2009/11/19
■こころの発達14【幼児期(1歳半~4歳)3】【絵画によるメールカウンセリング】
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心理カウンセラー 高間しのぶ の【絵画によるメールカウンセリング】
No.126 [2009年11月19日]
毎週発行
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http://www.solea.main.jp/
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こころの発達については、一般的な話ですので、各個人では時期も内容も異な
ってきてあたり前です。両親から得られなかったものを周囲から吸収しながら、
発達の危機を乗り越えてこられた方も多いかと思います。また、大人になって
から幼児に得られなかった未完の感情を処理できた方もおられるでしょう。
現在、精神的な症状でお悩みの方は、ご自分の危機がどの時期にどのように存
在しているのかを理解するために、カウンセラーの方は、クライエントさんの
悩みがどの時期に固着しているのかを理解するために、この記事を利用してく
ださい。
今回は、幼児期の3回目です。
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■こころの発達14【幼児期(1歳半~4歳)3】
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今回は、幼児期前期(1歳半~3歳)に獲得する二つ目の能力の続きです。
二つ目の能力とは、「自己主張の獲得、怒りを納める能力」でした。
さて、怒りとは生理的な感情です。自分の意思でコントロールするものではな
いし、学習して身につけるものでもありません。人間の根底の感情なのです。
ですからコントロールするのでなく、それを幼児がどのように自己主張に結び
つけていけるかが重要なのです。それがうまくいくと、怒りが起きてきたとし
ても、自分の個性として表現することができるようになっていきます。
怒りとは欲求が満たされないときに出てくるものです。自分の安全が脅かされ
たときに出てくるものです。電車の中で足を踏まれたときにムカッとくる、あ
の安全が脅かされた感じです。この種の危険が、欲求不満の大きな素になって
います。
このとき、相手から「すみません、大丈夫ですか」と謝られると、怒りはすっ
と消えます。これは怒りが相手の謝罪の中に吸収されたからです。自分の安全
が侵されたために出てきた怒り、つまり欲求不満が、相手の謝罪によって正し
い納まり場所へ納まったのです。謝罪だけでは納まらなくて、いつまでも不満
に圧倒されている人、つまり切れやすい人は、何か別な問題があるのです。
幼児期の怒りで一番ポピュラーなものは、「おんぶしてー、だっこしてー」と
外で泣きわめき散らす怒りです。このとき、まず大切なことは、子どもの欲求
に焦点が最初にあたることです。「そうだね、おんぶしてほしいよね。」これ
が最初です。親は、この気持ちを自分の身体の中心で感じることです。自分の
お腹の中にその気持ちを沈みこませたあと、「でもね、お母さん、いっぱい荷
物もってるからね。」という話をして躾けるのです。
ともすると躾けが先に立ってしまいますが、まず子どもの気持ちを自分の中心
で受け止めることが先です。このメリハリがうまく回るようになってくると、
子どもの自己主張も洗練されたものになっていきます。
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子どもは生命力があふれています。
特に障害を持った子どもの「生きたいんだよお!」という思いは、周囲のもの
に強大な圧迫力として伝わってきます。
その生命力で訴えられると、親のほうの何かが刺激されて、知らず知らずのう
ちに怒りのようなものが沸いてこられる方もいると思います。
そのような訴えを子どもの頃に自由に表現できなかった環境に育った親などは、
不幸にして、そのような感情を持ちやすいでしょう。
しかし、この「親側の怒り」ですが、この怒りは沸いてきてもいいんです。在
ってもいいんです。抑えることはないのです。
そして、自分がその怒りに圧倒されそうになっている場所に、じっとしている
ことです。
じっとしているというのは、その怒りを持つ考え方を否定しているわけではあ
りませんし、抑えていることではありません。
自分が怒りをもたざるを得なかった過去のいろんな出来事が思い出されてくる、
その嵐の中で両足に力を入れて、腹をすえて、飛ばされないように立ちつくし
ていることです。辛い作業ですが、親側の怒りは、こうすることでご自身の糧
となっていくのです。
絵画を使った相談もお待ちしております。
高間しのぶ(心理カウンセラー)
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