ばなな先生の お気楽作文教室  RSSを登録する

表現したものを通して、自分の視点や自分とは何者かに気づく『自分科』という科目を提唱する著者が、「書く」ことによって、人生が変わることを訴えます。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/08
  • 部数 132部
  • メルマガID 0000237027
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2008/08/04

第60回 夏休みは?

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 ばなな先生の
     おとなと
     こどものための
      おきらく 作文教室
                      NO.60
                     2008.8.4


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 こんにちは。
「作文教室ばなな」の講師
「ばなな」ともうします。
 
 


 読書感想文講座の第一期、
 先日無事に終了しました。



 お力添えいただいたすべての方に、
 心より御礼申しあげます。



 ありがとうございました。




 さて、いよいよ8月となりました。
 夏休みも中盤戦にはいりました。



 我が家でも、子どもたちは
 朝からまったりしていたり、
 兄弟げんかがあったり、
 とにぎやかです。


 
 あのけんかの声は、
 どうして暑さにマッチするのでしょう(笑)。


 つい、ムッとしてしまうこともあります。
 

 早く夏休みが終わればいいのに、
 とこぼしたくもなります。


 そんなわたしどもの声を聞いたのか、
 新聞を見ていたら、
「夏休み短縮」
 という記事を見かけました。


 理由は、時数確保、
 そして学力保障だそうです。
 

 確かに、親としては
 毎日けんかしているのを見ているのは
 暑苦しいので朗報かもしれません。



 でも、本当にそれでいいのでしょうか? 




 今日はそんなお話をしたいと思います。






■□■  目次 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■    

  
 1.夏休みは?

 2.編集後記


                    
■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 
 
     
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   ◆	1 ◆   夏休みは? 



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 夏休みが終わると、
 がらりと変わる子がいます。


 以前は、
 どうしてそうなるのかよく分かりませんでした。



 一ヶ月も会わないから?
 夏は成長する時期なのかもしれない?
 などどいろいろなことを考えてみました。



 どうも、
「間」ということが関係しているようです。



「間」とは時間や空間において何もない場のことです。


 書道をしている人がおしゃっていました。

 よい書とは、文字の美しさそのものというより、
「間」の使い方の上手さにある、と。



 わたしたちは、書を見るとき、
 文字だけを見ているような気がします。


 ところが実際は、余白の白いところを見て、
 この文字がうまい、バランスがいい、
 と判断しているようです。


 そういえば、
「間」が悪い、「間」が抜ける、「間」違い
 確かに、「間」に関する言葉はたくさんあります。


「間」という何もない空間が、
 じつは有を生み出しているのです。
 

 夏休みは、子どもにとっての大きな「間」です。



 この間を利用して、子どもたちは、
 自ら考え、自らを成長させているのです。


 間があることで、思考し、行動しているのです。
 たとえ、けんかなどという表現方法であっても(暑苦)


 学力の一つに
「間」を利用した思考
 というジャンルが確立されたとき、 


 いかに夏休みを短縮させることが無意味なのか、
 わかるような気がします。


 また、教師は夏休みがあってずると、という風評があります。
 

 その理由は、自身の休養もさめことながら、
 子どもにある「間」を理解し、共感するためです。


 現在、出勤日を増やしているようすが、
「間」を解さない「わびさび」のない
 暮らしにならないようにしてほしいものです。



 ちなみにわたしは、
 夏休みのだれもいない学校をぷらぷら歩く、
 そのときのむっ、とする空気や静けさが
 とても好きでした。 



 ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★☆☆ ☆☆★★ 

 

    編集後記

 

 先日、「がんばれ、さつまいも」の話を聞きました。



 言葉かけの違いで、
 水の結晶の出来具合が違う
 という話を聞いたことがあると思います。


 江本勝先生の「水からの伝言」という著書でも有名です。


 例えば、「ありがとうございます」という言葉かけをすると、
 バランスのよい、形の整った美しい結晶が生じ、
 
 心無い言葉をかけると、
 結晶がぐちゃっとしてしまう、というやつです。

 言葉の力、言霊です。



 これと同じことをさつまいもで実験した方がいらっしゃいました。
 片方の培養皿にありがとうございます、という文字を書き、
 さらに積極的に「ありがとう」と言葉かけをしました。

 
 もう一方は何もしません。この二つを比較したのです。


 ありがとうございます、という言葉かけをしているほうは
 すくすくと成長しました。


 そこで実験者は、反対ののさつまいもに
「がんばれ」という言葉をかけたそうです。

 
 すると、そちらは、ほどなくして枯れてしまったらしいのです。


 見せていただいた写真には、
 くさりかけた種芋としおれた葉が
 すくすく育っている「ありがとうございますさつまいも」
 と並んで写っていました。


「がんばれ」という言葉は現在否定のようです。
 今の自分は、ここにはいない、という意味でもあるようです。



 わたしたちは夏休み、子どもたちに
 この言葉を連発していないでしょうか?
 

  
  発行人 <「ばなな作文教室」講師「ばなな」=小塙 雅多加 >


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