2009/04/21
第108回 平らな土地はない
☆―――――――――――――――――――――――――――――――――☆ ばなな先生の おとなとこどものための おきらく 作文教室 No.108 2009.4.21 ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆ こんにちは、 「自分科塾ばなな」 の講師 「ばなな」ともうします。 本日もどうぞよろしくお願いいたします。 先日、二度目のまほろば仲澤自給自足塾が行われました。 お天気にも恵まれ、ありがたい二日日間でした。 農業シロウトですから、 聞くこと見ること、やることがすべて新鮮でした。 それだけではなく、 すべての行為が自然の理に基づいていることが 感動的でした。 明日、全国一斉の学力調査があります。 わたしは、調査をすることに 賛成でも反対でもありませんが、 はたして自然の理に沿った行為なのか、 一度考えてもいいのかもしれませんね。 今回は、そんな仲澤塾からのピックアップです。 ■□■ 目次 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■ □ □ ■ ■ □ ♪ 平らな土地はない ♪ □ ■ ■ □ □ ■ ♪ 編集後記 ♪ ■ □ □ ■ ■ ■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■□■□■□■□■□■□■□■ =================================== ♪ 平らな土地はない ♪ =================================== それは、 今回の塾で一番心に残ったことでした。 発芽して間もない稲を育てる 水苗代(みずなわしろ)をつくるために、 代かきした田んぼの一角を区切り、 苗箱を置く場所をつくりました。 箱が傾かないように土地をならすことにしました。 そこで、 「はしご」を引っ張って 土地を平らにすることになりました。 木のはしごにひもをつけ、 野球部などがよくやるタイヤ引きの要領で はしごを引くのです。 すると土地がならされるのです。 はじからはしごを引っ張り、 引き返そうとしたときのことです。 仲澤先生が引き返そうとしたわたしたちを 止めました。 何がおこったのか事情がつかめない わたしたちを横目に先生が言いました。 「田んぼの水を見てごらん。 こっちに流れてきているでしょう。 はしごを引き返してしまったら、 せっかく運んできた土が戻ってきて また高くなってしまうんだよ」 田んぼは水管理が命だ、 という言葉を わたしは、しょせん 教科書程度にしかきいていなかったのです。 恥ずかしくなりました。 それと同時に、 わたしは大きな忘れ物をしていたことに気づきました。 この世のどこを探しても 平らな土地などない、ということです。 わたしたちが平らだと思っている土地は、 土木関係者や建築関係者、農業関係者などの 多くの人の努力と 研ぎ澄まされた技術によってつくりだされたものでした。 そう考えているうちに、じつは、 わたしたちが当たり前のように使っている 「ふつう」という概念も 架空のものじゃないかと思えました。 わたしたちは「ふつう」になりたくて、 人と比べています。 また、「ふつう」でいたいから、 我慢をしたり無理をしたりします。 しかし、平らな土地がないのと同じように、 ふつうの人、というのもいないのではないでしょうか。 ================================== ♪ 編集後記 ♪ =================================== また、こんなこともありました。 稲の種子(もみ)は、 一度、五℃の冷蔵庫の中に入るそうです。 それは、田植えの後に遅い霜などで 万が一寒くなっても 稲が十分に耐えうるように、 もみにその寒さを教えるためだそうです。 もみはこの体験を学習し、 寒さへの耐性を学ぶのだそうです。 もしかすると、「失敗」という体験は、 わたしたちにとって『冷蔵庫』なのかもしれませんね。 再度宣伝です。 まほろば仲澤自給自足塾は、 有機農業を教えてくれます。 単なる技術だけに限らず、 様々な気づきを得られる場所です。 (単発での参加も大歓迎です。 お問い合わせは、メダカのがっこう Tel:0422-70-6647 Fax:0422-70-6648 e-mail:npomedaka@yahoo.co.jp までお気軽にどうぞ) 最後までお読みいただきありがとうございました。 ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★



