ばなな先生の お気楽作文教室  RSSを登録する

表現したものを通して、自分の視点や自分とは何者かに気づく『自分科』という科目を提唱する著者が、「書く」ことによって、人生が変わることを訴えます。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/27
  • 部数 133部
  • メルマガID 0000237027
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2009/08/07

第128回 所得と学力の関係

☆―――――――――――――――――――――――――――――――――☆
 

 ばなな先生の

    おとなとこどものための
 
       おきらく 作文教室

                     No.128
                     2009.8.7


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 こんにちは、



「自分科塾ばなな」
 の講師
「ばなな」ともうします。
 

 本日もどうぞよろしくお願いいたします。
 



 このメルマガを書くにあたって

「教育時事問題は厳選して書く」
「時事問題はすぐには書かない」

 というわたしの中の約束事があります。



 特にイジメ事件、体罰や
 教職員の問題行動といったものは、
 一面では論ずることは、
 決してできない、と思っているからです。



 そんなわたしですが、
 先日、今春の全国学力調査から

「所得が高い家庭の子どもは、
 正答率が高い傾向がある」

 という文科省の分析には、
 書かずにはいられないものを
 感じました。




■□■  目次 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■    
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□    ♪ 所得と学力の関係  ♪                 □ 
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□                                                                 □
■    ♪ 編集後記 ♪                     ■ 
□                                 □  
■                                 ■
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    ♪    所得と学力の関係    ♪  


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 まず、話題に関して
 ネット上で紹介された記事を
 こちらに引用します。




 文科省は4日、
 親の所得格差と
 子供の学力格差に
 関する調査結果を発表し、


 高所得ほどテストの正答率が 
 高い傾向が見られることがわかった。

 
 この調査は、
 全国学力テストに
 参加した小6生の中から、
 約8000人を抽出し調べたもの。


 世帯収入と平均正答率(国語と算数)
 の関係を見ると、
 高所得ほど正答率も高い傾向があった。


 最も平均正答率が高いのは
 1200万円以上1500万円未満の世帯。
 200万円未満の世帯と比べると
 平均正答率に20ポイントの差が見られた。

 
 高学力の子供の親は本を読み聞かせたり、
 ニュースなどについて
 子供と話すなどしていたという。


 ただし、親の所得とは無関係に、
 そうしたことをやらせていた子供には
 一定の学力向上の傾向が現れた。


「アイビータイムス」より引用。



 
 この記事を読んでいると、
 お金がある親が、やっぱり
 子どもの教育にお金をかけられるのか、
 とうけ取れます。



 または、
 高学力は、金銭だけではなく、
 親子の熱意によって育てられるのか、
 ともうけ取れます。


 人によっては、
 教育がものすごく
 敷居の高い、めんどうなものに
 感じられます。
(反対にそうか、と
 手をたたく人もいるでしょう)




 わたしが最初に感じたのは、
 この学力テストに、
 以下のような傾向の問題が出題されたら
 どうなっていだろうか、という疑問でした。


・自分のやっている手伝いに関して
 工夫しているところや
 手際の良いところを教える。

・そのへんにある道具で
 三人でできるゲームを考える。

・学校から自宅までの帰り道で
 自分が感じた
 珍しいものや面白いものを紹介する。

・自分の生活の中で、実際に『算数』
 を使った経験とその対処方法を書く。
 
・誰かを喜ばせた経験を書く。

・近所の面白い人、ユニークな人を紹介する。

・自分の世話している
 植物や生き物について説明する。


 これらは一例に過ぎませんが、
 はたして同じ結果が出るでしょうか?



 このテストで、
 学力の高い、低いを論じる以前に、

「学力」と呼ばれているものが
 お金をかけることや
 親の努力や時間の運用によって
 獲得できるものを指すのか、
 ということを論じる必要が
 あるような気がします。


 


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  ♪ 編集後記 ♪


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 また、現在の学力のような
 数値化できる「分かりやすい指標」に、
 なぜ親御さんが傾倒していくか
 ということも考察する必要があります。



 過去の歴史をふりかえって、
 人々が「数値化されたもの」を好むとき、
 または、
「はっきりしたもの」へ固執するとき、


 その背後には「混沌とした状態への不安」
「漠然とした社会への不安や恐れ」
 があったといわれています。


 もし今回のことが、
 過去の歴史に類似したもの、だとすれば
 
 みんなが感じている不安。
 それは、何に対する恐れなのでしょう。


 
 わたしは、
 親である以上、
 誰もが子どもに「何かしてあげたい」
 と願っていると信じています。

 にもかかわらず、
 お金を出せる人とそうでない人がいる。
 

 こうした現実や願いをふまえた上で、
 この問題を考察して欲しい、
 とわたしは考えています。




 最後までありがとうございました。



      
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