ばなな先生の お気楽作文教室  RSSを登録する

表現したものを通して、自分の視点や自分とは何者かに気づく『自分科』という科目を提唱する著者が、「書く」ことによって、人生が変わることを訴えます。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/12/28
  • 部数 134部
  • メルマガID 0000237027
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2009/06/11

第116回 硬筆展に想う

☆―――――――――――――――――――――――――――――――――☆
 


 ばなな先生の

    おとなとこどものための
 
       おきらく 作文教室

                     No.116
                     2009.6.11


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 こんにちは、



「自分科塾ばなな」
 の講師
「ばなな」ともうします。
 

 本日もどうぞよろしくお願いいたします。

 



 先日、自分の作品のいいところを書く
「ほめほめカード」に
 こんなふうに書いた子がいました。


 小学校3年生の女の子です。


『〜がいいって、こばなわ先生が言っていました』


 その子は、20分以上何も書けず、
 困っていたようでしたので、
「君の〜はいいと思うけれど」
 と自分がいいと思ったところを話しました。

 

 とうとう、こういうことを書く子が、
 わたしの前に現れたか……。



 この出来事は、
 悲しさとか驚きとかを通り越し、
 自分に何か訴えかけている気がして
 なりません。


 
 
   

■□■  目次 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■    
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□    ♪  硬筆展に想う ♪                   □ 
■                                 ■
□                                                                 □
■    ♪ 編集後記 ♪                     ■ 
□                                 □  
■                                 ■
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      ♪   硬筆展に想う   ♪  


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 現在わたしが勤務している学校は
 すべて書写の時間、
『硬筆展覧会』に向けて
 取り組んでいます。



 わたしも書写を担当しているので、
 この指導を手伝っています。



 県内の子どもたちが
 同じお手本を
 視書します。
(学年によってお手本は違います)



 練習期間を経て
 校内の代表や地域の代表を選びます。



 県で優れている文字など
 たしかに大人顔負けです。



 学校によっては、
 放課後に練習したり
 保護者に校内の硬筆展を公開したりしています。




 この展覧会に選ばれるよう、
 子どもによっては、
 ものすごい努力を重ねます。




 審査の基準は、
「お手本に似ているかどうか」
 なので、とにかくお手本を
 よく見て書きます。




 整った文字を書く子にとっては、
 自分を表現するチャンスです。




 また、文字を
 じっくり落ち着いて書くいい機会です。
 みんな、じっくり書いています。




 しかし、中には、
 モチベーションがあがらない子もいます。



「どうせ上手くなれないから」
 子どもたちはそう言います。
「賞に選ばれない」
 そう言う子どももいます。

 

 高学年になると、
 上手い、ヘタの規準が、
 お手本に似ているか
 似ていないか、
 だと身にしみて感じているからです。
 

 また、そう感じる出来事も
 幾度となくあったのでしょう。
 


 仮に誰かが、
「味のある文字だ」
 とほめたとしても
 基準のひとつしかない賞が
 ある以上
 


 それ以外の作品は、
 その規準においては
 否定されてしまいます。



 わたしは、
 硬筆展を否定するつもりは
 ありません。


 
 しかし、
 一つしかない規準を頂点とする枠組みは、
 再考してもいいような気がするのです。
 
 


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  ♪ 編集後記 ♪


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 人によっては、
「賞は励みになる」
 という考えもあります。




 でしたら、
 自由参加にすればどうでしょう。
 自分の意志で参加すれば、
 賞にもれても
 それは学びとなるでしょう。




 あるいは、賞の規準を広げたり
 いろんな人に選んでもらったりしては
 どうでしょう。



 
 考えることで、
 創造性が生まれるような気がします。







 最後までお読みいただきありがとうございました。



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