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2009/06/26

発達障害と子育てのQ&A「『恥ずかしい』という気持ちを育てるには? 後」

このメルマガでは、発達につまずきをもつ子どもの子育て、保育・教育に関する悩
みごとに、現場で子どもの指導・相談にあたっている専門職がお答えしていきます。
また子育てや指導・相談に役立つ公開研修会、月刊誌等の情報も、合わせてお届け
します。

早速ですが、
前回のテーマ「『恥ずかしい』という気持ちを育てるには?」の後半です。

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Q:「『恥ずかしい』という気持ちを育てるには? 前」   
自閉症と重度の知的障害をもつ娘のことでご相談します。  
娘は今年中学二年生になり、だいぶ女性らしい体つきになってきました。
行動面も落ち着いて、成長を感じています。
しかし、人前で足を広げたり、
下着の中に手を入れたりすることがたびたびあります。言って聞かせると、その場ではやめるのですが、少しするとまた同じことを繰り返します。  
今は、スカートをあまりはかせないようにすることと、
その都度、親が注意をするという対応をとっておりますが、
「こういうことをしたら恥ずかしい」、「〜したらみっともない」ということを
本人に自覚させるのは無理なのでしょうか? 
体も大きくなり、周りの目(特に男性)が気になります。
また、性犯罪に巻き込まれる恐れもあり心配です。
「恥ずかしい」という気持ちを育てる方法や、教え方があればぜひ教えてください。       
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A:  
もう一つのポイントは、声かけの仕方です。
注意をするときに手が入りそうになったら「恥ずかしいよ」と、声をかけて事前に止めます。
動きとことばを結びつけていきます。
何回も言われていると「恥ずかしい」ということばと
「手を入れない」ことが結びついていきます。
なかなか応用がききにくいことはありますが、
「分からない」と思わずに声かけと事前に止めることを続けてほしいと思います。
手が入りかけたときに、ことばだけで事前に止まるようになったお子さんもいます。
また、身なりがきちんとしていたら(あくまでも「きちんと」が大前提ですが)、
「すてきだね」「きれいだね」「かわいいね」などのことばも使ってほしいと思います。  

日々の暮らしの中でできること  

「人前で足を広げる」とのことですが、確かにズボンをはかせていれば、
下着が見えることはありません。
彼女が意識することはなく、周囲の大人も安心してしまうようです。
スカートをはいていれば、まず親御さんが意識をして注意をすることが増えますね。
彼女自身も意識して足を閉じる機会が増えることが、練習になります。
また、食事中や課題の時間のときなどに、
ひざとひざの間に握りこぶし大くらいのぬいぐるみを挟んで、
落とさないように練習してもらうことがあります。
太ももがパタンと開かないように必要な筋力をつけ、意識を持続させます。  
その他の生活面では、マナーよく過ごしているでしょうか。
床におしりをベタっとつけて座らず、正座か横座りをする。
着脱では、下着姿にならないように着替える。
すそを入れ、襟を直す。洋服をきれいにたたむ。
入浴後、裸でウロウロしない。
食事では……など、日々の生活習慣から気をつけさせるマナーがあると思います。
一つ一つの生活動作からも身だしなみは現れてくるのではないでしょうか。 
行動面が落ち着いている今だからこそ、いろいろなことが教えやすいと思います。
ぜひ、取り組んでみてください。


回答者:井上 智佳(言語聴覚士・社会福祉士) 埼玉大学教育学部卒。(社)発達協会南指導室科長。
*2007年度発達教育4月号に掲載されたものです。

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●公開研修会のお知らせ

 <実践セミナー・実技講座・秋のセミナーの詳細が決まりました>

今年も、発達障害への理解や支援をテーマにした公開研修会を、
7月から10月にかけて24講座、開講いたします。
詳細はこちらのサイトから。→http://hattatsu.or.jp

実践セミナー:2009年7月22日〜8月4日
秋のセミナー:2009年10月4日、17日、18日、24日、25日

会場:東京ファッションタウン(TFT)ビル東館9階研修室(東京都江東区)
定員:各講座約150〜300名
主催:(社)発達協会


●月刊発達教育のお知らせ

7月号の特集は、
「人とやりとりをする中で、ことばを学ぶ」です。
ことばは話すけれども、人とのやりとりが難しい子どもたち。
しかし、人とやりとりをする中でことばを学んでこそ、
生活の中でことばを生かすことができるはず。
そこで、7月号の特集では、やりとりの幅を広げてくれる疑問詞の学習と、
コミュニケーションを成り立たせるための支援というふたつの視点から、
ことばとコミュニケーションの力を育てる方法を考えます。

B5判40ページで年間購読料4,200円(税・送料込み)。
お申し込みはこちらのサイトから→http://hattatsu.or.jp


●アウトサイダー・アート展のお知らせ
『変容−メタモルフォーゼ』
普段私たちは、モノには決まったカタチがあるように思っていますが、
よくよく見るとひとつひとつのモノの中から見慣れない形が立ち上ってくることがあります。
地域の町工場を再生したギャラリーと、
【アール・ブリュット】【アウトサイダー・アート】とよばれる作品のコラボレーション。
カタチをとらえる方法の限りない自由さをお楽しみ下さい。
この展覧会では、(社)発達協会と(社福)さざんかの会が、
十数年にわたり開催してきた知的障害のある子ども〜青年のアトリエ
『いきいきくらす(旧造形教室)』で生まれた作品群の中から一部をご紹介します。
また、絵本作家でアウトサイダー・アートの普及に尽力されている
はたよしこ氏などを講師に迎え、ギャラリートークやワークショップといった各種イベントも開催します。
アウトサイダー・アートグッズもご用意してお待ちしております。
障害の有無を超え、多様な感性が交差する新しいアートの世界に、是非一度足をお運び下さい♪

期 間:2009年5月30日(土)〜7月12日(日)  金土日のみ
金  pm3〜7:30  /  土・日  am11〜pm5
会 場:Gallery Café 三富製作所
台東区日本堤2-37-1
(日比谷三ノ輪駅下車、土手通りを吉原大門方面へ徒歩5分、明治通りを越えて三ノ輪一丁目交差点左折、左側一つ目の角)
入場料:800円(オリジナルタンブラー、ドリンク付き)

イベント:
■ワークショップ『みんなで絵をかこう』 5/31(日)・6/21(日)・7/11(土) 【am10〜12】
ナビゲーター ウラベノリコ(いきいきくらす講師)
参加費2000円(画材代等諸費用、展覧会入場料込) ※要予約

● 事前申し込み、お問い合わせ

社会福祉法人さざんかの会 
Tel 03-5963-6090  E-mail pegasus2@hattatsu.co.jp





ここ2、3日、梅雨の合間に見え隠れする猛暑・・・。
じっとしていても、汗が出てきて体がベタベタしますね。
夏が迫ってきたなぁという感じがします!

夏のセミナーでは1ヶ月を切った講座もあり、
セミナー準備などに追われる日々。
また、毎年夏には、子どもたちをつれて合宿に行くのですが、
その準備もあり、バタバタしている毎日です。

夏の訪れは、嬉しいような、憂鬱なような・・・
少し複雑な心境です。

暑さで食欲も減退しますが、
体調を崩さないように、夏を迎えられるといいですね☆

ではまた♪
担当はtimyでした。


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発行:(社)発達協会 http://hattatsu.or.jp
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