大学講義ビジネスレター入門  RSSを登録する

大学の講義をご自宅で受けていただきたい、そんな思いを体現したマガジンです。タイトルどおりビジネスレターがメインですが、背後の貿易実務の解説や英語の解説も行なってまいります。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/07/26
  • 部数 129部
  • メルマガID 0000236165
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2007/08/25

命令と依頼

前回に引き続き、ビジネスレターの基本的なことがらについて
説明してまいります。
今日のテーマは命令と依頼についてです。

● 命令と依頼の線引き

例えば「カタログを一部お送りください」という短い文章ですが、
これを英語に訳す場合、さまざまな表現があります。

 ・Send us a copy of your catalogu.
 ・Please send us a copy of your catalogue.
 ・Will you please send us a copy of your catalogue.
 ・Would you please send us a copy of your catalogue.
 ・We shall be pleased if you will send us a copy of your catalogue.
 ・We should be pleased if you would send us a copy of you catalogue.で

いずれも文法的には何も問題ありませんが、ただビジネスの現場で一番目の
表現を使うと支障が出ることは容易に判断できます。確かに命令文の作り方
として、動詞の原形でかき始めるということを中学で習いましたから、
文法的にはなんら問題ありませんが、状況的にまずいですね。
それでは、上記の例文のどこまでが命令のニュアンスが濃く、どこからが
依頼になるのでしょう?

そもそもビジネスレターの目的の一つは相手に行動を起こしてもらうこと
にあります。その場合、押し付けがましい頼み方をしては思うような
行動をとってもらえません。
そこで、相手が威圧感を感じないで動いてくれるような頼み方をする
必要があります。その決め手は、相手が'No'と応えやすい頼み方をして
いるのかどうかという点にあります。
すると、上記の例文では、仮にPleaseが付されていても、必ずしも
依頼にはなっていない、結果的には命令と同じ文章があるということが
理解できると思います。二つ目から四つ目の文章がそうですね。

5番目と6番目の文章は「もし、カタログを一部お送りいただきましたら
ありがたいのですが」という意味ですから、命令ではなく依頼の文章です。
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