メールマガジン 平成の羅針盤 vvol.33【2009.06.23】 女性ならではのクリエイティブ人生 ~「出産」という転機を乗り越えるために
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メールマガジン 平成の羅針盤 vol.33【2009.06.23】
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女性ならではのクリエイティブ人生 〜「出産」という転機を乗り越えるために
コナミ子会社に勤める36才の女性が、産休明けで出社したら降格、減俸されていたので、
「女性差別だ」といって会社を提訴したという。
うーん。。。。会社もひどい事するなあと思うけどねえ。
私が会社で働いていた20代の頃、出産したらもう今まで通りには働けないだろうとは感じていた。
当時は広告制作会社のデザイナーをしていて、仕事はハードだったが刺激的でもあり,充実していた。
しかし、人間を育てることも、とても大変な事だし,母親としての責任が重くなる分、
会社も今まで通りは扱ってくれないだろうな、と思っていた。
大勢の人のコンビネーションで動いていく会社の仕事は、
妊婦の体調や子育て主婦の事情に左右されるわけにはいかない。
仲間がフォローすればいいというが、それだけの信頼関係と理解があればの話だ。
社員一人一人が給与に見合った働きをしなければ、とくに今の時代は、倒産に追い込まれる。
これまでどんなに会社で活躍し業績アップに貢献していたとしても、
会社の負担になるようなことがあれば、すぐに厄介者扱いされる。
会社の業務は、代わりなんていくらでもいるのだ。
日々生きる糧を稼ぎ出すのに必死な会社は、それくらい理不尽な所だ。
どんなに法律が整備されたとしても、妊婦、育児主婦が出産前と同等に働くなんて、
物理的に無理だということは、一目瞭然だった。
健全な向上心を持つなら、キャリアアップのために会社に居座り続けようと考えるのは
まさに愚の骨頂だと思っていた。
そういうことで、私は30才の頃にはフリーランスになった。
当時はまだ出産を考えていなかった。クリエイターとして、まだまだやりたいことがあったからだ。
しかしいつまでも若くはいられない。このまま年齢を重ねていけば、
こんな私でも子供が欲しくなるかもしれない、ということは、本能的に感じていた。
だから今のうちにフリーランスという自由な立場を存分に利用して、
自分の生き方も含め、仕事のスタンスを確立しておきたかった。
出産は、第二の人生のはじまりだ。自分の事ばかりやっていられない。
これまで以上に、家族と、子供と人生を共有しながら、
今までとは違う意味で自分を成長させられる生活にしなければならない。
だから、出産を決意するにはかなりの勇気がいった。
今は仕事量は大幅に減り、育児と両立している。しかしそれなりに満足している。
出産の少し前から新しい自己実現の場として、小説執筆や、イラスト制作をしていて、
子育ての間に技術と感性を磨いている。
手が離れるにつれ活動の場を広げていけばいい、というのが、私の第二の人生のビジョンだ。
実際に今、出産前にはなかった自分をいくつも発見し、新しい自分になりつつある。
この女性の、キャリアを守りたい気持ちは、出産前の私によく似ていて、たしかにわかる。
しかし、子供はどうするつもりなんだろう。
他人に預けっぱなしにして、海外出張を頻繁に続けるのだろうか。
仕事や子育ての考え方は人それぞれだし、
こんなことをいうと時代遅れといわれてしまうかもしれないけど、
この人はキャリアに執着するあまり、母親としての責任を軽視しているのではないかと、
ちらりと思ってしまった。
裁判の行方は気になる所だが、男女の雇用機会均等法、女性の働く権利を考えれば、
提訴というなりゆきは理解できる。
しかし、もし勝訴して、母親がばりばり働くような家が増えると、
子供たちはよけい不安定になり、社会ではいじめや少年犯罪がますます増えるような気もする。
子供を育てるのだって、立派な仕事なのだ。次世代の社会を担う人間を育てるのだから。
どんな会社の仕事よりも価値があるはずだ。
それよりも、女性ならではの人生をもっとクリエイトしてもいいのではないか。
9時から6時までずっと会社に拘束されるスタイルに縛られることはないと思う。
もっと自分らしさ、感性を大切にできるような生活へと切り替えていくことができれば、
人生はより充実したものなるだろう。
たしかに男性と肩を並べてがむしゃらにやってきた仕事のキャリアは貴重な財産かもしれないけれど、
状況が変われば、これまでの生き方に区切りをつけなくてはならない時もある。
しかし区切りを付けることは、これまでのことを「無にする」ことではない。
これまでのことを土台にして「新しい道を切り開く」ことなのだ。
泥臭いお金の事は男性に任せて、人のため、愛のため、あるいはもっと違う、
自分なりの価値あるフィールを見つけて、それに打ち込む事で、
新しい自分、新しい仕事がみつかることもあるし、
実際、そうやって充実した人生を手に入れた人もたくさんいるのだ。
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