog-nifty.com/blog/
□■―目次――――――――――――――――――――――――――――――――■□
1.【第39回 塾長のコトバ】“体験入門者からのご質問”
2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
3.稽古の日程 [各コースのご案内]
4.塾長の著書の紹介
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1.【第39回 塾長のコトバ】“体験入門者からのご質問”
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K:「今回は、つい先日、湧氣塾に体験入門された、
Yさんから頂いたご質問を紹介したいと思います。
Yさんは、40代の男性です。」
<Yさんからのメール>
「ありがとうございました。前半、鼻がつまって少しつらかったですが、
実際体験できて大変意義深かったです。
今、ぱらぱらと先生の著書を読み返してよりのみこみやすい感じがしています。
昨日、やってくださった中に、骨、腰、座法など行法のエッセンスを
ポイントをおさえてやって下さったんだなあと感じています。
お話も大変為になり興味深く楽しかったです。
最後に「小乗は単純すぎて」とおっしゃったのに対して、
僕としては、単純明快にこしたことはないと思っていましたので、
反論したくもあったのですが、怖じ気づいて飲み込んでしまいました。
きっちり身体まで落としこんで実践しておられる先生にたいしては
すごいとしかいいようがありません。
大乗仏教は形而上学でもともとの釈迦の教えであるプラグマティズムから
逸脱している、との先入観と、その難解さゆえとっつきにくく
ほとんど顧みることなく、というよりも、
足を突っ込むと混乱するばかりではないかという懸念から避けていた感じです。
昨日はとっさに出てこなかったのですが、今ひとつ質問がうかびました。
タイの偉いお坊さんは、『心と体は水と油だ』とおっしゃいます。
これは、体がいくら病んでいても、
それとは関係なく心の健康は保てるという意味だと思います。
『五体不満足』の著者などもこのことを
身をもって示している一例かと思います。
よく言われる、身頭滅却すれば火もまたすずし、というのもあります。
これに対して、心身一如という当たり前に受け入れられている事実にたいして
それをどうとらえてどう対処していけばいいのかよくわかりません。
先生の著書をざっと読んでも、心の問題も体レベルに落としこんで解決していくと
書かれてありました。まず現代人の体のレベルを上げないと
釈迦の悟りなどおぼつかないという立場をとっておられるように感じています。
タイの僧侶ブッダダーサのアナパナサチスートラの解説などを読むと
身受心法の16段階にわたって呼吸を友としてどう体と心をおさめていくかという
瞑想の方法論が具体的に書かれています。
最初は体から入って体を滅し、心の観察にいき、
最終には心の滅にいたるというものですが、
最初の身の段階からでも、受と心の観察を飛び越して悟りに至ることも
可能だといいます。
先生の実践は身の4段階の吸呼を古今東西あらゆる成果をふまえて、
突き詰めていらっしゃるようにも思えるのですが如何でしょうか?
『心と体は水と油』『心身一如』実践を通してこの二つの言葉が矛盾無く
消化できるようになるのだと思います。が、僕の浅はかな頭のなかで
中途半端にもやもやとくすぶっている感じです。
もし、答えるにたるようなことがあれば返答頂けると幸いです。」
K:「このYさんからのメールに対する
塾長からのメールをご紹介します。」
<塾長からのメール>
「ご質問二つ、「大乗と小乗の問題」、「行における身体と心の問題」、
いずれも大きな問題です。
詳しく答えると大変なので、とりあえず手短に答えておきます。
私は、西洋の哲学から入ったので、西欧の近代を経た“現代”という時代、
および、古代、中世、近代という時代を超えた普遍性という観点から、
思想や哲学、宗教、あるいは行法や身体性というものを考えています。
その意味で、現在、西欧化した先進国に住む私たちが抱える本質的な問題に、
仏教が哲学として、また行法としてどこまで答えられるかという問題設定をした場合、
小乗仏教の哲学(教理)や行法ではどうしても答えきれない問題が残ってしまうのです。
それは、どんな問題かといったら、デカルトのコギトに象徴される
近代人の明晰な頭脳から生じる自己意識(自我)の問題なのです。
近代人を支える西欧の自己意識(自我)は、キリスト教の神に変わるものとして
生じた、非常に強固なメタフィジカル(形而上学的)精神性に根ざす一方、
論理的な理知によっても補強されています。
つまり、そうした自己意識からとらえると、
人間とは自己の欲求、欲望を実現するために、
利己的にあるいは個人主義的に、基本的に自分のことだけを考えて
生きざるをえない存在ということになります。
実際、ある意味で人間の脳の機能と構造は、そういう風になっていると
いっていいのです。
その意味での自己意識は、おシャカさんの時代に存在しなかったのです。
おシャカさんの時代にも、インドは都市化が起こり、それなりに人々は
個人の現世的な利害を基にして生きるようになっていました。
しかし、当時の人々の心は、まだ大部分宗教(ヒンドゥー教)および
自然との関係性によって占められていました。
一人の人間として近代人のように絶対的な自己意識(頭の意識)だけで
生きていられる人は存在しなかったといっていいでしょう。
意識という日本語(中国語)は正確にいうと
仏教語(マノー・ヴィジュニャーナ)ですが、
その意識は英語のコンシャスネスとは違い、五蘊(色・受・想・行・識)、
すなわち身体性を含みます。
しかし、西欧化した現代人にとって、意識は心(コンシャスネス)であり、
身体から独立した世界のように思われています。したがって、
おシャカさんがその時代に展開した範囲内の
プラグマティックな哲学(教理)である
小乗仏教だけでは近代的自己意識にめざめてしまった現代人には
説得力を持ち得ないのです。
アーナ・パーナ・サチ・スートラの16段階が、
「最初は体から入って体を滅し、心の観察にいき、最終には心の滅にいたる」
という時、正確には、“心”は“識”と訳すべきで、
この“識”には身体が含まれていると、私は考えます。
(同様の仏教の“識”の理解は仏教学者 玉城康四郎も行っています)
私は、華厳経に代表される大乗教学は、宗教哲学的な意味でアニミズムや
シャーマニズムを含む原始宗教や個別の民族宗教、
さらには高度な教理を持つキリスト教やイスラム教などの
形而上学的な啓示宗教をも超え、
しかも、それらを統合する普遍的な宗教哲学だと理解しています。
だからこそ、一見、限りなく難解でとっつきにくい現代人のヴァーチャルな
脳の世界のような複雑な理屈の部分を持っているのです。
次に「行における身体と心の問題」に簡単に触れます。
タイの僧侶が「心と体は水と油だ」といった正確な文脈や意味は分りませんが、
いうまでもなく、心と身体は位相を異にします。
問題はその関係性でしょうが、
少なくともユダヤ教、キリスト教あるいは、イスラム教、ヒンドゥー教のように、
精神(心)優位説を私は取りません。
むしろ、身体優位説なのですが、もう少し厳密にいうと、
心(精神)をひとまず身体の随伴現象ととらえ
(なぜなら生物学的、人類学的に、身体がなければ、心・精神の世界は
成立しようがないので)、
さらに付け加えると、身体の深部が心(精神)の深部と深い呼吸
(プラーナ、プシケー、プネウマ、テューモス)を介して
生命・魂という形でつながっていると理解しています。
おそらく、おシャカさんも伝統的インド哲学の精神重視、身体蔑視を
まぬがれていたと私は考えています。
また、私は、「心と体は水と油だ」という言葉から、
ただちに、「だから体がいくら痛んでいても、それとは関係なく心の健康が保てる」
というようには考えません。
なぜなら、身体が心から完全に独立しているとも
心が身体から完全に自立しているとも考えていないからです。
にもかかわらず、「体がいくら病んでいても」、「心の健康は保てる」とすれば、
私は「体がいくら病んでいても、それとは関係なく心の健康は保てる」のではなく、
「体が病んでいても、いや、体が病んでいるからこそ、心の健康を保てる」
ととらえます。
つまり、「体が病んでいる」時、身体は何らかの形で病から回復しようと、
あるいは、病をはね返そうと全力つくします。
その時、通常、心も病から回復しようと身体を助けます。
そこで、病というマイナスの状況が、身心共にプラスの状態を
生み出すことがあるのです。
したがって、ある場合は、「病になった(身体は邪氣を生み出すが)がゆえに、
心は健康になる(心は正氣を増して邪氣を浄化しようとする。
つまり、より正氣にあふれ健康になる)」ということが可能になるのです。
しかし、当然、「病気になったので、心も病んでしまった」という人もいるでしょう。
「病になった不幸」を誰かのせいにして、人(親)を恨んだり、健康な人を妬んだり、
周りの人に意地の悪いことをしたり、わがままを言ったり、八つ当たりする人
もいるということです。つまり、
人はマイナスのことをマイナスにもプラスにもすることができる、
また、プラスのこともプラスにもマイナスにもすることができるということです。
しかし、くり返しますが、私は、「身体と心」を何の関係もないものとは
考えていません。
私の目指す方向は、Yさんんが正しく理解されているように、
しっかりした呼吸法に基づいた行法を行うことによって
身体の深層(骨格)に働きかけ、
頭に振り回されない、垂直性の確立された(普遍性に開けた)身体を養うことです。」
K:「以上がYさんからのご質問と、
塾長からの回答でした。
それにしても、難しいお話ですね(笑)」
塾長:「そうかもしれません(笑)
Yさんはとても意識の高い方で、
つい私もそれにお応えしようと
したわけです。」
K:「そういう意識の高いYさんのような方に
湧氣塾の稽古を経験して頂けたのは、
非常によかったですね。」
塾長:「そう思います。
これからは、小乗=利己的なものから、
大乗=利他的なものの価値が、
重要な時代になります。
そしてその時に、ベースとなるのは、
あくまで身体です。
だからといって、対処療法的に“身体にいいこと”を
いろいろやるのではなく、
“すべてを解決するたった一つの方法”に取り組むべきでしょう。
私の提唱している“身体哲学”が、
そのひとつの答えだと、私は自負しています。」
※ 「塾長にこんなことが聞きたい!」という方は、
こちらまで。→info@you-ki-juku.com
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2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
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<氣力、生命力を高める呼吸法>
〈呼吸身法〉とはひとことでいうと、その時々の身体の動きや姿勢
とのつながりを常に考慮した重層的で複数のリズムをもつ
有機的な全身呼吸の方法です。
身体の内部(深層)の呼吸の働きや氣の流れと
身体の外部(表層)の筋肉運動の調和を計りながら
“呼吸力”すなわち氣力、生命力を高める呼吸法だといってもいいでしょう。
<骨に氣を通す呼吸法>
<呼吸身法>では背骨を中心とした骨を“呼吸”と“氣”に
深く関係する生命力の根源と捉えています。
呼吸を通し骨格のゆがみを内側から矯正して
骨の代謝(氣の通り)をよくしていくことで
身体全体を改善強化していきます。
<一人一人の個別性に対応した無理のない呼吸法>
人間の身体は一人一人微妙に違います。
年齢の違いや男女差、活動的なタイプや、物静かなタイプでも違います。
またそのときの体調や食事の種類、四季の変化でも異なります。
〈呼吸身法〉のもう一つの特長は、一人一人の個別性に
よく対応できる身体の自己調整法だということです。
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3. 稽古の日程 [各コースのご案内]
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〈会員制〉
◆基礎科コース/行法基礎
呼吸身法の基本的な身体の使い方を習得し、
本科コースへ進むための手足および五体の分解、
調整を習得します。
◆本科コース/行法
行法基礎コースで一度解体した各関節、208個の骨を有機的に再統合し、
坐法も用いて、理想的な行法的(超越的)身体を創り上げます。
◆本科コース/行法上級
呼吸身法の身体使いに習熟し、その身体を通して得た行法的(超越的)身体と
呼吸法により、純度の高い気の修養をめざします。
◆女性身法
女性身法は、特に女性の身体に有効な呼吸身法のエッセンスを集めて指導いたします。
身体の大元である骨のレヴェルから働きかけ、女性らしい健康と美しさ、明るさと若々しさ
あふれる魅力的な"骨美人"を創り上げます。
◆リハビリ身法
人間の身体は、いくつになっても、どんな状態になっても信じられないほど
治癒力や回復力を持っています。
リハビリ身法は、他者に依存する治療ではなく、あくまでも呼吸法をベース
として“自力回復”を目指すものです。
『他力ではなく自力』、自らの力で自身の機能を回復したいと望む人に対して、
限りないサポートを行います。
〈チケット制〉
◆坐禅身法
坐法を通じて『身体の垂直性』を修得し、頭に振り回されない、
高いレヴェルの心身の統一を目指す新しい座禅の方法です。
入会金なし、1回1時間のチケット制で呼吸身法を本格的に
はじめてみたい方向けのクラスです。
◆呼吸身法入門
呼吸身法に接して、初歩的な呼吸法と身体使いを習得します。
入会金なし、1回1時間のチケット制で気軽に呼吸身法を
はじめてみたい方向けのクラスです。
各コースの日程はこちらよりご覧ください。
→ http://www.you-ki-juku.co.jp/schedule.html
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4.塾長の著書の紹介
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(新刊)『脳ひとり歩き時代 ヴァーチャル脳を身体が救う』(河出書房新社)
『「阿修羅」の呼吸と身体 身体論の彼方へ』(現代書林)
詳しくはこちら→ http://www.you-ki-juku.com/books/books_introduction.html
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<編集後記>
今度引越しをするのですが、
その準備でいろいろ整理していると、いかに無駄なものを蓄えているかが、
よく分かります。これは身体や心にもいえるのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次号をお楽しみに!
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●発行者:湧氣塾
●webサイト:http://www.you-ki-juku.com/index.html
●お問合せ:info@you-ki-juku.com
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