2008/08/26
第62回 書き出しについて
――――――――――――――――――――――――――――――――― ばなな先生の おとなと こどものための おきらく 作文教室 NO.62 2008.8.26 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こんにちは。 「作文教室ばなな」の講師 「ばなな」ともうします。 今日は、わたしの知人である 素敵なフォトグラファーを紹介します。 ロータスフォトグラファー 楽遊庵(らくゆうあん)さんです。 彼は、蓮をメインに四季折々の花々を 撮影しています。 彼の写真は「あるがまま」を感じます。 例えば、花を撮影するとき、 霧吹きなどを使って花に水滴をつけ、 画面を人工的にコントロールされる方がいます。 彼はそういった行為を好みません。 わたしが見ていると、 花と自分の思いが重なるまで待っているようにみえます。 対象と自分と環境の間に「調和」が生まれるまで 花々と無言の対話をしている気がします。 そこに撮り手のエゴはなく、 対象の最大限の美しさを引き出しているような気がします。 そんな彼の写真館に是非お立ち寄りください。 http://www.shop-online.jp/rakuyuuan/ 蓮の季節は終わりましたが、 来る秋に彩をそえてくれる写真たちです。 ■□■ 目次 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 1.書き出しについて 2.編集後記 ■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■□■□■□■□■□■□ -------☆☆☆--------☆☆☆--------☆☆☆--------☆☆☆-------- 1 書き出しについて -------☆☆☆--------☆☆☆--------☆☆☆--------☆☆☆-------- 早いところでは、 今週から新学期が始まっているようです。 その一方で、「夏休みラストスパート」 という方もいらっしゃいます。 宿題の作文、感想文は終わりましたか? おせっかいかもしれませんが、 このメルマガ59回に(これは62回) 読書感想文の書き出しを紹介しました。 また、作文の書き出しも 編集後記に紹介します。 よろしければ、ご活用ください。 作文が苦手、という子を見ていると、 書き出しで苦しんでいます。 書き出しを抜けると、 たいていすらすら書き続けてしまいます。 作文が苦手というより、 書き出しが苦手なのです。 本当は文章を書くのが好きなのかもしれません。 そこで、わたしの作文教室では 数十種類の書き出しを用意し、 気に入ったものを選んでもらっています。 もちろん、わたしの書き出しが 気に入らない場合もあります。 そうしたら、書き出しを書くだけ書いて、 カットすればいいのです。 あるいは、わたしのに似たようなものを アレンジすればいいのです。 わたしの作文教室はマネOKなのです。 ときおり、マネをこばみ、 ずっと原稿用紙とにらめっこをしている人がいます。 それが楽しければいいのですが苦しそうです。 そのフロンティア精神はすばらしいことです。 しかし、初めての作文、初めての読書感想文、 といった子にこうした傾向が多いのが気になります。 そして、自分は書けない、 と決め付けてしまうのです。 その決め付けが残念でなりません。 もしかすると、 「マネはいけません」 ということを言われているのでしょう。 ダンスや水泳は、 完全にまねです。 そこから時間をかけて 自分らしさをつくっていきます。 ですから 「わたしのやることをマネて」 と指導者から叱られます。 どうして感想文や作文は 完全オリジナルでなければならないのでしょうか。 書いたこともないのに独創性を出せ、 と言われるのでしょうか。 自然の摂理を利用して ものをつくっているわたしたちに 完全オリジナルがある、 と考えることはエゴなのかもしれません。 ところで、わたしがなぜ 書き出しをサポートすることにこだわるのか、 自分でもナゾでした。 自分が書き出しに苦労するからかな、 ぐらいにしか考えていませんでした。 ところがある日、あることに気づきました。 どうも「間」と関係あるのです。 前々回に紹介したあの「間」です。 書き出しがあることで 何もない空間が「間」に変わるのです。 間を認識した瞬間、 潜在意識はその間に対する解釈を求めるのです。 何かがきっかけになって 物事が生まれたり始まったりするのは、 きっかけが間を作り、 その間によって起点が生まれ、 考えたからなのです。 マネも同じです。 マネたことで 「それからどうする?」 という間が生まれたのです。 やっぱりマネOKなのです。 それでもでできてしまう個性が必ずあるのです。 「エアあやや」は「松浦亜弥」ではないのです(笑) ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆ 編集後記 ・今年の海はわたしにとって違う色のように感じられました。 ・たった一泊二日の旅なのに、わたしの中では 何かが変わったような気がしました。 ・わたしは今年の夏、あることをしようと決めていました。 ・わたしにとってこの出来事はきっと忘れられません。 ・やったぁ、またもどってきたぞ。わたしは一年ぶりに この場所に戻ってきたのでした。 ・旅行で出かけた〜は、〜みたいな所でした。 ・夏休みのある日、わたしはあまりにもたいくつで 仕方ありません。そこで〜をやろうと思い立ちました。 ・わたしはとつぜん、夏休みの思い出を作ろう、 と思い立ちました。そこである冒険を思い立ちました。 ・この夏のオリンピックでわたしが感動したシーンを 三つ紹介したいと思います。 ・これからオリンピックに感動してきゅうに〜を始めた わたしの話を紹介したいと思います。 ・わたしが夏休みに食べたものを紹介します。 思いつきのつたない書き出しですが、 とにかくこれが「間」を生み出します。 どうか、夏休み最後の一週間が 素敵なものでありますように……。 また、始まってしまった方、 始まったことを楽しまれてください。 発行人<「ばなな作文教室」講師「ばなな」=小塙 雅多加 >



