2007/08/25
命令と依頼
前回に引き続き、ビジネスレターの基本的なことがらについて 説明してまいります。 今日のテーマは命令と依頼についてです。 ● 命令と依頼の線引き 例えば「カタログを一部お送りください」という短い文章ですが、 これを英語に訳す場合、さまざまな表現があります。 ・Send us a copy of your catalogu. ・Please send us a copy of your catalogue. ・Will you please send us a copy of your catalogue. ・Would you please send us a copy of your catalogue. ・We shall be pleased if you will send us a copy of your catalogue. ・We should be pleased if you would send us a copy of you catalogue.で いずれも文法的には何も問題ありませんが、ただビジネスの現場で一番目の 表現を使うと支障が出ることは容易に判断できます。確かに命令文の作り方 として、動詞の原形でかき始めるということを中学で習いましたから、 文法的にはなんら問題ありませんが、状況的にまずいですね。 それでは、上記の例文のどこまでが命令のニュアンスが濃く、どこからが 依頼になるのでしょう? そもそもビジネスレターの目的の一つは相手に行動を起こしてもらうこと にあります。その場合、押し付けがましい頼み方をしては思うような 行動をとってもらえません。 そこで、相手が威圧感を感じないで動いてくれるような頼み方をする 必要があります。その決め手は、相手が'No'と応えやすい頼み方をして いるのかどうかという点にあります。 すると、上記の例文では、仮にPleaseが付されていても、必ずしも 依頼にはなっていない、結果的には命令と同じ文章があるということが 理解できると思います。二つ目から四つ目の文章がそうですね。 5番目と6番目の文章は「もし、カタログを一部お送りいただきましたら ありがたいのですが」という意味ですから、命令ではなく依頼の文章です。


