2009/08/15
第129回 勉強ができない、と思っている人の法則
☆―――――――――――――――――――――――――――――――――☆ ばなな先生の おとなとこどものための おきらく 作文教室 No.129 2009.8.15 ☆---------------------------------☆ こんにちは、 「自分科塾ばなな」 の講師 「ばなな」ともうします。 皆様は どのようなお盆をむかえていらっしゃいますか? さて、私事で恐縮ですが、 仕事を求めて、 ある人材派遣会社のサイトに エントリーしました。 このサイトには、 登録した方の適性や能力をみる 平たく言うと「テスト」のようなものがあります。 それが採用する方へのウリになってもいます。 テストかぁ。 テスト、という言葉を聞くと、 反射的に硬くなります。 何年ぶりでしょう? もうずいぶん、テストを受けていません。 しかもよりによって、 国語と算数までありました。 以前、どこかに書きましたが、 算数はとっても苦手です。 テストは、問題の答えを四択で 制限時間内に一定数の問題を解いていく というものでした。 その最中、 「勉強ができない、と思っている人って こんなふうにして 勉強がイヤになるのかもしれないな」 という法則のようなものを発見しました。 ■□■ 目次 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■ □ □ ■ ■ □ ♪ 勉強ができない、と思っている人の法則 ♪ □ ■ ■ □ □ ■ ♪ 編集後記 ♪ ■ □ □ ■ ■ ■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■□■□■□■□■□■□■□■ =================================== ♪ 勉強ができない、と思っている人の法則 ♪ =================================== スタート 画面に問題が出ました。 最初は、簡単な計算が続き、 どんどんこなしていきます。 やってやろうじゃないか、 と意気込んでいるのが 自分でもわかりました。 ところが、あるときに、 自分がほとんど 呼吸をしていないことに 気づきました。 さっさと終わりにしたい そんな自分がいたのです。 あわてて、息を吸うと 額の右側がジーンと熱くなって、 ズキズキいたむのです。 落ち着くと、 残り時間や、出題数が気になります。 「本当に終わるのだろうか」 「できるのだろうか」 とふいに気になりました。 「この結果によって採用が決まるのか」 そんなことが頭をよぎりました。 やがて問題が難題になってきました。 おなかのあたりがむずむずして、 落ち着かなくなりました。 椅子を何度もかけなおしました。 とにかく、時計が気になりました。 制限時間と残りの問題数がちらつきます。 気づくと、 「わたしだけだろうか、 こんなゆっくり回答しているのは」 誰かと比較しているのです。 そのうち、考えるのが面倒になってしまいました。 落ち着けば解けるのでしょうが、 気持ちが上滑りして 問題の表面だけをなぞっているのがわかりました。 そのうち、四択をいいことに かんで答えだしました。 それでも、エンドレスのように出てくる問題に とうとう、手が止まりました。 「もうやめよう」 「どうせいいや」 それでも何とかしようと 問題をゆっくり解こうとすると、 とうとう時間切れになりました。 とてもむなしく、 かつ不快な気持ちになりました。 自分が怒っているのがわかりました。 何に対してかよくわかりませんが、 ある対象に怒りを感じているのです。 勉強ができないのは、 能力がないからだとは思いません。 ペースがあわない。 人と比較する。 時間に追われる。 問題数に圧倒される。 あきらめかけたときに、 さらに時間と問題量に圧倒される。 こうした負のスパイラルが 勉強ができない、という暗示をかけるのです。 その中で もっとも強い影響力を示すものに 「怒り(悲しみ)」 があるような気がします。 「怒り」はやがて「悲しみ」から 「あきらめ」へと化学反応を起こします。 怒りは、先生や問題へ。 悲しみは、クラスや塾の仲間、親などに対して。 そしてあきらめは自分や今に対して。 それぞれ生じます。 勉強ができないという暗示= ペースの乱れ+制限時間+問題数 +怒り(悲しみ) わたしは(うちの子は)、勉強が出来ない、 と思っている方、(または親御さん)は、 自分の子どもや自分自身を 観察してみてください。 対象以外のものに 意識をとられている気がします。 そして、それらに対して 怒りや悲しみ、 あるいはあきらめのようなものを 感じてはいないでしょうか。 ================================== ♪ 編集後記 ♪ =================================== このテストのようなものを 本当に「学力」と呼び 全国一律に比較するのであれば、 わたしは学力の方向性が 根本的に違っているような気がします。 わたしの話で恐縮ですが、 数学の話は好きで、 よく本を借りてきて読んでいます。 計算こそできませんが 数学の自然を数字で表現しようという エレガントな世界がとっても好きなのです。 今、勉強が苦手だと思っている子に 必要なのは、 その怒りや悲しみ、あきらめを 感じる必要はないんだよ、 という周りの声のような気がします。 最後までありがとうございました。 -------☆☆☆--------☆☆☆--------☆☆☆--------☆☆☆--------☆☆☆


