第49回 モンスターペアレントと学校裏サイト(その2)
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ばなな先生の
おとなとこどものための
おきらく 作文教室
NO.49
2008.5.22
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こんにちは。
「作文教室ばなな」の講師
「ばなな」ともうします。
アメリカの社会学に
こんな面白い実験がありました。
ある人あての手紙をわたし、
この手紙をかわりに届けて欲しい、
と依頼するのです。
驚いたことに先方の住所は書かれていません。
おまけに相手は知り合いどころか
顔さえ知りません。
ただ相手の職業と名前が表にかかれただけの手紙です。
このようにして手渡された手紙など
決して届かないと思いますが、
予想に反して、何通かの手紙が届いたのです。
そのルートを調べると、
平均して6回のつながりがあったそうです。
渡した人、受け取った人以外に、
平均、四人のもとに手紙がいった、ということです。
そして、最後の二段階はほぼ三人の人に限定されていく、
というのです。
びっくりです。
世界中の人が6段階でつながれるのです。
友達の友達の友達の友達の友達の友達の友達は、
世界中の人々になるのです。
特に、めったに会わない知人、
遠くにいる知人といった存在が
このネットワークを進化させるそうです。
ばなな先生のメルマガ、面白いよ(笑)
と六段階のつながりで伝わると、
世界中の人が認知することになるのです(笑)。
そう考えると、世界は狭いです。
今回も最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。
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目次
1.モンスターペアレントと学校裏サイト(その2)
2.編集後記
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モンスターペアレントと学校裏サイト(その2)
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先ほどの話は、
メルマガの宣伝ではなく、
ネットワークのシステムを説明したものです。
病気、流行、経済、情報
すべてこのシステムを切り口に見ていくと、
説明ができるようです。
じつは、感情もこのシステムで人から人に伝播していきます。
知人の幸せは、知人の幸せではなく、
そのネットワークを通してみんなに広がるわけです。
反面、知人の怒りもそのネットワークを通してみんなに伝わります。
学校裏サイトに表現されているものは、そのネットワークです。
そして、ネットワークの終焉は
先ほど『三人に限定される』と書きました。
三者。
それは、生徒、保護者、先生です。
先生の『怒り』は、クラス全体に伝わります。
保護者の『怒り』も全体に伝わります。
ネットやサイトなどの媒体はそれを加速度的に進めます。
遠くの知人、めったに会わない知人が参加するからです。
学校裏サイトが広まるのは、
学校に存在している多くの人の怒りが具現化しているだけにすぎないのです。
サイトをなくすことで問題は解決しません。
例えば、鍵になるのは「三人」ですから
そこを見つけ出し、問いただせばいいわけです。
ですが、サイトそのものに怒りをもちこむことは、
そこに新しい怒りを生み出すからです。
わたし自身が教壇に立っていたからわかります。
わたしが感情的なとき、子どもたちもまた、感情的になりました。
先生が、自分を許すこと、今の自分を受け入れること。
ありのままの自分で教壇に立っていい、ということ。
自分の好きなことを子どもたちとしていい、ということ。
そして、自分自身を一ミリ一秒のスピードで『見る』ということ。
モンスターペアレントと学校裏サイト。
問題の解決に必要なものは
「愛」なのかもしれません。
制度でもシステムでも、
ましてや抑え込む力でもなく、
「愛」
前回紹介した本には、
このように書かれています。
―がんと闘うのではなく、理解すること。
自我が永遠の命を求めてあがいている
その姿を見つめる。
がんも人も永遠の命を物質の中に求めている。
そんなところには見つからない。
中身と形を取り違えている。―
自我を捨てなさい。
この本はそう書いています。
親と闘ってはいけない、
わたしは、そう思います。
自己の『怒り』が
別の場所で別の形で表現された、と
冷静に見つめることです。
―自我を捨てるのは大変だ。自我を捨てたら、
何も残らない、という不安がある。
自我と自分を同一視しているからだ。
自分を少しずつ開いていけば、
全体は自分の一部だと感じ、
全体の責任を引き受けることができる。―
そのためには、表現されたものを通して、
自分の「視点」に気づくことです。
他者のフィードバックを聞き、
それが自分にもあることを感じ取るのです。
―がんを治す薬は「愛」である。
愛は外界との境界をとりのぞき
意識の中で正反対のものがとけあって
一つになる。
がんは、まちがった愛だ。
統合や全体性を物質レベルで
行おうとしている。
これらは意識の中だけで
実現されるものだ。
どんなに努力しても物質レベル
では、いさかいをとりのぞくことは
できない。統合などされない。
それは、物質が意識に対する
影だからである。―
教育の問題を解決するのではなく、
そこに関わる人たちを見つめること。
フィードバックを聞くこと。
わたしたちは世の中を語る前に、
自分を『見る』ことから
はじめる必要があるのかもしれません。
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編集後記
がんに唯一侵されない場所
それは心臓です。
がんは、真実の愛のみを
尊重します。
真実の愛。
その象徴が心臓のようです。
ご意見、ご感想はこちらまで
A.kobakichi-w@nifty.com
ご縁に感謝いたします。
発行人 <「ばなな作文教室」講師「ばなな」=小塙 雅多加 >


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